フィギュア・グランプリシリーズ第2戦「スケートカナダ」男女シングル結果!難病を克服した三原舞依が4位に!

2021年10月31日15時26分スポーツ
@テレビ朝日

10月31日、フィギュアスケートのグランプリシリーズ第2戦「スケートカナダ」の2日目、男子シングル、女子シングルのフリープログラムが行われた!男子はネイサン・チェン、ジェイソン・ブラウンのアメリカ勢が1,2フィニッシュ!女子はロシア勢が3位を独占!日本選手は三原舞依が4位、樋口新葉が3回転半を決めて6位、河辺愛菜は9位!男子は山本草太7位、田中刑事10位!特設サイトには関連動画が公開されている。



6カ国を転戦するGPシリーズの成績上位6名のみが「GPファイナル」に進出し世界一の座を争うグランプリシリーズの第2戦、スケートカナダが現地時間10月30日から開催された。31日の2日目に行われたのはすべてのカテゴリーのフリープログラム。女子ショート7位だった三原舞依がフリーでは3位となり、総合で4位まで順位を押し上げた。ショート5位の樋口新葉、12位の河辺愛菜はともに3回転半を降り、6位、9位となった。男子は山本草太が7位、田中刑事は10位となった。

男子シングルではスケートアメリカから1週間で立て直したネイサン・チェンが4回転を6つから4つにするプログラムに変更して、ジャンプはほぼミスなくトップとなった。ショートとの合計で300点超えで、ファイナルへの出場が当確となった。ジェイソン・ブラウンがジャンプのミスがあったものの柔軟性を十分に活かした美しい演技でショートの順位2位を守り、アメリカ勢が1,2フィニッシュとなった。3位にはショートからの挽回をはかったロシアのエフゲニー・セメネンコが入った。ショート7位だった山本草太は冒頭の2本の4回転をミスしてしまったが、後半に立て直し、ショートの順位を守った。ジャンプのミスがあったもののスケーティングでは山本らしい素晴らしい滑りをみせた。ショート6位から更なる上位を目指し、オリンピックの連続出場を狙う田中刑事だったが、山本同様に2本の4回転をミスしてしまった。後半のジャンプもややミスがでてしまったが、ステップ、スピンではオールレベル4をとる滑りを見せた。ジャンプでのミスが響き、10位に終わった。

女子シングルは、またまたロシア勢が上位を独占した。ワリエワが4回転を3ついれる男子並みのプログラムで合計点265.08という脅威の点数をたたき出した。2位にはトゥクタミシェワが3回転半を2度綺麗に決めてショートの順位をまもり、コストルナヤはショートの点差があり、三原をかわして3位となった。

3季ぶりにグランプリシリーズに出場した三原舞依がジャンプは見事にノーミスで決め、スンステップもすべてレベル4をとり、見事に「妖精」を演じきった。穏やかで見ている人を優しい気持ちにさせる三原の滑りに全世界の人々も魅了された。フリーの点数は142.12となり見事にロシア勢の一角に入り込んだが、ショートの点差によって総合では4位となった。ショートで5位だった樋口新葉は冒頭で3回転半を決めた。コンビネーションの3回転ルッツが抜け、最後のジャンプでリカバリーをして135.86点を出し、総合で6位となった。また、ショートで12位と出遅れた河辺愛菜だが、3回転半を決めて、その後のジャンプもほぼノーミスで演技し、自身の誕生日を飾る自己ベストを記録して9位に順位を上げた。

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