亀、女の情念に激震!NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」第11話、鎌倉殿誕へ!第10話ネタバレあらすじ

2022年03月14日21時00分ドラマ
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ついに“鎌倉殿”誕生!頼朝(大泉洋)激怒のわけとは?NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(総合午後8時~、BSP、BS4K午後6時~)3月20日(日)放送の第11話「許されざる嘘」あらすじ、前回第10話「根拠なき自信」のネタバレあらすじを紹介、予告動画は番組公式サイトで公開している。NHKプラスで1週間見逃し配信、NHKオンデマンドでも配信中。



3月13日放送の第10話では江口のりこ演じる亀が侍女として入った八重(新垣結衣)の過去を知り、さっそく頼朝の元へ召喚!わざと自分と頼朝の仲の良いところを見せつける女の情念むき出しの亀の恐ろしさが露呈する傍ら、突然目の前に現れた八重に驚く大泉“頼朝”の鳩が豆鉄砲を食ったような顔が笑いを誘った。八重は頼朝と亀のラブシーンを目撃し撃沈・・・。そうとも知らず、義時(小栗旬)は八重に猛アプローチをかけては空振りを食らった。

一方、菅田将暉演じる九郎義経は根拠なき自信で周囲を圧倒。怖いもの知らずの小僧の戯言と思われたが、その聡明な頭脳は誰も考えつかなかった戦略を生み出し、義時を感服させた。そして頼朝を苦しめた大庭景親(國村準)がついに絶命。死に際、上総介(佐藤浩市)に遺した「あの時、頼朝を殺しておけばとお前もそう思う時がくるかもしれんの。上総介」という言葉が今後の伏線となるのか。それぞれの思いが交錯する中、頼朝の元には義弟らが集まり、平家討伐に向けて着々と歩みを進める回となった。

そして3 月20日放送の第11話では、鎌倉の御所が完成し、坂東武者に平家の旧領を与えるなど関東で着実に基盤を固める様子が描かれる。そして頼朝をトップに据える独自政権がスタート、頼朝こと“鎌倉殿”が誕生する。予告では「口が過ぎるぞ!小四郎!」と義時を叱責する頼朝の姿も・・・。タイトルが意味する「許されざる嘘」とは何か?それぞれの領地を治めていた豪族たちが頼朝の元、御家人として新たなスタートを切ることになるが、同時に男たちのプライドと権力をかけた戦いの火ぶたが切って落とされる。

■バイプレーヤー・宮澤エマの実依に注目
皮肉屋で揚げ足取りだけど、誰よりも家族の幸せを願う北条家の愛すべき末っ子、実依。後に阿波局となり鎌倉幕府の政局を揺るがすほどの影響力を持ち、混とんとした勢力争いの中を生き抜くたくましい女性だ。演じているのはNHK連続テレビ小説「おちょやん」(2020年)で注目を浴び、今回初の大河ドラマ出演となる宮澤エマだ。ミュージカルを中心に活動し、今年3月に放送される「津田梅子~お札になった留学生」(テレビ朝日)にも出演が決まっている実力派女優。三谷作品ではウェブドラマ「誰かが、見ている」(2020年)に出演しコミカルな演技で異彩を放った。

今回、「鎌倉殿の13人」に出演するにあたり、三谷から「阿波局をたくましく明るく生きてほしい」とリクエストを受けたと明かす宮澤。演じる実依は、子供のように明るく、いたずらっ子で憎めないキャラクターだ。実際、子役がやる可能性があったという実依役だが、宮澤が見事に息を吹き込み、今やなくてはならない存在になっている。そんな実依だが、第10話では頼朝の義弟・全成に好意を寄せる可愛らしい姿が描かれた。荒々しい坂東武者と共に激動の時代を生き抜いた女性、実依の今後の人生からも目が離せなくなりそうだ。

■前回(第10話)ネタバレあらすじ
源義経が兄・頼朝の挙兵を聞いて奥州から駆け付けてきた。彼は6年間奥州平泉で暮らしており、義経はさっそく藤原秀衡(田中泯)に援軍を送るよう手紙を書いていた。しかし、秀衡のもとには平清盛(松平健)からも協力を仰ぐ手紙が届いており、秀衡はどちらの手紙にも、承知したとだけ返事をするのだった。その頃、清盛は頼朝追討のための指揮を自らとることを決め、それを聞いた後白河法皇(西田敏行)は祈祷をすると約束する。しかし、法皇は怪しい僧侶、文覚(市川猿之助)を呼び出し、清盛を呪い殺そうと企むのだった。

その頃、鎌倉では大庭影親が捕らえられ首をはねられた。伊東祐親(浅野和之)、伊東祐清(竹財輝之助)、八重は三浦の館に預けられ、八重はそこから御所通いをしていた。義時はそんな八重に何かと気にかけていたが、八重は義時の気持ちを迷惑と感じていた。政子(小池栄子)は御台所と呼ばれるようになり、人と会う機会が増えて行った。いつかは京に上ることもあるだろうと、りく(宮沢りえ)は都から兄の牧宗親(山崎一)を呼び寄せ政子の教育を始めるのだった。

その後、政子のところには頼朝の異母弟・源範頼(迫田孝也)が挨拶にやって来た。それから義経がやって来て、母も姉妹も知らない義経は政子の膝の上で寝転び甘えるのだった。それから頼朝の部屋に範頼、全成(新納慎也)、義経の義兄弟が集まった。頼朝にとって血の分けた兄弟は心強い味方であり、あとは近江にいる義弟、義円を残すのみとなっていた。義経はいち早く京に上り清盛の首を獲ろうと意気込むが、頼朝は坂東での地盤を固めるため常陸の佐竹義政討伐に乗り出すことにしていた。

一方、台所では実依から八重の正体を聞きだした亀が、八重に酒を持ってくるよう指示を出していた。八重は亀に言われるがまま頼朝の部屋まで酒を運び、部屋に入るよう亀に言われたので中に入ってみると、頼朝と亀が寄り添っている様子を目の当りにしてしまった。頼朝も八重が侍女として現れたので驚いたが、八重も2人の仲にショックを受けてそれから体調を崩し御所通いを休んでしまった。

その後、頼朝は佐竹義政の討伐に出陣した。戦を回避するために、交渉役として上総広常が義政の元を訪れた。しかし義政の挑発に乗った広常は思わず斬ってしまい、佐竹勢は金砂山に立てこもってしまった。金砂山には正面に佐竹の軍勢、後ろは崖になっていて攻め込むのは困難。考えあぐねる頼朝勢の中で、義経は斬新な戦法を披露し周囲を驚かせた。義経が戦いの準備に取り掛かろうとした矢先、広常が敵方に通じ砦の守りを解かせたと朗報が入り、頼朝軍の勝利となった。

義経は功名を残せず苛立っていたが、鎌倉に戻り政子の膝枕と労いの言葉でやっと落ち着くことができた。一方、八重の見舞いで三浦の館を訪れた義時は、頼朝が草陰に隠れているところを発見する。仮御所に戻った頼朝は、義時が八重に惚れていることに驚き、2人の仲を取り持つと言い出し義時を焦らせた。そこに義時と頼朝の会話に割って入る一人の若い僧が現われた。その僧は、頼朝の異母兄弟の義円(成川)だった。

■第11話「許されざる嘘」あらすじ
鎌倉では、源頼朝の新たな御所が完成し、坂東武者に平家の旧領を恩賞として与えられることになった。こうして頼朝が着実に鎌倉での地盤を固め、体制を整える仲、義時も慌ただしい毎日を送っていた。だが、りくは頼朝の舅である時政が蔑ろにされていることに不満を抱えていた。一方、都では平清盛が敵対勢力の討伐に乗り出し、その苛烈さに人々は恐れをなしていた。そんな中、平家討伐を焦る義経は、集まった兄たちの前である行動に出るのだが・・・。


NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」第11話は3月20日(日)総合午後8時より、BSプレミアム、BS4K午後6時より放送。脚本:三谷幸喜、出演:小栗旬/大泉洋/菅田将暉/小池栄子/新垣結衣/坂東彌十郎/宮沢りえ/佐藤浩市/西田敏行ほか。番組公式Twitterアカウントは「@ nhk_kamakura13」。第11話予告動画が番組公式サイトで公開されている。

NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」番組公式サイト

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