チソンが一人二役に挑戦することで話題の新水木ドラマ「アダマス」がtvNで7月27日（水）より韓国にて放送開始される。今回は本作品のあらすじやキャラクター、チソンのインタビュー内容などご紹介したい。
※同日よりディズニープラスの「スター」にて毎週水・木曜に独占配信する（7/15navicon既報）

「アダマス」は継父を殺した親父の汚名をはがすために真犯人を探す兄、そして殺害証拠であるアダマスを探す弟の双子兄弟の真実追跡。



「悪魔判事」から約1年ぶりにチソンがドラマ出演するということで心待ちにしているファンの方も多いだろうが、今回チソンは双子の兄弟を演じ、一人二役に挑戦する。チソンといえば、「キルミー・ヒールミー」では一人7役に挑戦し、MBC演技大賞2015で大賞を受賞するなど、演技力に関しては誰もが認める実力派俳優。今回またどのような演技を見せてくれるか、ファンのみならず韓国では多くの層から熱い関心が寄せられている。

今回チソンが演じるのは人気推理小説作家ハ・ウシン（弟）と中央地検特捜部検事ソン・スヒョン（兄）。双子であるものの性格に職業に正反対の2人のキャラクターに関して、チソンはインタビューにて以下のように語っている。

■インタビュー
人の性格に関しては「2人は悲しみを受け入れる方法もお互いずいぶん違う。 ウシンは静かに悲しみを受け入れ苦痛を胸に閉じ込めておく性格である反面、スヒョンは悲しみや痛みをそのまま素直に爆発させてその感情を整理して受け入れる」と語っている。そんな2人を演じ分けるにあたってチソンが気をつけたことに関しては、「双子を区分するためにそれぞれ異なる点をフォーカスして演技するよりも、寧ろ双子だからこそ、どうしても似通ってしまう部分に敢えて焦点を合わせたかった」「ストーリーに集中して見ていくにつれ、同じようにしか見えなかった二人の人物が全く違って見えるようにしたかった」と話した。 キャラクターの外面でなく内面から差別化を図りたかったチソンの演技に対する信念、情熱がこのインタビューから感じられる。
また演技にのめり込むあまり、「ウシンとスヒョンが夢にまで現れ、2人の姿が誰が誰なのか混乱し始めた」とも明かした。演じる役柄が日常生活にまで影響を及ぼすというのは演技者によく聞く話で、時に苦労することもあるだろう。しかしチソンは続けて「2人のキャラクターと同化されていき、次第に心強くなった」と役柄への愛着を表し、本作に対する熱い没入感と責任感が垣間見られた。チソンがここまで力を入れているという話を聞くと、益々どのようなドラマなのか、興味が湧いてくる。

続いて、ソ・ジヘは財閥ヘソングループ長男の嫁ウン・ヘス役を演じる。証拠を探すためにヘソングループへ反旗をあげるハ・ウシンを助け、気品があり美しいが、毒を隠し持つような、ミステリアスなキャラクターだ。
そしてイ・スギョンは正義を求める社会部記者キム・ソヒ役を演じる。不正を我慢できずに記事を書くため、告訴や脅迫が日常茶飯事の彼女が正義を追い求める理由とは？双子のウシンとスヒョンに打ち明けられない秘密を持つ記者だという。



また現在公開されている予告動画でもただならぬ緊迫感を感じ、どのような事件なのか、そして登場人物達がどのように事件に向き合っていくのか気になるところだ。




■タイトルの意味は？
ところで、予告動画では皆が口を揃えて「アダマス」と言っているが、ドラマタイトルでもある「アダマス」とは一体何なのだろうか？もともとはダイヤモンドの語源となっており、ギリシャ語で「征服できない」といった意味をもつという。予告動画の中では「血の付いたダイヤモンドの矢」「アダマスを盗むつもりだ」などといった言葉が聞こえ、また代表ポスターにもアダマスらしき矢が描かれている。現時点では詳細は明かされていないものの事件の重要な手掛かりであることには間違いなく、視聴者達の関心は益々高まるばかりである。

正反対の双子ハ・ウシン、ソン・スヒョンが事件の真相を追う本作品。チソンが「正反対の2人の共通点は”真実に対する執念を持っている”こと」と語ったように、彼らが各自どんな方式で真実を追跡するのか？執念をそれぞれどのような個性で表現するのか？新ドラマ「アダマス」は来る7月27日水曜日午後10時30分〜韓国tvNにて放送開始予定だ。

■作品紹介
制作国 ： 韓国 制作年 ： 2022年
スタッフ ： 演出：パク・スンウ
脚本：チェ・テガン
原題：아다마스（アダマス）
キャスト ：
ハ・ウシン役：チソン
ソン・スヒョン役：チソン
ウン・ヘス役：ソ・ジヘ
キム・ソヒ役 ：イ・スギョン
チェ・テソン役：ホ・ソンテ
イチーム長役：オ・デファン
他

◇　公式ホームページ

【作品詳細】【「アダマス」を2倍楽しむ】