THmeの力ってすごい!OCTPATH、ファンとの絆確かめ合った2ndファンミ・横浜公演・第2部レポート&写真(12枚)&セトリ

2022年07月27日15時19分芸能
撮影:田中聖太郎写真事務所

OCTPATHの2度目となるファンミーティング『OCTPATH 2nd FANMEETING THme Vacation』が名古屋、大阪、横浜で開催され、最終公演となった7月26日(火)のKT Zepp Yokohamaの第2部公演をレポートする。Youtubeにてファンミでも披露した「Perfect」のミュージックビデオが公開中だ。
※THmeはOCTPATHのファンネーム



OCTPATHは、デビューから半年足らずで数々の大規模フェスに出演し、SNSを賑わせている8人組ボーイズグループ。最終公演となるステージを前に、THmeはペンライトをそれぞれ好きなメンバーのカラーに灯し、開演時間を待っていた。

PCTPATH
●拡大画像を見る

開演時間となり、幕が下りるとそこにはシックなジャケットスタイルに身を包んだメンバーが登場し、すぐに『Perfect』を披露。圧倒的にハッピーな空間へと変化したステージの中でメンバー達もそれぞれが最高の笑顔でその瞬間を楽しんでいる。太田駿静が2階の奥まで見届けようとする姿に、この公演を楽しみにしていたことが伝わってくる。ライブやイベントを重ねるごとによりスタイリッシュになるパフォーマンスと、見ている人たちを巻き込むキャッチーなダンスは、彼らの大きな武器と言っていいだろう。メンバー同士が顔を見合わせて嬉しそうにしている姿も印象的だ。四谷真佑のフェイクが美しく響き渡ったあと、次に聴こえてきたのはオリエンタルかつ妖艶な雰囲気を併せ持つ『Wild』。メンバーの力強く攻撃的なマイクリレーと、余裕さえも感じさせる大人なパフォーマンスと、古瀬直輝と海帆の低音ラップが響き渡り、ステージの雰囲気を変えていく。『Playboy』ではいつでも嬉しそうな栗田航兵と、最年少とは思えない色気を出す小堀柊の対照的なふたりのパフォーマンスが混在し、ライブだからこその面白みを感じることが出来る。激しいダンスパートと伸びやかな歌声が交差し合う、緩急漂う曲に一気に心を掴まれた人も多いはずだ。

OCTPAS
●拡大画像を見る

ファンミーティングだからこその企画も充実。『OCTPATH夏休み動画日記』では、メンバーそれぞれが今年の夏の思い出を3分の動画にまとめ、メンバーが投票し、1位を決めるというもの。海帆が曲作りをしていたり、栗田が猫カフェに行ったり、小堀がカラオケをする動画を作る中、1位は古瀬がこれまでの半生を表にして発表した動画に決定。特別にこの動画が流されると、古瀬がどれだけ熱い想いでアーティストを目指していたかわかるもので、最後に夢が叶い、「OCTPATHの古瀬直輝です」という言葉で締めくくられると、会場からは涙を流し、鼻をすする音が響き渡る。それと同時に古瀬が涙を流し、「本当はもっと面白いのを作ろうとしたけど、大阪公演の時に、家族が見てくれるから、成長したんだというのを作りたくて…」と想いを吐露。その後メンバーとともに優しく笑い合う姿は、さらに涙を誘った。

企画コーナーを終えた後、スモークがたかれたステージの上でそれぞれがオーガンジーのクロスを持ち、『雨』を披露。よりドラマティックに、楽曲の世界を表現したパフォーマンスはとても美しく、続く『Be with you』ではそれぞれが歌声を繋いでいく。全員がボーカルをしっかりととれるからこそ、その世界観はさらに抒情的に、聴き手の心へと響いていく。曲の終盤ではメンバーカラーのスポットライトが吊るされたミラーボールに届き、美しく会場を照らしていく。その後、空気を一転、『IT’S A BOP』でパワフルに、力強く魅せたあと、本編は終了。



アンコールで登場した彼らは『Perfect (ENCORE ver.)』で弾けた後、それぞれの想いを話し始めた。
栗田は、「ファンミをするにあたって、不安がたくさんありました。でも絶対に不安な姿を見られないようにダンス、歌を練習して考えてきました」と話した。というのも、このファンミ―ティングの少し前にメンバーの高橋わたるが体調不良のため一時活動休止を発表。冬馬に続き、2人がお休みをしている中、メンバーも“大丈夫だろうか”と不安に襲われていたのだ。小堀も「心配しないでくださいと言っていましたが、怖かったです。6人になると言われて正直心配になりましたが、それでも楽しくステージをやれているのはTHmeのおかげです」と話し、古瀬はTHmeにペンライトを冬馬のメンカラである白と、高橋のメンカラであるピンクにしてほしいとお願いすると、会場は順番に二色に染まり、「この景色を、冬馬と、冬馬THme、わたるとわたるTHmeにみせます!」と強く宣言。四谷も白とピンクに染まったフロアを見ながら、「THmeのみんなの力が僕の糧になっているとあらためて感じました」「8人になるまで、この場所を守っていくので、ふたりが帰って来た時は8人で幸せな景色を見たいと思っています!」と話した。海帆は「不安の中でやって来たことは事実ですが、それもあったからこそアーティストとして強くなっていると思います」と話し、太田は元気いっぱいに「『Be with you』はメンバーとTHmeを想っているんですが、ふたりおらん分、苦しくて…。でも、みなさんと会った時にむっちゃ気持ちよく歌えるっちゃ。それこそ冬馬くんとわたるに伝えられるように感じて、本当にTHmeの力ってすごいんだなって思います!」と溢れる感謝を述べた。

ライブの終盤には9月23日(金・祝)に東京ガーデンシアターで初のワンマンライブ「OCTPATH 1st LIVE -MY PATH-」が開催されることを報告。「またすぐに会いましょう!」と宣言し、幕が閉じた。デビューから様々な試練を乗り越えながら、絆を確かめ合い、成長し続けているOCTPATH。9月のワンマンライブで、さらなる飛躍を見せてくれそうだ。

文/吉田可奈
撮影/田中聖太郎写真事務所



【セットリスト】
M1. Perfect
M2. Wild
M3. Playboy
M4. 雨
M5. Be with you
M6. ITʼS A BOP
-ENCORE-
M7. Perfect (ENCORE ver.)
M8. Best Shot

【4K】OCTPATH - 「Perfect」Official Music Video (『不幸くんはキスするしかない!』オープニング主題歌)
2nd single「Perfect」配信リンク
Official HP
YouTube
Twitter
Instagram
TikTok