12月11日「アトムの童」（TBS、日曜夜9時）最終回・第9話が放送された。那由他（山﨑賢人）のスピーチと開発したゲームに心を動かされた株主が「SAGAS」を買収から救った！最新話はTVerにて、全話はParaviでは配信中だ。



ゲーム業界を舞台に、若き天才ゲーム開発者・安積那由他を山﨑賢人が演じ、大資本の企業に立ち向かう姿と周囲の人たちとの関わりによって成長していく姿を描く「アトムの童」の最終回、第9話が12月4日に10分拡大で放送された。視聴率は8.9%、10.6%、9.1%、10.4%、9.3%、9.3%、8.9%、9.6%とTBS日曜劇場としてはやや苦戦の模様だったが、最終回は10.2%と2桁フィニッシュを決めた（ビデオリサーチ社調べ、関東地区、世帯）。

最終回ではゲームに対する想いを那由他（山﨑賢人）が切々を訴えるスピーチがあり、ゲームに対する認識を新たにした視聴者もいた。世界を、国境を、世代間ギャップや性別を超えられるのがゲームだという。現実世界に存在する差異をゲームはリセットできるのだと訴える。もっとも、それを聞いた伊原（山﨑努）が、那由他をさらに奮い立たせるように「もうほとんど目が見えないんだよ」という。この言葉は那由他に「視覚」に訴えないゲームの必要性を感じさせ、那由他はさらなる挑戦を心に誓う。

ドラマ開始時にキャストの交代があり、ドラマの心配をした視聴者も多かったが、終わってみればオダギリジョーが適任だという声も多い。香川照之とオダギリジョーでは年齢が11歳違うが、最新技術の話なので、40代のほうが若手IT起業家という雰囲気我欲出ていたようだ。

ドラマのクランクアップに際しての画像などは番組公式Twitterにあがっている。山﨑賢人のクランクアップ時にはすでに撮影は終わっていたものの、松下洸平と岸井ゆきのが駆けつけ、座長のラストを見守ったという。

■DVD＆Blu-ray発売記念プレゼント実施！
2023年3月31日（金）に「アトムの童」のDVD＆Blu-rayが発売になることが決定した。その発売を記念して視聴者20名にプレゼントを実施する。応募は番組公式サイトからとなる。

■最終回・第9話ネタバレあらすじ
「SAGAS」の社長である興津（オダギリジョー）が警察に連行され、株主総会は大混乱に陥る。ただでさえ「宮沢ファミリーオフィス」による買収ということでもめている。さらに代表不在、有力な委任状も奪われ、勝つ見込みがない。劣勢を強いられる中、開発中のゲームをひっさげて壇上に上がる那由他（山﨑賢人）だが、会場は混乱したままだ。宮沢ファミリーオフィスの宮沢沙織（麻生祐未）が余裕をみせて、総会を1時間ずらす提案をして受け入れられる。

控え室に戻った那由他や吉崎誠(六角慎司）はなんとか事態を打開しようと考えを巡らす。そんなとき、小山田賢雄(皆川猿時）だけや冷ややかな態度だ。海（岸井ゆきの）は小山田が怪しいとにらみ、偽の情報を流して、小山田の行動を張ることにした。それは興津が釈放されたらしいというものだ。小山田は後ろを気にしつつどこかに出かけてゆく。その後を生みが追うが見失ってしまう。そこへ偶然やってきた「アトムの童」の経理担当の鵜飼吉久（林 泰文）が走る小山田を見つけて後をつける。さらに相良晶(玄理）も追いかけて、小山田が宮沢ファミリーオフィスの人間とあっているところを動画で押さえた。

控え室に戻った小山田のことを海は糾弾する。「勝ち馬に乗って何が悪い」と開き直ったかと思うが、小山田は逃げ出した。会場近くに来ていた森田 聡(岡部大/ハナコ）たちに追いかけてもらう。

一方、株主総会は再開した。小山田が議長のはずなのに小山田がいないことに宮沢陣営は驚くが、委任状の数からまだ安心していた。壇上では那由他がゲームの素晴らしさ、可能性を話している。そこに隼人（松下洸平）に車椅子を押されて伊原聡一郎（山﨑努）がやってきた。ゲームを見せた後の質疑応答になると伊原は那由他が作った「イー・パルクールー・ジャーニー」の技術はSAGAS一社で使うのは惜しいのではないかと言い出す。沙織たちは自分たちの意見と同じだとまた安心した。しかし、那由他は解放すればいいことばかりではなく、悪いことにも使われると訴えた。そんな那由他に伊原は「もう一度ゲームを見せてくれ」と要望を出した。再度、ゲームを見せるが、伊原は視力が落ちているのではっきりいってわからないという。それを聞いた那由他はなにかヒントをつかんだ。

そして採決が行われ、SAGAS側の提案が可決され、宮沢ファミリーオフィスの買収はなくなった。その後、駐車場で堂島由里子（西田尚美）と沙織は車の中同士で話をした。今回の件は残念だがいつでもチャンスはあるという沙織に「これからのSAGASが楽しみですね」と堂島は言った。

隼人はいったんは宮沢ファミリーオフィス側についたようにみせたのは、伊原に那由他の作ったものをみてもらってから判断してもらうためにあえてそう見せる行動をしたのだった。

興津はすぐに釈放された。証拠として出されていたものは小山田が作ったものだ。そして、興津は約束通りにアトムロイドの特許を返してくれた。那由他はSAGASのことを誤解していたという。SAGASにも熱い情熱をもった技術者が大勢いることを知ったという。

隼人はティムと新しいゲームを作り、那由他はその仕事をしながらもさらに新しいゲームの発想を広げている。そしてオリンピックのeスポーツには「イー・パルクールー・ジャーニー」が採用されることが決まった。日本に帰国した那由他はカプセルトイでアトム玩具のおもちゃを獲ることに熱中していた。

TBS　10月16日スタート日曜劇場「アトムの童」。出演：山﨑賢人、松下洸平、岸井ゆきの、オダギリジョー、麻生祐未、西田尚美、岡部大（ハナコ）、馬場徹、六角慎司、戸田菜穂、皆川猿時、塚地武雅（ドランクドラゴン）、でんでん、風間杜夫、栁俊太郎、林泰文ほか。番組公式Twitterアカウントは「@atom_no_ko_tbs」。PR動画は番組公式サイトにて公開中。

◇TBS日曜劇場「アトムの童」番組公式サイト

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