12月23日「クロサギ」（TBS、金曜よる10時）の最終回・第10話が放送された。宿敵・宝条（佐々木蔵之介）を倒した黒崎（平野紫耀 King & Prince）は旅を続ける！最新話はTVerにて、全話はParaviでは配信中だ。



黒丸・夏原武による漫画「クロサギ」シリーズを原作とし、平野紫耀（King & Prince）主演の「クロサギ」の最終回・第10話が12月23日に放送された。ビデオリサーチ社による関東地区、世帯視聴率は初回から9.2%、7.3%、7.5%、6.9%、6.2%、7.5%、6.9%、7.7%、7.1%と推移してきた。11月4日に第3話が放送された後、主演の平野紫耀が2023年5月のデビュー記念日の前日にKing & Princeを脱退し、ジャニーズ事務所を退所するという発表がなされ、視聴者に衝撃を与えた。孤独な主人公と平野紫耀の退社に向けた姿が重なったようで、翌週から「もう見ていられない」というファンもいた。そのせいもあり視聴率もやや下落傾向にあったものの最終回に向けて盛り返していた。最終回の視聴率は週明けの26日に発表となる。

最終回を盛り上げるべく、23日には平野紫耀は「THE TIME,」「ラヴィット」「ひるおび」とTBSの生番組をはしごして番宣に務めていた。また、番組公式Twitterでは最終回前に平野紫耀への質問を募集していたものについて答えるツイートも公開された。全容は番組公式Twitterを参照となるが、あの難しい台詞をどうやって覚えたのかという質問には「気合い！気合い！気合い！」、お気に入りのスイーツは「吉川家のおはぎ」とにこやかに答えている。

@TBS迎えた最終回では、ついに最後の対決として銀行員の宝条（佐々木蔵之介）と戦ってゆく。宝条とつながりがある柏木（三浦友和）は宝条側について黒崎（平野紫耀）を追い詰めているのかと思いきや、宝条から助け、黒崎のことを陰から支援していた。黒崎が政治家の秘書に刺され、病院で眠っているところにやってきて「ここからはお前の人生だ。自由に生きろ！俺を殺したければ追ってこい」と頭をなでるシーンにも反響が大きかった。

そしてラスト、復讐を終えた黒崎は氷柱（黒島結菜）に、もしすべてを受け止めてくれる人がいて新しい人生を送れるとしたならそれは「吉川氷柱」だと思うとかいた手紙を残す。二人は別々の人生を歩み、6年後、互いの信じた人生を歩きながら、道路で気づかぬうちにすれ違う。原作に忠実なラストには賛辞の声が大きい。

■DVD＆Blu-ray発売記念、DVDプレゼント実施！
2023年5月10日に「クロサギ」のDVD＆Blu-rayが発売になることが決定した。その発売を記念して視聴者20名にDVDボックスのプレゼントを実施する。応募は番組公式サイトからとなる。

■最終回・第10話ネタバレあらすじ
氷柱（黒島結菜）が誘拐されたが、黒崎（平野紫耀）が助けた。氷柱の居場所を確認するために氷柱のカギにGPSを仕込んでいたのだ。黒崎は氷柱に自分のことを話し始める。父親が借金を重ねていたころ、自分は高校生だったが、家のことは見て見ぬふりを重ね、姉にすべてを押し付けていたという。家族と向き合わなかった自分だが、事件の後、周りから精一杯生きろと言われたが資格がないと思っていた。そこで柏木（三浦友和）と出会い、生きることができたと話す。

そこに白石（山本耕史）がやってきた。実は柏木に頼まれて氷柱の警護をするためだ。柏木は宝条（佐々木蔵之介）がやとった殺し屋から黒崎を守り、黒崎自身の手で宝条に食わせてやろうとしていた。黒崎は知らない。

マンションから突き落とされた日下（山田キヌヲ）はなんとか一命をとりとめた。そして証拠を黒崎に送ったという。警察の神志名（井之脇海）と桃山（宇野祥平）は黒崎の命を守るために、詐欺にあった人を説得して被害届を出させ、黒崎の逮捕状を取った。

一方、宿敵・宝条は政治家・蒲生（秋山菜津子）の新党設立に向け資金集めを急ぎ進める。早急に金が欲しい宝条は黒崎が仕掛けたファンドの話に乗ってくる。そして担保として銀行がもっている国債を差し出すことを部下に指示した。

柏木は黒崎に電話して「海外に逃げろ」という。早瀬（中村ゆり）を黒崎のもとに遣わして、命を狙う殺し屋から守っていた。

宝条が「Stone Parteners」にやってきた。山岸（錦織大輔）が対応するも、「黒崎さん、見てるんでしょ」と言って、部屋を探し始める。実は蒲生と一緒に新党に合流しようとしていた宮地という政治家が裏切ったため、蒲生も宝条も切羽詰まっていた。蒲生も秘書の浦川（細田善彦）に「何とかするように」と圧力をかけていた。

部屋にいた黒崎を見つけた宝条は黒崎が「Stone Parteners」と使っていかにだまそうとしているかを話す。そして騙されないと。黒崎は詐欺の手口を公開するといいというが、宝条は動じない。

黒崎の「Stone Parteners」以外の融資先を見つけた宝条はそこに出かけてゆく。「クリアスワンプ」に国債を担保にして50億の融資を取り付けた。しかし、そこも黒崎が用意した詐欺会社だった。騙されたとしった宝条は黒崎に「自分の思いのために人を殺す」ことが父親と同じだという。黒崎はそんな宝条に「生きて償え」と宣言した。

黒崎は歩いていたところ、浦川に刺されてしまう。意識がもうろうとする中、氷柱に電話してコートに入っている貸金庫のキーを託す。しかし、一足早く、宝条の甥である鷹宮（時任勇気）がコートを手にしていた。氷柱は正義を説いて、鷹宮を説得しコートを返してもらう。そのポケットに入っているカギを白石に預ける。

宝条は銀行に見放され一人で責任を負うこととなった。

黒崎の病院に来た柏木は意識のない黒崎に「ここからはお前の人生だ。自由に生きろ！」と告げ、頭をなでる。氷柱が戻った時には黒崎は病院を抜け出していた。

氷柱が実家に帰ると黒崎が父親（船越英一郎）たちと楽しく食事をしている。駅まで送る車の中で、安心しきったようにして黒崎が眠っている。そして黒崎からの手紙があった。もう一度やりなおせる人生があったら、その時一緒にいるのは氷柱だと書かれていた。

６年後、氷柱は検事になり働いている。黒崎と道の雑踏の中ですれ違うが、お互い気が付かなかった。

TBS　10月21日スタート、金曜ドラマ「クロサギ」。出演：平野紫耀（King & Prince）、黒島結菜、山本耕史、三浦友和、井之脇海、中村ゆり、宇野祥平、時任勇気、坂東彌十郎、船越英一郎ほか。番組公式Twitterアカウントは「@kurosagi2022tbs」。PR動画は番組公式サイトにて公開中。

◇TBS「クロサギ」番組公式サイト

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