高橋大輔2冠!「全日本フィギュア選手権」坂本花織、圧巻の演技でジュニア勢を抑え1位!三原舞依2位!

2022年12月25日08時51分スポーツ
@フジテレビ

12月24日に「全日本選手権」の3日目が行われ、アイスダンスでは村元哉中&高橋大輔、女子シングルでは坂本花織が優勝した。関連動画がフジテレビ、全日本フィギュア特設サイトに公開されている。



日本選手のトップを決める大会「全日本選手権」の3日目が12月24日から開催された。アイスダンスのフリーでは5連覇のかかる小松原美里&小松原尊組が華麗な滑りで猛追を見せるものの、「オペラ座の怪人」を演じた村元哉中&高橋大輔が会場を巻き込む世界観を見せフリーでもトップにたち、総合優勝を果たした。全日本選手権で男子シングルの優勝経験につづき、アイスダンスでも優勝するという偉業を成し遂げた。

続いて行われた女子シングルは、最終組のラスト2人、三原舞依と坂本花織を残して、上位を全日本ジュニア、グランプリジュニアファイナルを制している島田真央、中井亜美、ショート3位の千葉百音、吉田陽菜と、ジュニア勢がトップを占める展開となっていた。島田真央は宣言通り、3回転半、4回転トーループに果敢に挑むもいずれも転倒となってしまったが、その後の演技はほぼノーミスという演技で132.51点を出していた。さらに中井亜美は冒頭で3回転半+3回転トーループをいう大技をやってのけた。ショート3位でフリーに臨んだ千葉百音は冒頭のジャンプのミス以外は完璧。吉田陽菜も冒頭の3回転半でステップアウトしてしまうというミスがあったもののそれ以外では力を見せつけた。

そんな状況で三原舞依がリンクに降り立つ。冒頭からきれいな滑り出しを見せる。坂本のような速度やジャンプの高さはないもののすべての要素をまんべんなく「力を適正に使って」演技する。ジャンプを飛んだ後の着氷時のなめらかさも格段にある。ジャンプはコンビネーションが一つ抜けたかと思ったが、後半にしっかりとリカバリーし、本人も驚きの145.23点を出してトップにたった。

ラストに滑ったのは坂本花織だ。幼い頃から三原舞依を切磋琢磨してきた坂本を三原もリンク脇から見守る。グランプリファイナルではミスが出た演技だが、今回は気合い十分で臨み、冒頭の2回転半では出来映え点のジャッジが満点となるジャンプを見せた。男子選手でも出すことの出来ないような高さとスピードで圧倒し、最後までミスなく完璧に滑り、フリーでも155.26を出して完全優勝を果たした。

北京オリンピック代表の河辺愛菜は9位、怪我明けの紀平梨花は11位、グランプリファイナル出場の渡辺倫果は12位、4回転トーループに挑んだ松生理乃は12位となっている。坂本たちと同世代で戦ってきた横井ゆは菜は演技後に今季限りでの引退を表明している。

■全日本フィギュア選手権 フジテレビ地上波放送スケジュール
12月25日(日) よる7時~男子フリー(LIVE)
12月26日(月) 午後3時45分~メダリストオンアイス(LIVE)
12月27日(火) 深夜3時25分~ペア、アイスダンス

■全日本フィギュア選手権 FOD配信スケジュール
12月25日(日) 午後2時25分~ペアフリー(LIVE)、午後5時~男子フリー(LIVE)
12月26日(月) 午後3時~メダリストオンアイス(LIVE)

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