本能で作品をみた亀山薫（寺脇康文）は贋作を見抜いた？中山忍、安定の犯人役！21月25日の夜9時からは第14話「まばたきの叫び」を放送予定！今度は薫の妻・美和子（鈴木砂羽）に危険が迫る！予告動画は番組公式サイトで公開されている。

1月18日に第13話「椿二輪」が放送された。亀山薫が「なんとなく」「本能で」感じ取った違和感を右京（水谷豊）が推理に発展させるという、初期のころの相棒のような展開が待っていた。右京と亀山で行った個展で絵が切りつけられるという事件が起きる。その絵をめぐっては画家が愛人を描いたと評判だったが、絵が描かれた時期、妻（中山忍）の態度から右京は犯人を捜し当てた。



2時間サスペンスや刑事ものでは犯人役の多い中山忍。今回も実行犯ではないものの、夫の自殺を「心中」に見せかけることで夫の遺作の価値をあげようとした。若い頃は「かわいそうな生い立ちが故に脅されて事件を犯す」というような役が多かったが、最近は「したたかな」女性の役も多い。そんな中山忍は水谷豊、寺脇康文とは1992年に日本テレビで放送された「刑事貴族3」で共演していることがある。

1月25日に放送される第14話は、亀山薫の妻でありジャーナリストの美和子（鈴木砂羽）が事件に巻き込まれる。元受刑者とその妻の取材中に事件に遭遇するのだが、いったい誰が犯人なのか？

右京の相棒に復活した亀山薫がいつも着ているのはフライトジャケットだ。右京の英国風スーツと比較して「動きやすい」服装はシーズン７までの印象と全く同じ。朝日新聞に17日に掲載された内容によると、今シーズンに薫が着ているのはシーズン7まで着用していたフライトジャケットと同じモデルの新品になり、着丈もシルエットも同じになるように選んでいるという。貼ってあるワッペンは寺脇康文も選考に関わっているという。服装にも注目が集まる。

■前回：第13話ネタバレあらすじ
右京（水谷豊）は、亀山薫（寺脇康文）とともに画家・牧村遼太郎の展覧会を訪問していた。男が、油絵を切り裂き、来場者に怪我を負わせる事件に遭遇してしまう。その絵『椿二輪』は、遼太郎が自身と愛人を二輪の花に例えたといわれる遺作で、完成直後に心中を企てた曰く付きの作品だった。心中相手は、画家・大宮アカネ（花澄）だけが一命を取り留めていた。その事件以降、牧村は「情熱の画家」と言われて人気がでていた。亀山はその絵をみて「情熱、感じませんね」と感想をもらしていた。

遼太郎の妻・智子（中山忍）は、自分こそが『椿二輪』のモデルだと主張する。心中騒動は、アカネによる殺人だと訴えていた。確かに、心中の様相は不可解で、遼太郎が自分の胸にナイフを突き立てていたのに対し、アカネは神経毒を摂取するというチグハグなものだった。アカネと牧村は去年の4月から付き合っていて、秋に心中事件を起こしたという。

伊丹（川原和久）たちが絵を切り裂いた犯人・小島を捕まえた。小島は絵を切り裂いたことは認めたが、雇われたと訴える。

そのころ、個展は事件によって有名になり、長蛇の列となっていた。オーナーの薬師寺に人気を高めるために自作自演したのでは？と聞くが、絵を犠牲になどしないという。

右京たちは椿二輪のモデルとなっている椿がある寺院に出向く。すると、椿は3月には枯れてしまうとわかった。アカネと付き合い始めたのは4月というので、絵のモデルはアカネではないとにらんだ。智子にその話をすると明らかに狼狽する。アトリエにはもともと椿二輪が飾ってあった額縁だけが遺されていた。その額縁には繊維片がついていた。

個展で起きた事件で一人の男性が怪我をしていた。その梅田を訪ねる。梅田には前科があった。実は牧村のアトリエにも侵入して椿二輪を奪っていたのだ。しかし、個展にでていると聞いて確かめに行ったことがわかった。本物は梅田が持っていた。

右京と薫は再び、智子を訪ねる。牧村の死は自殺だったことがわかる。画壇での評判が上がらないことに絶望していたのだ。その遺体を見つけた時、智子は一計を案じた。アカネに心中のふりをしてもらうことで牧村の名声があがり、椿二輪の価値もあがるとふんだのだった。さらに絵が盗まれていることを知ると、アカネに偽物をかいてもらい、個展に飾り、切りつけ事件を起こして、さらに話題にしようとしていた。右京は、そんなことをしなくても牧村は評価される画家だったと思うと話した。

■第14話あらすじ
美和子（鈴木砂羽）が取材先の民家で襲われる事件が発生した。さらに、現場から男性の遺体が発見される。室内を物色した形跡や手口から、窃盗犯の仕業と思われた。

美和子は、その家に住む元受刑者・柳沼勝治（忍成修吾）の妻、獄中結婚した聖美（陽月華）の取材で巻き込まれたらしい。勝治は15年前、通り魔殺人を犯し、間もなく出所となった半年前、脳梗塞で倒れ、寝たきりになっていた。美和子の取材テーマは、その妻の心境を掘り下げることだった。

捜査に乗り出した右京（水谷豊）と薫（寺脇康文）は、勝治と聖美の夫婦から事情を聞く。勝治は、瞬きや端末への視線入力で意思疎通は可能だった。すると勝治は、「犯人は私も殺そうとしていた」と証言する。勝治の出所後、悪質な嫌がらせが頻発していた。15年前の事件の恨みなのか？

テレビ朝日　10月12日スタート「相棒season21」。出演：水谷豊、寺脇康文、鈴木砂羽、森口瑤子、川原和久、山中崇史、篠原ゆき子、山西惇、神保悟志、小野了、片桐竜次、杉本哲太、仲間由紀恵、石坂浩二ほか。番組公式Twitterアカウントは「@AibouNow」。PR動画は番組公式サイトにて公開中。

◇テレビ朝日「相棒season21」番組公式サイト

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