【最終回拡大SP】「星降る夜に」北村匠海の最強ハグでムロツヨシは復活なるか!?そしてディーン・フジオカの“復讐”とは?第8話ネタバレと第9話予告

2023年03月08日11時28分ドラマ
(C)テレビ朝日

3月7日にテレビ朝日系ドラマ「星降る夜に」(毎週火曜日21時)第8話が放送された。次週最終話で、“深夜”ディーン・フジオカが“復讐”の理由を語る。果たして、深夜は心の時計を進めることができるのか?そして鈴と一星の恋の結末は?ドラマ予告動画は番組サイトで公開中だ。

「星降る夜に」は、のどかな海街を舞台に、感情を忘れて孤独に生きる産婦人科医・雪宮鈴(吉高由里子)と、音のない世界で自由に生きる10歳下の遺品整理士・柊一星(北村匠海)が星降る夜の出会いを機に、世の中の様々な既成概念を鮮やかに飛び越えながら、運命の恋を育んでいくヒューマン・ラブストーリー。




3月7日に放送された第8話で、妻の命を救えなかった鈴を5年にわたり逆恨みしてきた伴は、自らの命を絶とうと海へ向かった。しかし、すんでのところで鈴と深夜、そして娘の静空の声に引き止められた伴は、まるで子供のように、すべての思いを吐き出すかのように泣き始め、一星はそんな伴の想いを全て受け止めるように抱きしめた。

無防備に、そして何もかもをゆだねるように、一星に抱きしめられた伴。彼の喪失感は消えることはないだろうが、やり場のない怒りは一星が受け止めてくれた。もう、伴が自暴自棄になることはないだろう。

Twitterには伴演じるムロツヨシの熱演に「思いっきり泣いた」「苦しい」「ムロツヨシがかわいそすぎて涙とまらない」といった声があがる一方、伴を「うるせぇ!自分が辛いからって、逆恨みするんじゃねぇ。お前と同じような境遇でも、頑張ってる奴だっているんだよ!」と一喝した水野美紀のカッコよさにも注目が集まり、「ド正論」「よくぞ言ってくれた」といったコメントがあがった。

しかし、人を救うのは正義や正論ではなくて、理解しようという姿勢と共感だ。伴を救ったの、北斗の正論ではなく、鈴と深夜の共感と、一星の無言の抱擁だ。言葉は、思わぬところで人を深く傷つけることがある。「添い寝」がセラピーになるというのも、無言で寄り添うことが一番の癒しになるからなのだろう。

今話では“添い寝師”がチャーリー以外にも沢山存在していたことに気づかされた。頼まれていないのに、鈴を直接知らずとも守ろうとする「ピンクエンペラー」、病院を患者のためだけでなく働く人にとっても「帰る場所(家)」にしたいという麻呂川院長、自分の痛みをうちに抱えたまま人を救う医師を目指した深夜、そして、自分を攻撃してくる伴に共感し、健やかでいてほしいと願っている鈴。他人を否定しないこと、それも共感力の高い人たちの共通点のようだ。

次週3月14日の最終話は拡大スペシャルで放送される。ついに最終回。予告動画では、一星と春、そして深夜と伴の四人が仲良く銭湯で湯につかるシーンが!そして、10年もの長い間、妻と子を失った悲しみから立ち直れずにいた深夜がその心のうちと、医者になった本当の理由、“復讐”の意味を語り始める。

物語はついに完結へ。命の《はじまり》と《終わり》をつかさどる鈴と一星、2人が迎える結末は?

■前回:第8話 ネタバレあらすじ
伴宗一郎(ムロツヨシ)は、5年前の妻の死に対しての控訴を取り下げられたことで、やり場のない怒りを募らせ、雪宮鈴(吉高由里子)への攻撃を激化させていた。そんな伴に追い詰められ、周りを傷つけられ、ただ謝ることしかできず俯く鈴を、恋人の柊一星(北村匠海)と同僚の佐々木深夜(ディーン・フジオカ)はキャンプに連れ出した。

声にならない叫びを吐き出し、号泣する鈴。それに気づかないふりをして花火を続ける2人。全力で守ってくれる一星と、ポンコツだけど優しく寄り添ってくれる深夜の優しさに救われながら、鈴はふと思う。
―あの人もここにいたらよかったのかな。
 
一方、同じ星空を見上げている伴は、妻の忘れ形見である我が娘・静空(戸簾愛)と手をつなぎながらも、あまりにも苦い5年間の記憶がよみがえる。「なんでお前がしあわせなんだ」鈴に対する伴の怒りは増大する一方で…。

時を同じくして、10年前に妻・彩子(安達祐実)とお腹の中の子を同時に亡くしたつらい過去を持ちながらも、それを感じさせないほど朗らかだった深夜に異変が。どういうわけか誰の目から見ても元気がないのだ。

鈴は深夜の友人・北斗千明(水野美紀)から、深夜が彩子の死から立ち直れず、10年経った今も2人で暮らしていた家をそのままにしていることを知らされる。鈴は、一星に伴と深夜の事を相談。すると一星は「俺に任せろ。二人を抱きしめる」と、頼もしく宣言する。

そんな中、病院に泊まろうとしていた深夜の前に伴が現れる。鈴に二股をかけられていると扇動しようとする伴に、深夜は「あなたの気持ち、少しだけ分かります」と言って、自分が出産で妻と子供を失ったこと、そして妻の死後に医師を目指したと告げる。そして、医者を目指したのは“復讐”だったと告白し、そのあまりにも意外な理由に、伴も思わず言葉を失う。

仕事が一段落した一星と佐藤春(千葉雄大)は、浜辺をひとりで歩いている静空を目撃し声を掛ける。すると静空は「お父さんが私を捨てたの」と答えた。慌てる2人に、「大丈夫。迎えに来るから。お父さんはいつも私を捨てて、迎えに来るの」と続けた。

その矢先、スーパーで一星の祖母・カネ(五十嵐由美子)が倒れ、居合わせた深夜が救命措置を施すことに。病院に搬送されたカネは急性心筋梗塞を患っていたため、カテーテル手術が行なわれ、病状は落ち着いた。深夜から連絡を受けた一星は、春と静空をその場に残し、搬送先の病院へ急行する。

一星は眠っているカネに付き添いながら、両親を亡くした時の事を思い出していた。そこへ鈴が駆けつけ、一星を抱きしめる。鈴はカネを救ってくれた深夜にお礼を言い、元気のない深夜に何かできることはないか、添い寝してあげようかと提案し、自分の言った言葉に恥ずかしくなる。深夜は伴を見ていると自分を見ているような気持ちになると打ち明け、自分は鈴がいたおかげで暴れないで済んでいると続けた。鈴は「泣いても、怒ってもいいのに…」と深夜に告げるのだが。

そこに春から鈴に連絡が入り、伴の娘らしい子供と一緒にいるが、夕方になっても迎えに来ないので警察に届けるべきかと相談される。鈴と深夜は春の元に向かう。その途中で伴とすれ違い、伴から迷惑をかけたことを謝罪され…何かがオカシイときづいた鈴は伴の後を追う。

伴は堤防へ向かっていた。鈴と深夜は伴を止めようとするが、「あなたに酷いことをした。わかってる。だから、優しくしないでください。歩み寄られたら…耐えられない。あなたが良い人じゃ困るんです。お願いです、嫌な人でいてください。悪い人でいてください。じゃないと、ゴールがもうないんです…」

怒りと悲しみの矛先を失ってしまった伴を鈴も深夜も止めることができない。二人に背を向けた伴に、「お父さん」という娘の声が届く。伴は歩みを止めて振り返ると、子供のように泣き崩れた。

無防備に泣き続ける伴に駆け寄ったのは一星だった。一星は、伴をしっかりと抱きしめ続ける。

■次回:最終回 第9話 あらすじ
一星に抱きしめられて、すべての思いを吐き出すかのように泣き崩れる伴をみた深夜の中で、今まで止まっていた心の時計が動き出した。そして、10年の間、そのままにしていた自宅の整理をする決心をかためる。

そして迎えた遺品整理当日。鈴も見守る中、一星率いるポラリス従業員総出で、次々と遺品が片づけられていく。そんな中、深夜の口から医者になった“復讐”の理由が語られることに…。

テレビ朝日「星降る夜に」は1月17日夜9時スタート。主題歌:由薫「星月夜」/挿入歌:ドヨン「Cry」/出演:吉高由里子、北村匠海、ディーンフジオカ、千葉雄大、光石研、水野美紀、猫背椿、長井短 若月佑美 ムロツヨシ ほか。番組公式Twitterアカウントは「@Hoshifuru_ex」。PR動画は番組公式サイトにて公開中。

テレビ朝日「星降る夜に」番組公式サイト

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