「離婚弁護士シン・ソンハン」第3−4話：明かされるチョ・スンウの過去と続々加わる個性的な仲間たち

チョ・スンウ主演JTBCドラマ「離婚弁護士シン・ソンハン（原題：神聖なる離婚）」（全12話）、第3−4話ではこれまで誰もが気になっていった主人公の過去が明かされたほか、法律事務所にて立て続けに新たな仲間が加わった。気になるあらすじと見どころ、視聴率もチェックしてみよう。Netflixでも独占配信中だ。

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「離婚弁護士シン・ソンハン」はある出来事を機にピアニストから法律家に転身した離婚専門の弁護士シン・ソンハン（チョ・スンウ）が、様々な事情を抱えた依頼人とともに複雑な離婚訴訟に立ち向かう、ウェブ漫画を原作としたリーガルドラマだ。



■キャスト
シン・ソンハン役　チョ・スンウ
チャン・ヒョングン役：キム・ソンギュン
チョ・ジョンシク役：チョン・ムンソン
イ・ソジン役：ハン・ヘジン
　ほか

■第3話あらすじ
激しい二日酔いで目を覚まし、腕の痛みの理由も思い出せないソンハン（チョ・スンウ）。しかし、前の晩のストリートピアノでの演奏動画が反響を読んでいると知ってうろたえる。

結婚以来20年間、姑からの理不尽な扱いと、味方してくれない夫に悩まされた挙げ句、娘達を守る為に姑に手を上げてしまったエラン（ファン・ジョンミン）は恐る恐る法律事務所の扉を叩き、夫が購入したビルの財産分与を求めると言い出す。姑もまた、エランに腹を立て、全治3週間の診断書を作らせてエランを訴えると言い出し、夫は板挟みになったままそれでも傍観を貫いていた。

ソンハンはピアノ演奏の動画を投稿した人物に削除を依頼するが断られ腹を立ててしまう。ヒョングン（キム・ソンギュン）と共に昼食に出かけると、長い間休業中だったラーメン屋が営業再開していて喜ぶが、店を切り盛りしていたのは慣れ親しんだ店主の娘であるソヨン（カン・マルグム）だった。

その頃、ソジン（ハン・ヘジン）は勝ち取った親権を守り抜く為に新たな職探しを始めるが、不倫騒動で世間を賑わした彼女にとって再就職は用意ではなかった。ヒョングンは別居中の妻ジウン（チャン・ソヨン）から離婚を切り出され、やり直せると説得を試みるが、現在同棲中の別の男を愛しているという妻の言葉にそれ以上何も言えなくなってしまう。

ソジンは意を決してソンハンの事務所に履歴書を持ち込み、働かせてほしいと頼み込む。職員を雇うつもりのなかったソンハンは困惑するが、彼女は事務所の悩みの種だった立て付けの悪い扉を、手元にある道具だけで瞬く間に修理して見せ、器用さをアピールした。

ソンハンの甥ギヨンと月1回の面会でソンハンに会えるのを楽しみにしていた。しかし継母のヨンジュ（ノ・スサンナ）はそれを快く思わず、彼女の顧問を務める弁護士ユソク（チョン・ベス）がソンハンの事務所を訪ねると、月1回の面会を打ち切る意向を伝え挑発。インターンを終えたばかりのジュン（ハン・ウンソン）に裁判でソンハンを潰すよう命じる。

妹ジュファとの思い出に涙を流すソンハン…。

■第4話あらすじ
早朝に事務所を訪れたソジンは、恥じらいもなく履歴書を持ち込んだ事を謝罪して、採用希望を取り消そうとするが、これまで閑古鳥が鳴いていた事務所に突然相談を希望するクライアントが続々やって来て、逃げるように事務所を抜け出したソンハンはソジンらにクライアントの対応を任せる。

エランは夫が購入して姑が名義を持つビルの公的書類をこっそり探すが夫に見つかる。咄嗟に薬を探していると嘘をつくが、彼女が3年間もうつ病に悩まされていた事実を夫が知りながらも何もしてくれなかった事を知り、夫を責める。姑を叩いたという事実を姑の嘘という事にして反訴しようと提案したソンハンに良心が咎めるエラン。

来客の対応を終えたソジンをソヨンのラーメン屋に連れ出し、近所の美味しいお店の情報を教えるソンハン。不採用を切り出されると予想していたソジンは、それが彼なりの採用通知だと気づいてそっと微笑む。

仕事を早く切り上げたソンハンら腐れ縁3人組はキャンプに繰り出して他愛もない喧嘩を繰り返すが、ソンハンが妹ジュファの夢を見たと打ち明けると他の二人は黙り込んでしまう。ジュファはギヨンの親権を奪われた末にこの世を去っていたのだった。

突然増えた相談者に対応する為、自分が相談室を開いて一次対応をしてはどうかと提案するソジン。そしてヒョングンの元には妻ジウンから、同棲中の男の子供を妊娠したと打ち明けられ、涙を流しながら事務所を飛び出してしまう。彼が向かったラーメン屋では様子に気づいたソヨンがそっとワインを出して彼の心を慰める。

エランと夫の離婚調停が始まり、ソンハンとジュンも初対面を果たす。調停では、嘘をつく事に罪悪感を感じていたエランが姑を叩いた事実を認めると、夫もまたビルの財産が自分のものであるという公的証明書を提出し、エランへの財産分与が可能である事を証明。それを知った姑は激怒するが、夫はエランと長く恋愛した末に結婚した事を明かす。姑に謝罪したエランに、涙ながらに感謝を伝える姑。こうして夫婦や嫁姑の関係は回復の道を進み始めた。

調停で破れたジュンは悔しがる様子もなく、事務所に退職願を提出。彼が向かった先はソンハンの事務所だった。恨みのある事務所からやって来たジュンを雇う気などないソンハンだが、ジュンが出した最後の切り札はピアノ演奏の動画。彼こそが動画の投稿者だったのだ。それを知ったソンハンは思わずジュンに飛びかかる…。

■見どころ
第3−4話では嫁姑問題に悩むエランの離婚調停をベースに物語が展開する合間で、ソンハンが音楽の世界から法律の世界に転向するに至った悲しい過去が明かされた。ギヨンとジュファという名前は第2話で登場したが、ジュファはソンハンの妹で、離婚に際して息子ギヨンの親権を奪われた事を苦に自殺、彼女を失った悔しさがソンハンを法律の世界に向かせたという事らしい。彼が勝訴する度に塗りつぶしてきたぶどうの絵についても触れられ、残りひと粒となったぶどうが塗りつぶされた時、ソンハンは何をするつもりなのか興味を誘った。

第3−4話では新たな仲間の登場も注目された。まずは第1−2話では離婚裁判のクライアントだったソジンが法律事務所の新たな職員として仲間に加わった。才能を売り込みにやって来た彼女が事務所の扉を瞬く間に修理して得意顔をするシーンは微笑ましく、ラジオDJ出身の彼女が離婚相談室を提案するシーンも登場する事から彼女の活躍に期待が持てる。

第4話では更に敵対する事務所のインターン出身のジュンが退職願を提出してソンハンの事務所に転がり込んでくる。彼が採用されるかどうかは未確定だが、ソンハンに惚れ込んで大手法律事務所をためらいなく退職するフットワークの軽さと少しぶっ飛んだ彼の個性がこの先どんな活躍を見せるか注目だ。

更に行きつけのラーメン屋の店主ソヨンも登場した。演じるカン・マルグムは昨年同じJTBC制作のドラマ「39歳」で、明るく活発ながら妹思いの温かい姉ミヒョンを演じて注目された。本作でも明るい性格でソンハンら「みじめな三人組」を支える癒やしの存在になりそうだ。

全国視聴率は第3話が4.3％、第4話が6.5％（ともにニールセンコリア調べ）と初週より数値を落としたものの、新たな仲間の登場で、次週以降どんなドラマを秘めた離婚を解決していくのか期待したい。

「離婚弁護士シン・ソンハン」は、韓国 JTBCにて3月4日（土）より土・日曜午後10時30分から放送を開始、同日Netflixでも配信を開始した。

■スタッフ
脚本：ユ・ヨンア
演出：イ・ジェフン、イム・ジュンヒョク
韓国放送：2023年3月4日～4月9日（予定） JTBC
原題：신성한 이혼（神聖な離婚）
配信：2023年3月5日スタート Netflix

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