「ケイジとケンジ 時々ハンジ」桐谷健太の熱血は空回りでも効果大!第2話は初回を上回る視聴率9.1%を記録!ネタバレと第3予告

2023年04月21日11時03分ドラマ
(C)テレビ朝日

桐谷健太主演のテレビ朝日 木曜ドラマ「ケイジとケンジ時々ハンジ」(毎週夜10時より)第2話が4月20日に放送され、平均視聴率(関東地区、ビデオリサーチ調べ・以下同)が9.1%と初回8.4%から0.7ポイント上昇する好記録を打ち出した。ネタバレあらすじと第3話のあらすじと見どころを紹介、予告動画は番組公式サイトで公開されている。



「ケイジとケンジ 時々ハンジ」は、走り出したら止まらない元体育教師の異色の情熱系刑事・仲井戸豪太(桐谷健太)を中心に、“刑事”と“検事”、そして“唯我独尊の判事(裁判官)”による大人のビターな群像劇を軽快に描く《新感覚のサスペンスコメディー》。

4月20日に放送された第2話では、人気俳優・葛城悠真(山下航平)が何者かに暴行をうけるという傷害事件が発生、すぐに犯人らしき男が逮捕される。その男は、超人気俳優・屋敷マモル(楽駆)と同じ事務所に所属する落ち目の俳優・田中克也(橋本淳)だった。もう、このあらすじ紹介の時点で、田中が屋敷の「替え玉」を演じていることが視聴者にはバレバレなのだが、このドラマの主題は犯人さがしではなく、いかに警察・検察・裁判所の三者がひとつの事件に関わっているかが重要。

上昇志向の高い矢部検事はあっという間に証拠が集まったことで気を緩め、被疑者の嘘を見抜けなかったことを上司に指摘され、さらに、拘留中に証拠が集まったにも関わらず起訴できないことを判事に咎められるといった、犯人逮捕以降の流れがコメディタッチで分かりやすく描かれていく。自白や証拠が揃っても、いざ裁判となったら弁護士に覆されるかもしれないし、まずは裁判所に起訴を認めてもらわなければならない。犯人の自供と逮捕で終わるこれまでの刑事ものとは違い、起訴に至るまでの過程がとにかく新鮮で面白い。

今回は熱血刑事の「落としテクニック」への皮肉が最高だった。豪太が得意とする魂と魂のぶつかりあいによる取り調べは、まったく被疑者に通じていなかったというオチだったのだが、被疑者演じる橋本淳が“豪太の説教で自白するという芝居は正直キツかった” と自分の演技について生き生きと語るシーンに思わず大爆笑。豪太の熱血が空回りするほど、ドラマも盛り上がるのだ。そして、Twitterでも話題を呼んだみなみの関西弁でのツッコミは、これからテッパンネタになりそうな予感。

4月27日に放送される第3話では、吉瀬美智子演じる裁判官・諸星美沙子が、人がごったがえす駅近くの街路で腕を切りつけられるという事件が発生。裁判官への襲撃という由々しき事態を受けて、初動捜査から検察が指揮をとり強行犯係の刑事たちと共に捜査に乗り出すことに。初回から注目されていた二階堂と諸星の関係が、次回で明らかに!?

■第2話 ネタバレあらすじ
人気俳優・葛城悠真(山下航平)が何者かにスパナで殴られ、顔を蹴りつけられるという傷害事件が発生。このニュースに世間は大騒ぎとなり、横浜みなとみらい署の署長・牛島正義(伊藤淳史)は、仲井戸豪太(桐谷健太)ら強行犯係の面々に必ず犯人を検挙するよう発破を掛ける。事件現場の防犯カメラに映っていた犯人は黒パーカーのフードを被り、サングラスとマスクを着用して顔は判別できない状態。豪太と目黒元気(磯村勇斗)が入院中の葛城に事件当時の話を聞くと、背後から襲われたため葛城自身も犯人の顔は見ていないという。
 
ところが、事件後すぐに犯人と同じ柄のパーカーを着た人物が桜川橋交番前を通りかかり、田口巡査(湯江タケユキ)によって確保された。その人物は、超人気俳優・屋敷マモル(楽駆)と同じ事務所に所属する落ち目の俳優・田中克也(橋本淳)だった。事務所の社長・木崎陽子(千葉雅子)の話によると、田中は3週間前に葛城主演のドラマに端役で出演していたとという。葛城と同じシーンの出番はなかったというのだが…。

豪太と目黒がさっそく田中の事情聴取を開始。すると…田中は最初こそ犯行を否認したものの、熱くなった豪太の説教にあっさり折れて自白する。田中の供述通りの場所から凶器のスパナも見つかったため、暴行容疑で横浜地方検察庁みなと支部に送検されることになった。田中が逮捕されたというニュースを見た悠真は、田中を知らず撮影場所で一緒になった記憶にないという。

世間が注目する事件と言うこともあり、功名心から担当検事に名乗り出た矢部検事(中村アン)が取り調べると、田中はぺらぺらと供述、面白いように証拠が揃っていく。矢部は起訴を決めて、持丸検事(峯村リエ)に決済してもらおうとするが、バイクが趣味だという田中が犯行に及ぶために電車やタクシーを利用したことが不自然だといい、つめが甘いと言われる。さらに諸星判事(吉瀬美智子)からは、証拠が揃っているのに起訴・不起訴を決められないのでは勾留の延長は伸ばせないと言われてしまう。強行犯係の係長・江戸一(古田新太)は今回の件は証拠が揃い過ぎていておかしい「田中はもっとおそろしい犯罪を隠している…」とつぶやく。

田中は在宅で調べられることとなり、ヤケラーメンを食べに行った矢部と豪太が出くわす。今回の事件に何か不自然なものを感じていた豪太は、矢部が「替え玉」を注文したのを聞いて、田中も替え玉なのではと思いつく。思えば、凶器として発見されたスパナは新品でバイクの改造が趣味だという田中の愛用品ではないようだ。

屋敷マモルが事件現場近くにいたという目撃情報がネットで見つかり、田中が“替え玉”を演じていた可能性が高くなった。屋敷は以前、犯人が着ていたのと同じパーカー姿で女性(杏奈)とのスキャンダル写真を撮られていた。

豪太が屋敷を、目黒は木崎社長をそれぞれ問い詰め、真相にたどり着く。屋敷は悠真に彼女の杏奈を取られたことを恨んで犯行に及んだのだ。犯行後、屋敷から助けを求められた木崎は、田中を呼び出し5000万円で身代わりになってくれるように頼んだ。田中は矢部に替え玉を演じたのは、金目当てではなく売れない役者の自分を20年も事務所に置いてくれた社長への感謝からだと語る。社長は田中の演技力を認めており、田中になら犯人を演じ切れると言われたことも大きかった。

功を失せり過ぎ、危うく冤罪を生み出すところだった矢部は反省、屋敷の担当は二階堂(北村有起哉)になった。豪太が矢部をからかうと、矢部は取り調べ中のわけのわからない豪太の説教で自白するという芝居は正直キツかったと田中が語っていたと言い返す。魂と魂のぶつかり合いで自白に持ち込んだと思っていた豪太は大ショック。2人は言い争いになり、みなみ(比嘉愛未)はつい関西弁で、「ええ加減にせい」と豪太を叱り、律子にも「あんたもや!」とツッコミ…ふと我に返り「ごめんなさい」と謝ってその場を去っていった。

■次回:第3話 あらすじ
諸星判事が人が行きかう街路で、腕を切りつけられた。裁判官襲撃という由々しき事態を受け、横浜みなとみらい署は検察に対し、初動捜査から加わるよう要請。二階堂検事が指揮を執り、豪太ら強行犯係の刑事たちと共に捜査に乗り出した。ところが犯人の割り出しは容易ではない。そもそも通り魔による犯行なのか、最初から美沙子を狙った犯行なのか?強行犯係は美沙子がかつて担当した裁判の公判記録を精査。傷害致死の罪で服役し、2週間前に出所したばかりの秋葉浩二(松川尚瑠輝)に疑惑の目を向ける。

「必ず吐かせてみせる」と意気込み、秋葉の取り調べを開始する豪太。しかし、美沙子は冷静に、秋葉=犯人と絞り込むには証拠がなさすぎると判断。実際、捜査は難航を極めてしまい…。そんな中、美沙子を護衛していた目黒が不審人物と遭遇。人目を気にしながら、美沙子の自宅マンション敷地内に侵入した傍聴マニア・松久保拓郎(野間口徹)を捕まえ、みなとみらい署に連行するが…。

テレビ朝日 木曜ドラマ「ケイジとケンジ 時々ハンジ」は2023年4月スタート。出演:桐谷健太、比嘉愛未、磯村勇斗、古田新太、伊藤淳史、岡崎 紗絵、長井短、西村元貴、中村アン、吉瀬美智子、北村有起哉 ほか。番組公式Twitterアカントは「@keijitokenji」、番組公式Instagramアカウントは「keijitokenji」。PR動画は番組公式サイトで公開されている。

「ケイジとケンジ 時々ハンジ」番組公式サイト

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