「合理的にあり得ない」天海祐希の“トリセツ”を活用した白石聖がトリック解明のヒントを!第3話ネタバレと第4話予告

2023年05月02日11時26分ドラマ
(C)カンテレ、フジテレビ

天海祐希主演 カンテレ・フジテレビ系 月10ドラマ「合理的にあり得ない~探偵・上水流涼子の解明~」5月1日に放送された第3話で、“貴山”松下洸平が“久実”白石聖のために作成した“涼子のトリセツ”がトリック解明のヒントを生み出した。次回第4話では涼子と貴山の出会いとなった事件が描かれ、水野美紀がゲスト出演する。予告動画は番組公式サイトで公開されている。


「合理的にあり得ない 上水流涼子の解明」は、明晰な頭脳とずば抜けた行動力、そして時に大胆な変装さえも武器にする女探偵・上水流涼子(天海祐希)が、IQ140の相棒・貴山伸彦(松下洸平)とタッグを組み、様々な依頼を、超大胆な方法で解決していく極上痛快エンターテインメント。

前回見どころ、感想


5月1日の第3話では、高橋克実演じるエセ予知能力者のトリックを見破るため、涼子は貫禄の新人ホステスに、貴山が前髪パッツンの物理学者に変装。小型のエックス線装置まで持ち込んでトリックを明かそうとするが、その場でしっぽを掴むことができず苦戦。しかし、「涼子トリセツ」を大活用中の久実が生けた花“マメザクラ”がヒントとなり、マジックの種を見つけることできた。

仁志の住所を知らないはずのホステス涼子が、「住所を送る」と言われ、間髪入れずに「知ってる」とかえしてしまうウッカリや、トリックを見破ろうと躍起になる姿、中国人実業家マダム・ヤンに扮していたはずなのに、最後はなんとも雑なやり取りになっていくところなどが、ゆるくて面白いとTwitterで話題に。涼子と貴山、2人の中国人変装は「コンフィデンスマンjp」のダー子とボクちゃんを彷彿とさせたが、詐欺のための成り切りではなく、涼子たちはあくまで情報を得るための一時の扮そうなので、ちょいちょい“素”が出てもOK、ということなのだろう。

第3話は、貴山が脳神経外科の病室に入院中の男性を見舞い、そんな貴山を見守る涼子の姿で締めくくられた。次回5月8日に放送される第4話では、貴山と涼子が出会った事件が取り上げられる。ある日、久実が事務所のクローゼットで某有名美容クリニックのナース服を発見する。貴山の話では、記念すべき最初の依頼で使った衣装だというが、どうやら涼子にとっては思い出したくない過去のようで…。美容クリニックの医院長役で水野美紀がゲスト出演、天野と水野2人のプライドをかけた真剣バトルに注目!

前回:第3話 ネタバレあらすじ


久実が働き始めた「上水流エージェンシー」に、諫間の紹介だという建設会社会長の本藤朝子(神野三鈴)がやって来る。話を聞くと、息子の仁志(笠原秀幸)が二年前に社長を継いだものの、事あるごとに会長である母に判断を仰ぎ、近頃は高円寺裕也(高橋克実)という怪しげな予知能力者にも頼っているという。

朝子は「息子の目を覚ましてほしい」と涼子に依頼。仁志と秘書の新井大輔(安井順平)が、高級クラブで高円寺と会うことを知った涼子は、新人ホステスに扮して店に潜入。予知能力をもつという高円寺は店に入ってくる客の素性を次々に言い当て自らの予知能力を披露、涼子も貴山の協力を得て挑戦するが敗退してしまう。そんな高山の能力にすっかり魅了された仁志が、高円寺を自社の経営コンサルタントに据えようとするが、新井は反対。高円寺はもっと高い予知能力を見せると宣言し、涼子の誘導でその会場が本藤家に決まった。

丹波(丸山智己)の調べによると、この半年間で、予知能力による詐欺の被害がいくつか確認されており、そのどれもが“寺”を含む駅名を名乗っていることから、涼子はこれらすべてが高円寺の仕業だと確信する。

そして迎えた予知能力実演当日。高円寺は実況中継のボートレースの順位をすべて当ててみせる。仁志の名刺の裏に予想を書きこみ、それを本藤家のコレクションである漆の箱に入れ、レース終了後に確認するというものだ。物理学者に扮した貴山が簡易エックス線装置で箱を調べるもなんのトリックもない。涼子と貴山はトリックがまったくわからず頭を抱えてしまう。

浩次(中川大輔)から水商売の女性たちを騙しまくっていた男がいたと情報が入る。そこに、すっかり高円寺を信じ込んだ仁志が、あす高円寺と2年間で5000万円の顧問契約を結ぶという電話が入る。朝子から報酬を倍にすると言われてやる気を出す涼子。久実が事務所に飾った「マメザクラ」の名を耳にして、涼子は何かをひらめいた。

レストランで顧問契約として5000万円の小切手を交わしていた本藤と高円寺の間に、中国企業の金華コーポレーションの楊ツィイーに扮した涼子と、その中国人秘書に扮した貴山が自分にも予知能力を見せてくれと言ってくる。

予知能力は自分のためには使えないという高円寺に、涼子は自分が1億円のロトくじを買うから、自分のために番号を当ててくれと言う。そうすれば、予知番号と引き換えにその場で5000万円を支払うと持ち掛ける。顧問料の5000万円+5000万円。なんとも美味しい話に高円寺は快諾し、ロト番号をコースターに書いて涼子に渡す。

すると、貴山が今ここで小切手を切ると、手数料がものすごくかかると言い出し、涼子はもらったコースターと5000万円の小切手を交換しようと提案する。1億円の当たり番号と5000万円の小切手、悪い話ではないはずだ。

予知が本物なら、ロトの賞金は最低でも1億もらえるから高円寺に損はない、他人のための予知ならいくらでも稼げる、さすが中国の人は発想が違うと、感服する仁志。そんな仁志に新井は呆れかえり、小切手を奪われそうになった高円寺は慌てて逃げ出し、自分が詐欺師だと自ら明かしてしまう。

高円寺が嘘をついていたことを知った仁志は愕然とする。涼子と貴山は変装を解いて正体を明かし、ボートレースの種明かしをする。実は秘書の新井と高円寺はグルで、新井は漆の箱に小型のプリンターをセットし、レース直後に高円寺がスマホで番号を書きこみ名刺にプリントさせていたのだった。会社の詳細も新井が情報を渡しており、身近に“サクラ”が居たことで完璧な予知能力をみせることができていたのだ。

信頼していた秘書の裏切りに仁志は激怒するが、新井は「あんたが社長の器じゃないからだ。ただのボンボンが、先代の真似して社長気取り、何も決められない、給料も安いまま」と言い返す。そんな愚痴を居酒屋でもらしていた時、高円寺に声をかけられた新井は、分け前を半分やると言われて乗ってしまった。

逃げ出した高円寺は丹波と刑事によって捕らえられ、新井も連れていかれた。「自信がなかった…」と項垂れる仁志に「なかったのは自信じゃなくて、負けたときの覚悟」と涼子は諭す。先代社長が成功したのも、自信があったからじゃない。負けたときの覚悟があったからだと。

翌日。朝子が上水流エージェンシーに1000万円の報酬を届けにきた。5000万円をだまし取られていたかもしれないのだから安いものだと朝子は言い、そして自分は会長を辞めると告げた。「覚悟がなかったのは自分も同じ。後は息子に任せて、これからは家族として支える」と朝子は涼子に感謝を告げた。

エピローグ
貴山は、帝都総合病院の脳神経外科の病室に入院中の貴山勇作(小林隆)を見舞っていた。「今どこ?」という涼子のLINEに「猫カフェで癒されてます」と返信する貴山。しかし、病室の外には貴山を見守る涼子の姿があった…。

次回:第4話 あらすじ


8カ月前。探偵事務所を立ち上げたばかりの涼子の元へ、弁護士時代の後輩が依頼者・西田真紀(市川由衣)をつれてやってくる。結婚を機に、額の大きなあざを消そうと、美容家・愛原樹里亜(水野美紀)が院長を務めるビューティーラボで施術を受けたが、一度は消えたあざがみるみるひどくなったという。そのあざを元に戻すには海外で整形するしかなく、真紀はそのために必要な多額の費用を樹里亜から奪いたいと涙をこぼす。

依頼を引き受けた涼子は、クリニックに乗り込んでみるものの、樹里亜は弁護士資格を失った涼子をあざ笑い、挙げ句、元犯罪者呼ばわり。出足からつまずく涼子だったが、やがて、樹里亜が若くてイケメンの秘書を探していることが判明。涼子は道端で猫を探していた一人の青年と出会い、さえない見た目をイケメンへと変身させる。その男は涼子の想像をはるかに超える頭脳の持ち主で、まんまと秘書になることに成功。彼こそが、後に涼子のバディとなる貴山だった。貴山は、樹里亜が薬品名や美容機器の名前が書かれた黒革の手帳を肌身離さず持っていることに気づき…。

カンテレ・フジテレビ系 月10ドラマ「合理的にあり得ない ~探偵・上水流涼子の解明~」は4月17日よる10時スタート。/原作:柚月裕子『合理的にあり得ない 上水流涼子の解明』(講談社文庫)/主題歌:ざきのすけ「彼は誰どき」/ 出演:天海祐希 松下洸平 白石聖 中川大輔 丸山智己 仲村トオル 各話ゲスト出演:高嶋政伸、高橋克実、水野美紀、戸田菜穂、早見あかり、猪塚健太 ほか。番組公式Twitterアカウントは「@arienai_g 」。PR動画は番組公式サイトにて公開中。

「合理的にあり得ない ~探偵・上水流涼子の解明~」番組公式サイト
【2023春ドラマ】
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