5月8日にカンテレ・フジテレビ系　月10ドラマ「合理的にあり得ない～探偵・上水流涼子の解明～」第4話が放送され、“貴山”松下洸平の謎すぎる過去に注目が集まった。次回第5話では“涼子”天海祐希の好敵手“美の魔法使い”水野美紀のボディーガードに！？予告動画は番組公式サイトで公開されている。



「合理的にあり得ない　上水流涼子の解明」は、明晰な頭脳とずば抜けた行動力、そして時に大胆な変装さえも武器にする女探偵・上水流涼子（天海祐希）が、IQ140の相棒・貴山伸彦（松下洸平）とタッグを組み、様々な依頼を、超大胆な方法で解決していく極上痛快エンターテインメント。

5月8日の第4話では、涼子と貴山の出会いが描かれた。逃げ出した猫を探していた貴山と偶然出会った涼子は、半ば強引に貴山を仕事に引き入れて、ターゲットのもとへ有能なイケメン秘書として送り込む。IQ140で金庫破りまでできてしまう貴山は、歌舞伎町に顔の利く浩次を始め、高価なネックレスの精巧なレプリカを作れるツテまでもっており、涼子でなくとも「いったい何者？」と思わずにはいられない。

さらに帝都総合病院に意識不明のまま入院してる父親・勇作（小林隆）の件に警察が関わっていることまでは分かったのだが、肝心の“何故”の部分はまったく明かされていない。女探偵・上水流涼子の経歴が賑やかすぎてこれまで気にも留めていなかったが、同じくらい優秀な貴山の過去に視聴者は興味をかきたてられた。

そして、今回の好敵手・樹里亜役の水野美紀と天野の余裕さえ感じさせる演技バトルは、面白いように盛り上がり視聴者を夢中にさせた。ドラマラストで、再び樹里亜が登場し、次回5月15日に放送される第5話で依頼人になることがわかった。引き続き2人の闘いを観戦できると思うと、楽しみでならない。いがみ合いながらも互いの実力を認め合っている（であろう）2人は、依頼人とボディーガードという形で行動をともにすることに。殺人予告ともとれる脅迫状の犯人捜しと身辺警護のためなのだが、予告動画では2人がこの状況を密かに楽しんでいる様子がみてとれる。果たして、樹里亜の命を狙う人物とは何者なのか？樹里亜は何を隠し、何を恐れているのだろうか？

■前回：第4話 ネタバレあらすじ
久実（白石聖）が事務所のクローゼットを整理中、ナース服を見つける。これも変装に使ったのかと涼子に訊ねると、事務所の初仕事のときのものだと貴山が明かし、興味津々の久実に涼子がイヤイヤ話し始めた。

8カ月前。探偵事務所を立ち上げたばかりの涼子の元へ、弁護士時代の後輩が依頼者・西田真紀（市川由衣）をつれてやってきた。結婚を機に、額の大きなあざを消そうと、美容家・愛原樹里亜（水野美紀）が院長を務めるビューティーラボで施術を受けたが、一度は消えたあざがみるみるひどくなったという。額に大きく広がった赤黒いアザはとても不憫だ。そのあざを元に戻すには海外で整形するしかなく、真紀はそのために必要な多額の費用を樹里亜から奪いたいと涙をこぼす。

依頼を引き受けた涼子は、すぐさまクリニックに乗り込んでみるものの、樹里亜は弁護士資格を失った涼子をあざ笑い、挙げ句、元犯罪者呼ばわりされて追い返されてしまう。

出足からつまずく涼子だったが、やがて、樹里亜が若くてイケメンの秘書を探していることが判明。涼子は道端で猫を探していた一人の青年と出会い、さえない見た目をイケメンへと変身させる。その男は涼子の想像をはるかに超える頭脳の持ち主で、まんまと秘書になることに成功。彼こそが、後に涼子のバディとなる貴山だった。

貴山は、樹里亜が薬品名や美容機器の名前が書かれた黒革の手帳を肌身離さず持っていることに気づき、そこに不正の証拠が書かれていると推測するが、手帖は常に樹里亜の手元にあるか厳重な金庫に仕舞われている。なかなか不正の証拠をつかめない涼子のもとへ、依頼者の真紀がやってきて、結婚が破談になったと。婚約者の滝本悟志（小久保寿人）が、結婚は止めようと言い出したのだ。今では連絡さえ撮れないと沈んだ声でいう。

涼子は樹里亜をベロベロに酔わせ、その隙に金庫の鍵を拝借しようと計画をたてる。貴山は涼子に浩次（中川大輔）を紹介し、歌舞伎町のSMクラブをホストクラブに仕立て、樹里亜を誘いこんだ。ブサイクしかいないからと帰ろうとする樹里亜を涼子が煽り、テキーラで勝負を挑んだ。やっとのことで樹里亜を酔い潰し、クリニックの鍵を拝借。貴山が夜間にクリニックにやってきたことを守衛（吉田ウーロン太）は不信がるが、涼子が樹里亜の声真似をして追い払い、2人はなんとか手帖の内容を写真に収めることができた。

翌日。涼子は手帖の内容を手に入れたことを明かし、真紀への施術で、日本では無認可の新薬lavanを使ったと書かれていると樹里亜に迫り、真紀の顔を元に戻す整形手術費用として2000万円を要求する。しかし、樹里亜は物証がない以上、裁判でも勝てないことは涼子もよく知っているはずだと開き直った。樹里亜から直接2000万円を受け取ることができなかったが、涼子たちは、しっかり一矢を報いていた。ホストクラブでシャンパンをかけあったときに、樹里亜が身に着けていた2000万円のネックレスを拭くふりをして、まんまとレプリカとすり替えていたのだ。

身に着けている本人も見抜けない精巧なレプリカは、貴山が知り合いに作らせたものだった。IQ140の天才で、語学も堪能、金庫破りもできて、あちらこちらに様々な筋の友達がいる貴山。涼子はいったい何者？と問いつつも、言いたくなければ聴かないと言い、一緒に働いてくれと探偵事務所にスカウトした。ただ1つ、「嘘はつかない」ことだけを約束させて…。

2人の話を聴いた久実は「良い話」だと喜ぶが、実は依頼者が結婚式の予定日に自殺してしまったことが明かされる。手術費用として奪い取った2000万円のネックレスを真紀は受け取ることができなかった…。間に合わなかったと悔いる涼子と貴山は、「だから話したくなかった」と顔をゆがめた。

昔話が終わったその時、突如事務所に来客が。つかつかとヒールを鳴らして入ってきたのは、他でもない樹里亜だった。樹里亜は開口一発「殺されそうだから助けて」と告げ、貴山と涼子を唖然とさせた。

■次回：第5話 あらすじ
樹里亜が殺害予告ともとれる脅迫状が届いたと、涼子と貴山に助けを求めにやってきた。因縁の相手からの依頼を断わろうとするが、高額な報酬につられた涼子は身辺警護と犯人特定の依頼を引き受けることに。ナースに扮した涼子が身辺警護をしていたある日、歩いていた2人に向かって工事現場の鉄パイプが倒れてくる 。樹里亜は脅迫状の件を公にする。すると、人ごみから作業服の男が樹里亜に罵声を浴びせてきた。その風貌から男が自殺した真紀の元婚約者・滝本だと考えた涼子は貴山と久実を使って滝本にある揺さぶりをかけ…。

カンテレ・フジテレビ系 月10ドラマ「合理的にあり得ない　～探偵・上水流涼子の解明～」は4月17日よる10時スタート。／原作：柚月裕子『合理的にあり得ない　上水流涼子の解明』（講談社文庫）／主題歌：ざきのすけ「彼は誰どき」／ 出演：天海祐希　松下洸平　白石聖　中川大輔　丸山智己　仲村トオル 各話ゲスト出演：高嶋政伸、高橋克実、水野美紀、戸田菜穂、早見あかり、猪塚健太 ほか。番組公式Twitterアカウントは「@arienai_g 」。PR動画は番組公式サイトにて公開中。

◇「合理的にあり得ない　～探偵・上水流涼子の解明～」番組公式サイト
【2023春ドラマ】
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