天海祐希「合理的にあり得ない」第5話 ラストで“貴山”松下洸平が豹変!ネタバレと第6話予告

2023年05月16日10時43分ドラマ
(C)カンテレ、フジテレビ

5月15日にカンテレ・フジテレビ系 月10ドラマ「合理的にあり得ない~探偵・上水流涼子の解明~」第5話が放送され“樹里亜”水野美紀のとんでもない悪事が明らかになった。次回第6話では“貴山”松下洸平の悲しい過去が明らかに…。予告動画は番組公式サイトで公開されている。



「合理的にあり得ない 上水流涼子の解明」は、明晰な頭脳とずば抜けた行動力、そして時に大胆な変装さえも武器にする女探偵・上水流涼子(天海祐希)が、IQ140の相棒・貴山伸彦(松下洸平)とタッグを組み、様々な依頼を、超大胆な方法で解決していく極上痛快エンターテインメント。

5月15日の第5話では、依頼人の自殺によって依頼が打ち切りとなってしまった8ヵ月前の事件が掘り起こされることに。その因縁の相手・樹里亜が涼子に身辺警護と殺人予告の犯人捜しを1000万円という破格金額で依頼。ところが、この「脅迫事件」は思いもよらぬ真実をあばきだし、最終的に、万事めでたく解決することができた。

事件も解決し、100%の達成率を誇って祝杯をあげようというドラマ終盤、前回のラスト動揺に、貴山が父・勇作(小林隆)の入院する病室を訪れると、父の心拍数に変化が生じ長い眠りから目を覚ますようすをみせた。すると、貴山が豹変、父の胸倉をつかんで「どうして母さんを殺した!…絶対許さない!早く回復しろ!僕が殺してやる」と絶叫。何か事件があってのことと、思ってはいたが、Twitterでは貴山の変貌と衝撃の展開に、「最後の闇落ち貴山さんが頭からはなれない」「貴山さんの過去…気になる」「洸平くんの演技に息をのむ」「最後びっくりして声出なかった…」「衝撃的すぎる」といったコメントがあがった。

次回5月23日に放送される第6話では、貴山の家族に起こった悲しい過去が明かされる。6年前、アメリカで暮らしていた貴山のもとに届いた母と妹の死の知らせ。2人は就寝中、家に火をつけられ殺害された。警察によると、犯人は当時外務省の官僚だった父の可能性があるという。しかし、自らも火事に巻き込まれた勇作は、事件以来、放火殺人の容疑をかけられたまま植物状態になってしまった。貴山は、いつ意識が戻るか分からない父の看病を続けながら、ある強い思いを胸に秘めていた…。母と妹を殺した犯人は本当に父なのか?

そして、上水流エージェンシーにきた次なる依頼は、現職副大臣と建設会社社長の黒い関係が絡んだ殺人事件。政治とカネの疑惑は思わぬ波紋を生み…。

■前回:第5話 ネタバレあらすじ
上水流エージェンシーに「マジェスティックビューティーラボ」代表の樹里亜(水野美紀)が殺人予告の犯人探しと自分の警護を依頼していた。前回敗北をきしたこともあり、涼子(天海祐希)は樹里亜が大嫌いだが、1000万円の依頼料を積まれたうえ、1日延長するごとに100万円上乗せすると言われ、笑顔で依頼を受けることに。しかし本当の狙いは、樹里亜の悪事を暴いて破滅させることだった。

樹里亜は貴山(松下洸平)を警護につかせたかったが、貴山が樹里亜を怖がるため、涼子がラボの新人スタッフとして配置された。エステ帰りに、2人が歩道を歩いていると、黒いパーカーにマスクを着けた人物が工事現場で鉄パイプを落とし、樹里亜の危険に気づいた涼子がすばやくかばう。

樹里亜は自分に殺人予告があったこと、何者かに襲われたことを公表し、押し寄せた取材陣を前に国会議員への出馬を表明。自殺して亡くなった西田真紀(市川由衣)の元婚約者・滝本(小久保寿人)が、会見会場の後ろから「悪魔、魔女!」と樹里亜を罵った。

滝本がラボの近くで働いていることを突き止めた涼子は、浩次(中川大輔)とその仲間たちを使って、滝本と同じ津軽出身という設定の貴山と久実に接触させる。チンピラから救ってくれ、さらに青森の郷土料理・イカメンチをごちそうになった滝本は、真紀の先輩だという貴山にこころを許す。滝本は鉄パイプ事件の日は、仕事が休みで友人と会っており、もちろん樹里亜に危害を加えてはいなかった。さらに滝本から、真紀は自殺するギリギリまで、樹里亜と戦う姿勢でいて「これから樹里亜に会いに行く」とメッセージを送っていたことを知らされる。貴山は真紀が投身自殺(遺体は見つからなかった)した崖を訪れ、港をまわり聞き込みをする。

そんな中、樹里亜の元に再び殺害予告が届いた。箱に顔を焼かれた人形が詰められているのをみた樹里亜は、前回とは違い本気で恐怖に怯えていた。樹里亜から前回の殺害予告は選挙にたつためのパフォーマンスだったと知らされてあきれかえる涼子。樹里亜は一度は解雇した涼子に再び警護を依頼する。

実は樹里亜が真紀を殺したのではないかと疑う涼子と貴山は、樹里亜に自白させるため、誘拐という強硬手段に出た。サロンの地下室に樹里亜を拘束し、真紀の声であの日、崖に呼び出した樹里亜に殺されたことを白状させようとするが、樹里亜はなかなか本当のことを言わない。ドライアイスの煙を毒ガスに見立てて脅してもびくともしない。涼子は最後の手段に出た。

樹里亜の前に死んだはずの真紀が現れた。「生きてるはずない、だってあのとき私が殺したんだから!」やっと樹里亜は自分の罪を告白した。樹里亜に突き落とされた真紀は瀕死のところを漁師に救われていたのだが、“復讐”するために身をひとめていたのだ。

ところが、生きている真紀を前にしても尚、結局私は殺してないんだから、何も悪くないと樹里亜。涼子は、樹里亜は真紀を2度殺したと告げる。1度目は顔に傷を負わせて女性として殺し、2度目は海に突き落として人間として殺したと。そして、奇跡的に真紀は生きているのは、これまで樹里亜のせいで苦しめられてきた女性たちの恨みの力だと力説する。

樹里亜の誘拐捜査に動いていた警察が、サロンの地下室に捕らえられている彼女を見つけた。そして「私が殺した」という録画が流れ、樹里亜は事情聴取のため警察に連れていかれた。

事件も片付き、上水流エージェンシーに真紀がやっていた。

真紀を見つけたのは涼子だった。樹里亜が通っていたエステサロンに従業員として勤めていた真紀は、樹里亜に復讐する機会を狙っていた。しかし、滝本が樹里亜を罵るところを目にし、自分がやらなければ滝本が先に何かしてしまうかもしれないと焦り脅迫状を送りつけたのだ。そしてまさに復讐が行われようとしていた直前、涼子が止めに入っていた。

そこへ滝本がやってきた。生きている真紀を目にして抱きしめる。滝本が「今は結婚をやめよう」と言ったのは、傷ついた真紀の心が落ち着くまで延期しようという意味だったと語り、そもそも真紀の顔や見た目を好きになったのではなく「心」を愛しているのだと告げた。

涼子は、互いへの愛を再確認した2人に、樹里亜から奪った2000万円のネックレスをプレゼントする。依頼料も結婚祝だから要らないといい、その代わり復讐はもう辞めにしてほしいと告げる。貴山も2人に新しい人生を歩いてほしいと声をかけた。

唯一の敗退だった案件を成功させ、100%の成功率に祝杯を上げようと久実が持つかけるが、貴山は「猫カフェ」に行くと言って、事務所を後にする。そして、いつもの病院へ出向く。

看護師と貴山が、貴山の父・勇作(小林隆)の心拍数が上がったのにきづく。意識が戻るのかもしれない。看護師が医師を呼びに席を離れると、貴山は勇作の胸ぐらをつかみ「どうして、どうして母さんを勝手に殺した! 佳純を殺した!おい、起きろ!絶対許さない、早く回復しろ、僕が殺してやる!」

■次回:第6話 あらすじ
ある日、線路に転落して亡くなった夫の死の真相を調べてほしいという女性が上水流エージェンシーにやって来る。その女性によると、建設会社に勤務していた夫は、死の直前、「いつか俺は社長に殺されるかもしれない」とおびえていたという。夫が勤めていた八雲建設の社長・八雲治(浅野和之)は、アジアの途上国へ多額の寄付をするなど、慈善家として知られる人物。やがて、八雲が料亭で、現職の国会議員で外務副大臣の増本幸次郎(石黒賢)と会食することを突き止めた涼子たちは、何やらきなくさい空気を感じて…。

カンテレ・フジテレビ系 月10ドラマ「合理的にあり得ない ~探偵・上水流涼子の解明~」は4月17日よる10時スタート。/原作:柚月裕子『合理的にあり得ない 上水流涼子の解明』(講談社文庫)/主題歌:ざきのすけ「彼は誰どき」/ 出演:天海祐希 松下洸平 白石聖 中川大輔 丸山智己 仲村トオル 各話ゲスト出演:高嶋政伸、高橋克実、水野美紀、戸田菜穂、早見あかり、猪塚健太 ほか。番組公式Twitterアカウントは「@arienai_g 」。PR動画は番組公式サイトにて公開中。

「合理的にあり得ない ~探偵・上水流涼子の解明~」番組公式サイト
【2023春ドラマ】
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