「合理的にあり得ない」天海祐希に催眠術をかけたのは、松下洸平!?第9話ネタバレと第10話予告

2023年06月13日10時58分ドラマ
(C)カンテレ、フジテレビ

6月12日にカンテレ・フジテレビ系 月10ドラマ「合理的にあり得ない~探偵・上水流涼子の解明~」第9話が放送され、見習い探偵・久実(白石聖)が大暴走!次回第10話で貴山が絶体絶命の危機に!予告動画は番組公式サイトで公開されている。



「合理的にあり得ない 上水流涼子の解明」は、明晰な頭脳とずば抜けた行動力、そして時に大胆な変装さえも武器にする女探偵・上水流涼子(天海祐希)が、IQ140の相棒・貴山伸彦(松下洸平)とタッグを組み、様々な依頼を、超大胆な方法で解決していく極上痛快エンターテインメント。

6月12日の第9話では、元夫の元で暮らしている息子の親権を手に入れたいという女性からの依頼が舞い込む。見習い探偵の久実は、高圧的な父の元で勉強漬けだという息子を自分に重ねて大暴走、なんとか母親の元へ帰そうと走り回るがすべて失敗してしまう。依頼者に肩入れする気持ちは大事だが、誰もが彼女のようにピュアな気持ちをもっているわけではないのだ。人の裏が読めない久実は、人としては魅力はたっぷりだが、残念ながら探偵としての才能はなさそう。

そして、今回の事件にも“裏”があり、実は女性は自分の子供を金づるにしようと考えていたこと、そして、本当は血のつながっていない父子が、互いに信頼し合い自分を律しながら人生を万進していたことが突き止められた。息子は自分の意志で勉強することを望んでいたし、厳しい父を尊敬していたのだ。

そんな中、貴山に「氷川」という男が接近。氷川は貴山が変わったことに関心しながらも、何故上水流涼子とつるんでいるのかと訊ねる。さらに髪型や服を変えても、お前のやったことは一生消せない、と貴山を挑発した。アメリカから帰国した後、貴山が何をしていたのか、まったくわかっていなかったが、どうやらかなり「ヤバイ過去」があるようだ。

Twitterでは、涼子の傷害事件に「催眠術師」が関与していたことがわかり、それが、球技以外はなんでも起用にこなす、貴山なのではないかといった考察があがっている。

次回6月19日に放送される第10話の予告動画には、貴山が氷川に拉致され、拳銃を向けられるシーンが!さらに、椎名と対面することになった涼子が、この件には関わらない方が良いと忠告をうけ…。

■前回:第9話 ネタバレあらすじ
弁護士資格を剥奪される原因となった傷害事件の記憶があいまいな涼子(天海祐希)は、自らの拳が血に染まるまで殴ってしまった被害者・椎名保(野間口徹)に謝罪するべく、椎名が経営する下町のレンズ工場へ向かう。しかし、何度訪ねても椎名は会ってもくれず、息子の孝(本田響矢)に門前払いをくらう。しかし、今回はなんとか手紙だけは受け取ってもらえた。椎名は涼子の手紙を読むが、それを握りつぶしてしまう。

涼子が事務所に戻ると、10歳の息子の親権を取り戻したいという依頼人の澤本香奈江(入山法子)が訪ねてきていた。息子の直人は5年前に離婚した元夫で整形外科医の安生健吾(高橋光臣)と暮らしており、保育士の香奈江には親権を取り戻すための裁判費用を工面することが難しく、今まで泣き寝入りしてきたという。

直人が厳しい父の元で毎日多くの習い事をさせられ遊ぶ暇もない知った久実(白石聖)は、勝手に依頼を引き受けると言ってしまう。涼子は安生の身辺をさぐるため、久実をクリニックへ送り込む。安生は患者にきつい言葉を投げかける高圧的な医者だった。久実の設定の甘い仮病はすぐにバレてしまい、保険金目当てかと追及させ、あげくはクレーマー扱いされてしまう。その後も久実の勝手な行動は続き、直人に不審者として警察に突き出されてしまい、涼子は久実に1週間の謹慎を言い渡す。

久実は父・諫間慶介(仲村トオル)から、「探偵ごっこはもう気が済んだだろう」と言われ、来年の就職先を紹介される。しかし久実は「これは私の人生、私のことは私が決める」と猛反発。

貴山と涼子はサッカーのスカウトマンに扮して直人に接触するが、そこに安生が現れ、「約束が守れないならサッカーをやめろ」と叱った。涼子は「それは教育虐待だ」と言うが、安生に他人には関係ないこと断じられた。

香奈江を呼んで現状を伝える。今のところ安生が不適格者という証明はできないが、たとえばハニートラップをかけるなどすれば可能だと話すと、香奈江も承諾する。

涼子はあることに気づき、貴山とともに香奈江を尾行する。すると、香奈江は公衆トイレで着替えをし、別人のような派手な衣装に着替えて若いホスト・勇二(木戸邑弥)とラブホテルへ…。涼子と貴山も尾行を続けた。

貴山がもっていたコンクリート盗聴器で、隣りの部屋の会話を盗み聞くと、2人が安生の財産を手に入れるために直人の親権を手に入れようとしていることが分かった。さらに、直人が安生の実の子供でないことも判明する。浩次(中川大輔)からの情報によると、勇二はカモになりそうな女性に貢がせては捨てるというクズ中のクズだという。

自分の子供を金づるとしか思っていない母親と、高圧的な父親。どちらといる方が直人は幸せなのか?香奈江の依頼は「親権を取り戻す」こと、それを達成するのが仕事で、後のことはあの家族が決めればいいと涼子は語る。

安生のクリニックへ 出向いた涼子と貴山は、自分たちが探偵だということを明かし、香奈江からの依頼内容と直人の出生の秘密を持ち出す。しかし、安生は自分が子供を作れない体だということを知っており、直人が自分の子ではないことも分かっていた。「直人が生まれてきたときに何があっても直人は自分が守る」と決めたと安生は言う。

そして、香奈江が出産後、すぐに育児放棄して男と遊び歩くようになったこと、いつか変わってくれるのではと期待をしたが、香奈江はまったく変わらず5年前に離婚を決めたことを明かした。すると、涼子はそれなら頼みたいことがあると言い…。

いつも直人がサッカーの練習をしている公園に、安生がやってきて、たまには一緒に練習しようという。そんな2人の様子を涼子と香奈江が見守っていた。

そこへ貴山が勇二を連れてやってくる。涼子は残念ながら今回の依頼は達成できないと香奈江に告げ、ラブホテルで録った2人の会話を聴かせ、さらに勇二には他に女がいて、香奈江をカモにしていることを明かす。勇二は直人の親権が奪えたら、安生を青酸カリで殺して、香奈江から金をまきあげて逃げるという計画をたてていた。勇二は丹波(丸山智己) に連行された。

直人と安生がサッカーを楽しんでいるところへ、何故か久実が乱入し、自分が探偵だと明かし、「毎日勉強ばかりで可哀想」と直人を自由にしてくれるよう安生に訴えた。すると直人は「僕はかわいそうじゃない。勉強もサッカーもやりたいと言ったのは僕だよ。それはお父さんみたいなお医者さんになりたいから、お父さんは僕のやりたいことをやらせてくれているだけ。お父さんは本当にいいお医者さんなんだよ、病院に行くと患者さんがみんな言っている。厳しいけど、それは患者のことを思ってのことだって」と思いを伝えた。

久実や涼子たちは、直人と安生が親子以上の絆で結ばれていることに気づきハッとさせられる。後日、事務所に諫間がやってきて、久実に「この前は就職先を勝手に決めて悪かった」と謝罪する。久実も「全部自分のことを思ってくれてのことだとわかった」といい、こちらの親子関係も元通りになる。

貴山は浩次に忠告を受けていた氷川(阿部亮平)に待ち伏せられた。氷川は貴山にからんでくるが、逃げるように立ち去る。そんな貴山の背中に「髪型や服を変えても、お前のやったことは一生消せない」と氷川は告げる。

その頃、涼子の元に「あなたの望んでいるもの」というメッセージとともに動画が届く。そこには、催眠術を受けているかのような涼子の姿と、「これから言う数字を聞いたあなたは、自分でも抑えきれないほどの怒りの感情が湧き上がってきます。その数字は3776…」との命令が。涼子はこの前断片的に思い出した数字「3776」を椎名がつぶやいていたことを思い出し…。

■次回:第10話 あらすじ
動画を見た涼子に、椎名を殴った日の記憶が鮮明によみがえった。一方、貴山の前に再び氷川が姿を表した。かつての仲間を真っ向から拒絶する貴山、しかし氷川が大人しく引き下がるはずもなく、「俺の仕事を手伝え」と交換条件をつけて脅しをかけてきた。

改めて動画をみていた涼子は、映像の中に見覚えのあるものを発見。その手掛かりから、かつて自分の後輩だった弁護士に行きつくと、8ヵ月前の知らなかった事実が明らかになり…。

カンテレ・フジテレビ系 月10ドラマ「合理的にあり得ない ~探偵・上水流涼子の解明~」は4月17日よる10時スタート。/原作:柚月裕子『合理的にあり得ない 上水流涼子の解明』(講談社文庫)/主題歌:ざきのすけ「彼は誰どき」/ 出演:天海祐希 松下洸平 白石聖 中川大輔 丸山智己 仲村トオル 各話ゲスト出演:高嶋政伸、高橋克実、水野美紀、戸田菜穂、早見あかり、猪塚健太 ほか。番組公式Twitterアカウントは「@arienai_g 」。PR動画は番組公式サイトにて公開中。

「合理的にあり得ない ~探偵・上水流涼子の解明~」番組公式サイト
【2023春ドラマ】
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