【最終回】「合理的にあり得ない」やはり仲村トオルが黒幕だった!?第10話ネタバレと第11話予告

2023年06月20日11時19分ドラマ
(C)カンテレ、フジテレビ

6月19日にカンテレ・フジテレビ系 月10ドラマ「合理的にあり得ない~探偵・上水流涼子の解明~」第10話が放送され、涼子と貴山が魅せた最高のバディに感動の声があがった。次回第11話はついに最終回。諫間が語る傷害事件の真実とは?予告動画は番組公式サイトで公開されている。



「合理的にあり得ない 上水流涼子の解明」は、明晰な頭脳とずば抜けた行動力、そして時に大胆な変装さえも武器にする女探偵・上水流涼子(天海祐希)が、IQ140の相棒・貴山伸彦(松下洸平)とタッグを組み、様々な依頼を、超大胆な方法で解決していく極上痛快エンターテインメント。

6月19日の第10話で、涼子に後催眠術暗示をかけて暴力事件を引き起こさせた犯人が、貴山だったことが判明した。とはいえ、なんでも器用にこなしてしまう貴山ならさもあらんと、たいていの視聴者も予想していたことだったはず。貴山が神妙な顔で涼子をみつめていたのは、自分の犯した罪を償いたいという想いもこめられていたのだと考えれば、いろいろと納得がいく。もちろん、恋愛的な意味も多少はあると思う…。

それにしても、涼子の度量の広さと貴山への信頼の深さには恐れ入った。氷川の卑劣なゲームにはきっぱり付き合わず、事実を告げられても貴山を「うちのこ」と呼んで親愛の情を明かし、本当の敵である悪党氷川に堂々と立ち向かった。危機が去った後も、決して貴山を責めることなく、難しい依頼(後催眠術暗示)をやってのけたことを褒めさえしたのだ。

命の危機にありながらも黒幕を突き止めようとした貴山、そして貴山の裏切りにもまったく動じなかった涼子、Twitterでは、2人の関係に「最強バディ」「最高のバディ!」と賛美があがっている。誰もが認める涼子貴山バディの絆が深まり、そして真の敵の名も明らかになった。

そして、次回6月26日に放送される第11話でついに最終回を迎える。それでも諫間慶介(仲村トオル)が黒幕だと信じられない涼子は、直接本人に訊ねるべく諫間のもとへと向かう。しかし諫間は、驚くべき言葉を口にして…。傷害事件の真実を知った涼子、さらに椎名が拉致監禁され、爆弾を仕掛けられてしまうという新たな事件が勃発する!そして、父の非情な仕打ちを知った娘の久実は…。

■前回:第10話 ネタバレあらすじ
何者かから送られてきた動画を見た涼子に、椎名(野間口徹)を殴った日の記憶が鮮明によみがえった。「3776」、その言葉を聞いた涼子はどうしようもなく怒りが抑えきらず、椎名を殴り続けてしまったのだ。涼子から相談をうけた丹波刑事(丸山智己)は、それは催眠術の一種で、あるキーワードを言われると特定の行動を取る「後催眠術暗示」なのではないかと告げる。

一方、久実(白石聖)と買い出しに来ていた貴山(松下洸平)の前に、再び氷川(阿部亮平)が現れた。貴山はかつての仲間を真っ向から拒絶するが、氷川が大人しく引き下がるはずもなく、涼子に危害を加えると暗に脅し「俺の仕事を手伝え」と持ち掛けてきた。

改めて動画をみていた涼子は、見覚えのあるセラピーサロンのロゴを発見。その手掛かりから、かつて自分の後輩だった弁護士の谷川(長田成哉) に行きつく。当時、不眠症に悩まされていた涼子に、そのセラピーサロンを紹介したのが谷川だった。

谷川に質問を拒絶された涼子は、谷川の事務所へ入り込み、谷川が涼子の事件があった8ヵ月前に、涼子の仕事をすべて引き継いでいたことを知る。

そんな中、上水流エージェンシーに諫間慶介(仲村トオル)が手土産のワサビプリンを持ってやってきた。諫間は久実の就職祝いに送った花瓶を使っていることを喜ぶが、久実が本気で探偵になりたいと言っているのを心配し、解雇して家に戻してほしいと頼んできた。

涼子は諫間に、自分が起こした暴行事件が後催眠暗示によるものだと言ったら信じるか?と問うと、諫間は涼子の口癖を借りて「あり得ない」と答えた。

そのとき、突然警察官が事務所にやってきて、谷川がビルの踊り場から転落死したことを告げ、昼間に谷川と言い争っていた涼子を容疑者として連行していった。取り調べの担当刑事は、今日から刑事課に配属された丹波だった。

涼子の疑いは晴れて釈放されるが、事件の裏に大きな力を感じた涼子は、貴山の心配をよそに、自分のことは自分で解決すると決意。貴山も涼子を守るために氷川からの仕事の依頼をうけなければならず、事務所を辞めると涼子に告げた。

貴山が氷川の事務所に顔を出すと、氷川は谷川を殺したことをあっさりと認めた。そして次の犠牲者は涼子かもと仄めかす。貴山は「じゃあ、僕は何をすればいい?」と応え、氷川に付いて夫を亡くした女性から財産を奪う詐欺に手を貸すことに…。

涼子はセラピーサロンがあったビルを管理している不動産へ出向き、担当者(温水洋一)からサロンのオーナー情報を聞き出し、40代の山田隆史、そして、リバーエンドコーポレーションという社名を突き止めた。

浩次(中川大輔)によると、リバーエンドコーポレーションは氷川というハングレのダミー会社で、貴山と会ったのも氷川の闇バイトだという。父親に殺人容疑がかかっていた貴山は普通の仕事に付くことができず、父親の治療費を稼ぐために仕方なくやっていたのだ。IT系が得意な貴山は氷川に気に入られ、重宝されていたらしい。氷川が最近、密輸など大きな悪事に手を出していることも知らされた。

貴山は氷川にもう詐欺の片棒は担げないと告げる。昔は何も考えずにやっていたけれど、今では良心が許さないのだ。氷川は貴山の反抗を許さず、格闘ゲームをすると言って手下2人に貴山を襲わせた。初めのうちは涼子の闘いをイメージして相手を倒していったが、氷川に後ろから殴打され、銃をつきつけられて、拉致されてしまう。

涼子がリバーエンドコーポレーションへ行くと、すでにもぬけの殻。しかし、机の上に涼子への招待状が置かれていた。「パソコンのマウスをクリックして」という指示通りにすると、モニターに催眠術をかけられたときの映像が流れ、後催眠術暗示をかけていたのが貴山だったことが明かされた。メンタリズムを学んでいた貴山は後催眠暗示の知識も持ち合わせていたのだ。涼子は驚くべき事実に打ちのめされてしまう…。

貴山は自分がかけた暗示によって有名な弁護士である涼子が社会的に抹殺されてしまったことをニュースで知り、悔いていた。涼子の元で働くことになったのも、実は貴山自身が涼子との接触を望んだからだった。

貴山は銃で脅されながらも、心残りは黒幕がわからないことだと氷川にいい、殺す前にそれだけでも教えてくれた頼みこむ。氷川は黒幕の名を貴山に耳打ちした。

そこへ、涼子が「やってる?」と乱入。まさか貴山の裏切りを知った涼子が助けにくるとは思っていなかった氷川と貴山本人は驚く。一年しか付き合いがないのに信じるのかという氷川に「信頼は過ごした長さじゃなく、深さで築かれる。こんなことで、私たちの仲がどうにかなるなんて、ありえない」と涼子は断言。

そこへ丹波も現れ、氷川が貴山に銃をつきつけたところ、丹波の一発が氷川に命中。氷川や部下たちは散り散りに逃げ、丹波はそれを捕まえに走り出した。

事務所に戻ってきた貴山は涼子から手当を受ける。貴山は自分と涼子の命が狙われていることを丹波だけには告げていた。まさか、これまで本当の事を明かさなかった自分を涼子が助けにくるとは思わなかったという貴山に、命が危ないと連絡をもらったら体が自然と動いていたのだと涼子は語る。

貴山はこれまでウソをついていたことを謝るが、涼子は「依頼された仕事をきちんと成し遂げただけ。だから罪悪感をもつことはない。悪いのは騙された自分。だから、これからもここで働いて欲しい。私には貴山が必要なの」と告げた。

自分みたいな普通の弁護士になんでそこまでややこしいことをするのか、まだわからないことがあるという涼子に、貴山は黒幕の名を告げた。「諫間慶介」


そんな2人の会話を、諫間本人が盗み聴いていた。実は久実の就職祝いの花瓶には盗聴器が仕掛けられていたのだ。

■次回:第11話 あらすじ
何故、諫間にあんな姑息な手を使われて法曹界から追放されなければならなかったのか、納得のいかない涼子は、貴山に促されて、諫間グループの顧問弁護士だったころのことを思い返す。すると、諫間が夫妻を抱えた技術系の小さな会社と合併しようと躍起になり、それに反対してもめたことがあったと思い出す…。しかし、いくら考えてもそれごときで信頼がゆらぐはずがない。理由がわからず、もはや本人に聞くしかないと意を決した涼子は、貴山を連れて諫間の元へ向かう。

カンテレ・フジテレビ系 月10ドラマ「合理的にあり得ない ~探偵・上水流涼子の解明~」は4月17日よる10時スタート。/原作:柚月裕子『合理的にあり得ない 上水流涼子の解明』(講談社文庫)/主題歌:ざきのすけ「彼は誰どき」/ 出演:天海祐希 松下洸平 白石聖 中川大輔 丸山智己 仲村トオル 各話ゲスト出演:高嶋政伸、高橋克実、水野美紀、戸田菜穂、早見あかり、猪塚健太 ほか。番組公式Twitterアカウントは「@arienai_g 」。PR動画は番組公式サイトにて公開中。

「合理的にあり得ない ~探偵・上水流涼子の解明~」番組公式サイト
【2023春ドラマ】
【関連記事・各話あらすじ】