【最終回ネタバレ】視聴率7.8%「合理的にあり得ない」第11話で天海祐希と仲村トオルが直接対決!

2023年06月27日11時01分ドラマ
(C)カンテレ、フジテレビ

6月26日にカンテレ・フジテレビ系 月10ドラマ「合理的にあり得ない~探偵・上水流涼子の解明~」最終回の第11話が放送され、暴行事件と「3776」すべての謎が明かされた。温水洋一&玉山鉄二のサプライズ出演に 「BOSS」ファンが歓喜。最新話見逃し配信はカンテレドーガ、Tverで、関連動画は番組公式サイトで公開されている。



「合理的にあり得ない 上水流涼子の解明」は、明晰な頭脳とずば抜けた行動力、そして時に大胆な変装さえも武器にする女探偵・上水流涼子(天海祐希)が、IQ140の相棒・貴山伸彦(松下洸平)とタッグを組み、様々な依頼を、超大胆な方法で解決していく極上痛快エンターテインメント。

気になる視聴率は、初回から9.3%、7.9%、8.3%、7.8%、7.5%、7.1%、7.5%、7.4%、7.4%、7.8%と順調に推移し、最終回は7.8%を記録した。

6月26日に放送された最終回第11話では、本作定番のどんでん返しが最大規模で行われ、視聴者の度肝をぬいた。とはいえ、きっと涼子と貴山が何か仕掛けているはずと予想していた視聴者も多く、久実の奇跡の生還には「やっぱり」「分かってはいたけれど」といった感想が上がっていた。

ドラマラストでは、これからも涼子が探偵を続けていく事、そして貴山の給与が上がらない事の掛け合いが楽しく続き、涼子と貴山のカメラ目線で締めくくられると、Twitterには「ラスト可愛いすぎ」「最初から最後まで物凄いスピードで、予測のつかないラストばかりで本当に面白かったです」「続編やってほしい」「今シーズンのドラマの中で1番面白かった」と最高バディーへの賛美や続編を希望するコメントが上がった。

またエンドロールに「温水洋一(声)」、「玉山鉄二」の名が挙がると、「BOSSだ」、「無償にBOSSがみたくなった」「オマージュ来たー」と大盛り上がり、玉山鉄二は涼子らがは諫間の会社に忍び込もうとした際に、ビルの警備員役で登場。バルーン業者に変装している涼子に「あれっ?あなた、どこかで?なんか懐かしいな」と敬礼で見送り、 第10話にも不動産業者で登場していた温水洋一は、最終回ラストでは「BOSS」の山村の名前で出前の電話をかけてくる役で登場し、ドラマファンを喜ばせた。

息をつかせぬ展開と毎話痛快などんでん返しでたっぷり楽しませてくれた本作。次回続編があるならば、絶対楽しい作品になることだけは、合理的にあり得る!

■最終回:第11話 ネタバレあらすじ
弁護士だった当時、涼子(天海祐希)に後催眠暗示をかけて暴力沙汰を起こさせるように依頼し、法曹界から追放したのは諫間(仲村トオル)だった。いったいなぜ諫間が自分を貶めなければならなかったのか?

諫間グループの顧問弁護士だった頃のある揉め事を思い返した涼子は、かつて諫間が負債を抱えた技術系の小さな会社と合併しようと躍起になり、涼子はそれに反対したことを思い出す。諫間は日本の優秀な技術者を守るための合併だというが、涼子は自社を守るために、あえい苦言をていしたのだ。しかし、その程度のことで姑息な手段を使って自分を失脚させるとは思えず、納得できない涼子は、貴山(松下洸平)とともに諫間の元へ直接出向く。

氷川(阿部亮平) から黒幕が諫間だと聞いたことを告げ、本当のことをいって欲しいと涼子が詰め寄ると、諫間は「ずーっと邪魔だったんだよ。君が。殺されなかっただけでもありがたく思え」と言い放った。その言葉にショックを受けた涼子はしばらく固まるが「この男、全力で潰す…覚悟しといて」と言い放ち、その場をあとにする。

涼子と貴山は丹波(丸山智己)と合流し、氷川(阿部亮平)に逃げられたことと、氷川がただの闇バイトのまとめ役だけでなく、ダミー会社がS・インダストリーという産業用機械を輸出している会社と繋がっているということを知らされる。

そのころ、諫間は氷川に何故自分が黒幕だと明かしたのかと問うていた。「手荒なマネはするなと言ったはずだ、谷川も殺さなくてよかった」と諫間は氷川を非難するが、「そういうのはうちの上に任されてるから」と氷川は平然と答えるだけだった。

そんな中、S・インダストリーのミスターSから、諫間に椎名椎名(野間口徹)のレンズの完成はまでかと催促の連絡がはいる。「あとはレンズだけ。1日も早く完成させて我が社と諫間に有益な結果をもたらしたい」

上水流エージェンシー事務所では、涼子と貴山が、久実(白石聖)に諫間が黒幕だったことを打ち明け、久実に対する気持ちは今までと変わらないから、今後は好きなように決めていいと話す。

そこに椎名の息子・孝(本田響矢)が、父が何者かに連れ去られてしまったと駆け込んできた。椎名レンズの工場には、椎名の遺書のようなメモがあり、警察に連絡すれば孝にも危険が及ぶと書かれていたため、涼子たちは警察に連絡することもできない。

椎名から電話がかかるが、すぐに切られてしまう。そのあと氷川が孝にテレビ電話をかけてき、すぐそばに涼子たちがいることにも気づき、爆弾を身に着けた椎名を見せつけ、「1時間以内に助けに来い」とせせら笑った。

氷川は椎名に1時間以内にレンズを完成させないと息子も死ぬと脅迫し、起爆タイマーを起動させた。すでに頭の中に設計図を完成させていた椎名は、あわてて図面を完成させる。しかし、氷川はそのデータを手に入れると、起爆タイマーを止めないままその場を去って行った。

貴山と涼子は、椎名からの電話の背景音から居場所を確定し、起爆一分前に椎名を見つけ出す。爆発時間が迫る中、赤と白のどちらかの線を切るかを譲り合っていると、ギリギリのところで涼子が赤を選び、なんとか爆発を阻止することができた。涼子が選んだのは激辛の赤。「出た、バカみたいな理由。」と揶揄する貴山だったが「でも唐辛子に感謝」と手を合わせる。

事務所に戻り、椎名から暴行事件の時に口にした「3776」について話を聞く。事件の際、椎名が涼子に聞こうとしていたのは、「3776計画を知っているか」ということだった。椎名レンズは、もともと天体望遠鏡のレンズを作る会社で、レンズを進化させ、暗闇でも見える高性能レンズを改良していた。1年半前、さらに進化させたものを作ってほしいと諫間に頼まれたのだが、要求がだんだんきつくなり、何に使うか聞いても教えてくれないため不安になったという。

たまたま「3776計画」の書類が目に入り、それについて訊ねると諫間が激怒したため不信感が募り、信頼のおける涼子に「3776計画」について話をきくため呼び出したのだと話す。

涼子と貴山は「3776計画」について調べるため諫間の会社に侵入することに。すると久実が、自分も手伝いたいと名乗り出る。久実とバルーン業者に扮した涼子と貴山が、諫間のサプライズ誕生日パーティの飾り付けをしに来たというていで、諫間のオフィスに入りこむ。

そして諫間のPCの「富士山(3776m)」フォルダを開くと、そこに軍事用ドローン開発についての文書が…。驚く三人の前に、出張に行っていたはずの諫間が現れ、日本の技術者を守るため、法にも抵触していないと主張する。

「人の命はどうでもいいの」と涼子が責めると、諫間は「実行犯は氷川とその上に任せてある、絶対に一線を越えないことを条件に任せた」と言い逃れをする。久実も「自分の手を汚していないだけでやっていることは一緒。今のパパ、ママに見せられるの?」と父を責める。「何があっても決心は変わらない」と断言する諫間に、久実は「最後の誕生日プレゼント」と言ってピンを手渡した。

ドローン部品の輸出第一便が明日だと突き止めた涼子たちは、港に張り込み、浩次たちにも闇バイトに潜入させる。一方、諫間は空港にいて氷川から連絡を受けていた。実は港での輸出はフェイクで航空便で輸送する計画だったのだ。

港からのテレビ電話を見ている諫間。貴山が発煙筒で煙をだして大混乱したところを、氷川が浩次を捕らえて騒動を収めるが、浩次の足を銃で撃ち、さらにトラックに放り込むと時限爆弾をしかけた。「やめろ」と諫間は叫ぶが氷川は意に介さない。

そこへ涼子が現れた。諫間の場所を突き止められたのは、久実がプレゼントしたピンにしかけておいたGPSのおかげだと明かす。そこにまた氷川からテレビ電話が入る。画像を見ると、突然久実が現れ、トラックの中の浩次を助けようと車内に乗り込んだ。そのとたん、時限爆弾が爆発し…。諫間は娘の死に絶望する。

久実が死んでしまった…「なんでこんなことしたの?」と涼子。諫間は「私は社員とその家族の暮らしを守りたかっただけだ」と話す。業績が落ちていたとき、S・インダストリーからドローン計画を持ちかけられたのだという。「たった1人の家族も守れなかったくせに!あんたのせいだ、あんた、人間的にあり得ない」と責め続ける涼子。

警察がパトカーでやってきて、諫間は外為法違反の罪で逮捕された。そこへ、爆破に巻き込まれたはず久実が駆け寄ってくる、「どうしてもパパを止めたかったから」といい、騙したことを詫びる。娘が生きていたことを諫間は喜び「久実が生きてるなら、それでいい」と優しい笑顔をみせた。

港の映像は、発煙筒の画像以降は貴山がCG合成したものだった。氷川はその時すでに浩次らに取り押さえられており、氷川の役は貴山が担っていた。貴山と涼子は事務所の花瓶に盗聴機が仕込まれていたことに気づいており、それを逆手にとって、今回の計画をたてていた。涼子は諫間が事務所を盗聴していたのは、涼子たちを監視するためではなく、久実が危険な目に遭わないよう見守るためだったと語る。

諫間は起訴され、氷川も逮捕された。貴山は冤罪が証明されたのだから弁護士に戻ったらと涼子に提案する。しかし、涼子はあっちの世界には戻らない、探偵の刺激には敵わないと告げる。この機に給料を上げてくれと貴山は頼むが、涼子は、弁護士口調で法令をあげ、従業員に給料を上げろという権利はないと言い放ち、足りない分はバイトで稼げという。時間外労働、休日出勤に、炊事洗濯、バイトする暇なんてないと貴山は嘆くのだった。

カンテレ・フジテレビ系 月10ドラマ「合理的にあり得ない ~探偵・上水流涼子の解明~」は4月17日よる10時スタート。/原作:柚月裕子『合理的にあり得ない 上水流涼子の解明』(講談社文庫)/主題歌:ざきのすけ「彼は誰どき」/ 出演:天海祐希 松下洸平 白石聖 中川大輔 丸山智己 仲村トオル 各話ゲスト出演:高嶋政伸、高橋克実、水野美紀、戸田菜穂、早見あかり、猪塚健太 ほか。番組公式Twitterアカウントは「@arienai_g 」。PR動画は番組公式サイトにて公開中。

「合理的にあり得ない ~探偵・上水流涼子の解明~」番組公式サイト
【2023春ドラマ】
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