壮絶な人生を田中樹が熱演!北大路欣也の言葉に感銘を受けた東山紀之!「刑事7人Season9」第7話ネタバレと第8話予告

2023年07月20日10時26分ドラマ
©テレビ朝日

津波で母親を失った井手孝也(田中樹)は“疑似家族”となった山岡夫妻も失った!そんな井手の生きた証を天樹(東山紀之)たちは探し続ける!「刑事7人Season9」第8話「幻夜」は1週明けて 2023年8月2日(水)21時から放送する。ついに10年前の事件の真相が明らかになる!予告動画は番組公式サイトで公開されている。



人気刑事ドラマで9シーズン目を迎える「刑事7人」の第7話が7月19日に放送された。第1話からドラマの横軸になっている10年前に食堂を営む山岡夫婦が殺されて放火された事件の背景がさらにわかってきた。12日に放送された第6話で、遺体で発見された井手孝也(田中樹)もまた山岡夫妻と関わりがあった。井手を殺した犯人は井手が関わっていた詐欺事件を裏で取り仕切る半グレの犯行かと思われたが、それもまた違った。10年前の山岡夫妻の事件とともに、井手の事件もまだ解明されていない。

第7話で注目されたのは、井手の過去だった。幼い頃両親が離婚し、母親と暮してきたが、津波によって母親を失った。父親には新しい家庭があり、戻る場所はない。養護施設しか居場所のなくなった井手を暖かく迎えてくれたのは被災した人のために被災地で食堂をやっていた山岡夫妻だった。そして、井手と同じように津波で家族を失っていた望月和沙(山崎紘菜)、浜崎修斗(堀井新太)とともに疑似家族のような関係を築く。やっと得た幸せだったが、山岡夫妻は無残にも何者かに殺された。自暴自棄になった井手は半グレの使いっ走りのような仕事ばかりをする。そして最後に「再度、裁判を頼みたい」という希望を持ったところで無残にも“思いも寄らない人”によって殺された。この悲惨な人生をSixTONESの田中樹が淡々を演じた。表情を変えるシーンすらないほど、「闇」を抱えている演技だ。バラエティやYouTubeチャンネルなどでは格段に明るく振る舞っている田中樹が闇を抱えた青年を演じきった。

さらに、天樹(東山紀之)も刑事を辞めようと考えていたが、義理の父でもある法医学者の堂本(北大路欣也)は刑事としての信念を失いかけている天樹に「被害者に寄り添い、命の尊さを見つけるのが刑事仕事じゃないんか」と芯をつく言葉をかけた。

世界水泳の放送のため7月26日は1週お休みとなり、8月2日に第8話は放送される。第8話では10年前の事件や関連する未解決の事件捜査に全力を注ぐことになる。10年前の事件から担当する片桐正敏(吉田鋼太郎)たちはどんな真実を暴くのか。

「特捜9 Season6」の最終回後、翌週の6月7日にすぐに第1話の放送始まった「刑事7人Season9」もドラマの最終回が近づいてきた。通常、3か月クールで進むケースの多い連続ドラマだが、「特捜9 Season6」が4、5月、「刑事7人Season9」が6、7、8月前半となり、8月16日からはミステリー色の濃い「水9」にシリーズ誕生から25年目を迎える「科捜研の女」が放送されることが発表されている。

■前回:第7話ネタバレあらすじ
高校2年生の春、突然襲ってきた大地震によって母親を失い、その後、児童福祉施設に引き取られた井手孝也(田中樹)。その12年後、都内で遺体となって発見された彼は、10年前の東関東強殺事件を調べていたが、天樹悠(東山紀之)の執念の捜査によって、さらに井手のこれまでの人生がわかってくる。

幼い頃に両親は離婚。母子家庭で育っていたが、幸せな時間だった。津波が来る日、慌てて登校したために母親との最後の会話もまともにできなかった。津波の後、母親との連絡はとれない。周りの同級生は次々を両親が迎えに来る中、母親の行方は知れない。父親に連絡してみても引き取りは拒否される。自暴自棄で自殺しようとしているところに望月和沙が通りかかり、「やまお食堂」に連れて行かれる。そこにはやさしい山岡夫妻がいた。井手と同じように和沙も家族を失っていた。浜崎修斗もおなじような境遇で、5人で“疑似家族”のような関係になっていった。

しかし、その幸せな時間も長く続かない。10年前に夫妻は殺され、思いを寄せていた和沙は失明した。修斗はそんな和沙を助けるために共に暮し、真犯人に復讐するという。夫妻のことは大好きだったが、そのために殺人まではできないと考えたいでは、また、居場所をなくした。井手は半グレの使いっ走りのような存在になってゆく。

一方で、井手の殺害容疑で、特殊詐欺グループを追っている青山新(塚本高史)と野々村拓海(白洲迅)は、生前の井手とメッセージアプリでやり取りをしていた詐欺グループメンバーの原田武雄(兼松若人)の後をつける…。

井手の過去を知った天樹は和沙(山崎紘菜)に会いに行く。インターホンでは反応しないが、電話に出てくれ、面会した。井手が最後に手にしていたマスコットを見せると、自分のものだという。さらに天樹がインターホンの履歴を調べたところ、殺された日に和沙の元に会いに来ていた。井手は殺された日に、山岡夫妻の事件を担当した検事、裁判官にも会っていた。和沙は会いに来てくれたのに会えなかった事態にショックを受ける。

井手は裁判官に再審を依頼したいとネット記事のライターを装って聞いてみたが、再審するまでの証拠が集まらないと難しいと言われていた。やまお食堂の跡地は大きなショッピングモールになっていて、跡形もなかった。井手は特殊詐欺の受け子として老婆から金を受け取るはずだったが、母親の姿を重ねてしまい、詐欺だと正直にいって帰った。井手の家には半グレたちが待っていた。

青山たちはなんとか原田を捕まえたが、井手を殺した犯人ではなかった。井手はまさかの犯人に殺されていたのだ。刑事としての信念を失いかけていた天樹に、井手の解剖を終えた堂本(北大路欣也)は「被害者に寄り添い、命の尊さを見つけるのが刑事仕事じゃないんか」と声をかけた。

■第8話あらすじ
片桐正敏(吉田鋼太郎)は、10年前の東関東連続強殺事件に関係していると思われる複数の殺人事件の解決、暴露チャンネル《ポリス浄化ぁ》の首謀者の特定を急ぐように新専従捜査班のメンバーに命じた。一方で、天樹(東山紀之)は、3年前に和沙(山崎紘菜)が聞いたという、江戸川区夫婦殺害事件の《犯人らしき者の声》に迫る…。

やがて、天樹たちの執念の捜査によって、片桐がかつて単独で追っていた大企業「利根川開発」の存在が浮上するが、警察の上層部との繋がりが見当たらない――。そんな中、警視庁・監察官で、野々村拓海(白洲迅)の同期でもある焼津大地(泉澤祐希)が新専従捜査班の前に現われた。

テレビ朝日 2023年6月7日スタート。毎週水曜日よる9時放送、「刑事7人Season9」。出演:東山紀之、小瀧望(ジャニーズWEST)、田辺誠一、白洲迅、塚本高史、吉田鋼太郎、北大路欣也ほか。番組公式Twitterアカウントは「@keiji_7nin」。

テレビ朝日「刑事7人Season9」番組公式サイト

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