宮沢りえ主演、映画『月』の刃はあなたに向けられている!衝撃の予告編映像解禁!

2023年09月14日18時00分映画

辺見庸の同名小説を原作に、脚本・監督に石井裕也、主演に宮沢りえ、共演にはオダギリジョー、磯村勇斗、二階堂ふみといった布陣で製作した映画『月』の衝撃の予告編映像解禁となった。

原作は、実際の障害者殺傷事件をモチーフにした辺見庸による『月』。事件を起こした個人を裁くのではなく、事件を生み出した社会的背景と人間存在の深部に切り込まなければならないと感じたという著者は、〈語られたくない事実〉の内部に潜ることに小説という形で挑戦した。



解禁された予告編は、重度障害者施設の⽇常から始まり、新たな命を宿した主⼈公・洋⼦(宮沢りえ)と、「⼆⼈で頑張ろう!」と胸を張る夫の昌平(オダギリジョー)の姿が映し出される。そして新⽣活に向けて歩み出すところから⼀変し、「知ってる?施設は森の中にあるの。隠されているのよ。本当は誰も現実を⾒たくないからでしょ」という陽⼦(⼆階堂ふみ)の⾔葉から、不穏な空気が漂い始める。

そこから洋⼦が⾒た障害者施設の現実は、暴⼒と虐待。次第に疲弊していく洋⼦に声をかけたのはさとくん(磯村勇⽃)だった…。「変えたほうがよくないですか?」と真っ直ぐに洋⼦を⾒つめ、衝撃的な⾏動に出るさとくんと、取り乱しながらも「私はあなたを絶対に認めない」と⼈を傷つけることに対して否定する洋⼦。両者の「いのち」をめぐる戦いが展開していく。

予告編

「この映画の刃はあなたに向けられている。」 ⽬を背けたくなるが⽬が離せない衝撃の描写から、最後に語られる「⽣きててよかった」という⼀⾔。果たして洋⼦は、この現実から希望を⾒出していくのか…。

■あらすじ
そして、その日は来てしまった。
深い森の奥にある重度障害者施設。ここで新しく働くことになった堂島洋子(宮沢りえ)は“書けなくなった”元・有名作家だ。彼女を「師匠」と呼ぶ夫の昌平(オダギリジョー)と、ふたりで慎ましい暮らしを営んでいる。施設職員の同僚には作家を目指す陽子(二階堂ふみ)や、絵の好きな青年さとくん(磯村勇斗)らがいた。そしてもうひとつの出会いーー洋子と生年月日が一緒の入所者、“きーちゃん”。光の届かない部屋で、ベッドに横たわったまま動かない“きーちゃん”のことを、洋子はどこか他人に思えず親身になっていく。
しかしこの職場は決して楽園ではない。洋子は他の職員による入所者への心ない扱いや暴力を目の当たりにする。そんな世の理不尽に誰よりも憤っているのは、さとくんだ。彼の中で増幅する正義感や使命感が、やがて怒りを伴う形で徐々に頭をもたげていく――。
そして、その日はついにやってくる。

(C)2023『月』製作委員会

■作品概要
宮沢りえ
磯村勇斗 
長井恵里  大塚ヒロタ  笠原秀幸  
板谷由夏  モロ師岡  鶴見辰吾  原日出子 / 高畑淳子
二階堂ふみ / オダギリジョー

監督・脚本:石井裕也
原作:辺見庸『月』(角川文庫刊) 音楽:岩代太郎

公式HP
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