「ヒップタッチの女王」チャ議員、チョン院長が殺され視聴率8.7%!イ・ミンギの慰めに胸キュン!第11・12話あらすじ

2023年09月18日10時00分ドラマ
画像:JTBC「힙하게」より / Netflixシリーズ「ヒップタッチの女王」独占配信中

JTBCサイキックコメディ「ヒップタッチの女王」(脚本イ・ナムギュ、演出キム・ソクユン)9月16日(土)第11話と第12話は予測不可能な展開が視聴者の視線を釘付けにし、ニールセンコリアによると第12話の視聴率が全国8.7%、首都圏9.4%と二けたに迫る勢いだった。Netflixでも配信開始したあらすじと見どころ、視聴率など紹介。(ネタバレあり)
【「Netflix」で独占配信の韓国ドラマ】

「ヒップタッチの女王」は、お尻を触るとその動物や人物の記憶が見える獣医と、ある事情で田舎町の警察に左遷させられた刑事がタッグを組んで事件を解決していくドタバタ"コメロマ" (コメディ+ロマンス)だ。
【各話のあらすじ】



■キャスト
獣医ポン・イェブン役:ハン・ジミン
刑事ムン・ジャンヨル役:イ・ミンギ
コンビニ店員キム・ソヌ役:スホ/EXO
▼イェブン関係
親友ペ・オッキ役:チュ・ミンギョン
祖父チョン・ウィファン院長役:ヤン・ジェソン
叔母チョン・ヒョノク役:パク・ソンヨン
▼ムジン警察署強力班
班長ウォン・ジョンムク役:キム・ヒウォン
刑事ナ・ミラン役:チョン・イラン
刑事ペ・ドッキ役:チョ・ミングク
 ほか

■第11話あらすじ
ジャンヨルは何とかソヌを”真実の尻”に座らせようとするが、彼は頑として座らない。グァンシク(パク・ノシク)は機会を見つけてソヌの記憶を見ると言うが、ジャンヨルは危険だからやめるよう忠告する。

一方、イェブンは、チャ議員(イ・スンジュン)のヒップタッチで見えた母の映像が頭から離れない。ヒョノクも、父チョン院長がウォン班長に渡した事件ファイルを見て、姉ミオクを思い出す。

翌日イェブンとヒョノクはミオクの墓参りに行く。遺書もなく40歳の若さで命を絶った理由が知りたいとイェブン。ヒョノクは「姉は情熱と正義感に溢れていた。弱い人たちのために記事を書いた。いい記者だった。チャ議員には相談していた」と話す。

ウォン班長は、院長から預かった事件ファイルを参考に、当時の再開発の詐欺被害者の一人に会い行く。デモの写真と記事を見せると、非常対策委員長の女性と彼女の小学生の息子の話をする。その女性の連絡先を聞いたが、利口そうな少年を残して行方不明になったと言われる。

チャ議員がチョン院長に当選の挨拶に来ていた。イェブンは、帰る議員を引き留め母が自殺した理由を知っていたら教えてほしいと頼む。議員は「お母さんはうつで薬を飲んでいた。相談されたが私も忙しく、亡くなる数ヶ月前から顔を見ていなかった」と答えた。イェブンが見た記憶の映像と違っていたことに違和感を覚える。

ヒョノクは、父に姉の記事を集めていた理由を訊くと、「ミオクは自殺してない」と答えた。

ソヌが自転車で出かけるのを見たジャンヨルは、ソヌの部屋に忍び込んで、手帳の間に挟んであった子供の時の写真を見つける。バックはムジンの海だった。そこに霊媒師のジョンベもソヌの部屋に入って来て鉢合わせ。英語を習っているソヌの厳しい教えぶりを愚痴り、テストを直そうと部屋に入ったと説明する。。

その時、グァンシクからソヌを追っていると連絡が入る。ジャンヨルから危険だからと止められるが、居眠りするのを確認して工房へ。そっと脚に触れようとしたときソヌが目を醒まし、驚いたグァンシクが倒れて落ちてきた木材で怪我をする。

1人海を見ながら母を思って酒を飲むイェブン。そこにソヌがやって来る。「母を最後に見たのがこの海。母が一番辛いとき、私は友達といた。私は幼すぎた」と後悔するイェブンに、「優しいですね」と言って「当時は、僕を置いて消えた母を許したくなかった。今はただ会いたいです」と母を懐かしむソヌ。イェブンはそっと彼の肩に手を置いて慰めてやる。

ソヌと別れたイェブンに声をかけるジャンヨル。ソヌは危険だと言われるが、超能力者だとしても共感力のある彼が犯人とは思えないイェブン。自分にも共感力があるというジャンヨルにテストし、共感力ゼロと判定。もう1問出せといわれ「母が自殺した理由を知りたい」と悲し気なイェブンの肩に不器用に手を置いて慰める。

翌日、ヒョノクはウォン班長に「父から”姉は自殺していない”と言われて混乱している」と話す。ウォン班長はヒョノクと一緒に事件ファイルを元にミオクの死の真相を探ることに。まずは再開発ブームの時に、一番地価が上がると言われた現場に来たが、土地は平地のまま放置されていた。「ユン議員(チェ・ムソン)が一坪10万ウォンで買い占め、観光特区の噂が出た時、一坪200万ウォンで残らず売った。結局、特区にも選ばれず開発もされず、地価は暴落。その時、唯一被害者側に立って記事を書き一緒にデモをしたのがミオクさんだった」と班長が説明する。

次に2人はデモをした人たちに会おうと土地台帳を調べる。だが、ほとんどチャ・ジュマン名義で、ただ一人土地を売らなかった人に会いに行く。「当時再開発されると聞き、有り金叩いて1坪200万で買ったが、20万まで暴落し借金だけ残った。その時ジュマンが“借金だけでも返した方がいい”と1坪50万でほとんどの土地を買った」と話す。なぜ売らなかったのかと聞くと、「俺はあんなヤツには売らなかった。再開発したら大儲けできるとみんなをそそのかしたユン議員の子分だったから」と答えた。

記者チョン・ミオクのことについては覚えていて、「非常対策委員長の女性とは姉妹のように仲が良かった。だがこの女性は保証金だけもらってソウルに逃げたらしい」と言うのだ。

次に2人は非常対策委員長イ・ウンスが暮らしていた西ソウルへ。部屋を貸していた大家はウンスを苦労人で、身一つでやってきたという。保証金どころか、母子共々まともに食事もしていなかったらしく、出したご飯をあっという間に食べたとも。ところが「数日で戻る」と子供を残して戻ってこなかった。1年間は大家さんが子供の面倒を見たが、その後施設に預けたらしい。

その頃、ジャンヨルもソウルにいた。ソヌが卒業した韓国大学で聞き取りをする。3年前にチャン議員が大学で「地域開発」について講義をしたが、講義の途中でソヌは席を立ち、その後、急に大学院を辞めたという。

ムジン市では、娘ミオクのお墓参りをしたチョン院長が、”チャ・ジュマン”の花籠を見つけ投げ捨てる。そこにチャ議員が現れ、「最近よく目が見えない」と誤魔化す。議員は、院長が後継者名簿を持って帰り、翌日イェブンが返しに来たことを知っていた。家まで送ると院長を無理やり車に乗せる。無事家に着いたが、院長は1人で歩けないほど疲れ切っておりイェブンに「支えてくれ」と助けを求めた。

その夜、チャ議員の事務所を訪れたイェブンはドアの前で、連続殺人犯と同じ格好をしている男を見かける。

■見どころ、感想、視聴率
全国8.0%、首都圏8.4%と高い数字をキープした第11話では、イェヨル(イェブン×ジャンヨル)コンビのいきなり展開されるロマンスに視聴者の「胸キュン」を誘発した!母親がなぜ死んだのか、その理由を知りたいと初めてイェブンがジャンヨルに話した後、ジャンヨルが不器用にイェブンの肩をツンツンする。どうやら本人は慰めているらしく、イェブンに「こうするの」とトントンを教えられる。また、どうしてもソヌ=犯人説が捨てられないジャンヨルが、口を酸っぱくしてもイェブンに「ソヌに会うな。お願いだ。」と告げる姿は、まるで恋人を心配する彼氏のよう。

一方で怪我を負ったグァンシクを迎えに行くシーンでは、イ・ミンギとグァンシク役のパク・ソシクとのブロマンス(?)も観られるのでお楽しみに。

気になるソヌの正体がついに明らかになった。“前科なし、兵役免除、父は死亡 母は行方不明、韓国大学院中退”。ミステリアスな演技で魅せるスホ/EXOだが、今週Disney Plusで独占配信開始した「アスダル年代記:アラムンの剣」の第1話に歴史を記録する士官役で特別出演し、強烈な印象を残した。

またチャ議員の素顔も明かされてきた。墓地で出くわしたチョン院長を車で送る途中、議員は何を話したのか?ひとまず院長が無事に家に戻れてホッとしたが、イェブンの母ミオクの死とスホの母の失踪の影に議員が関与しているはず。

■第12話あらすじ
チャ議員の事務所の前でレインポンチョ姿に包丁を持った霊媒師ジョンベを見かけたイェブンが声をかけると、泣き崩れた。「チャ・ジュマンを殺そうとした」と話すジョンベは、彼の父もまた再開発の詐欺被害者で、軍隊から戻ったジョンベが見たのは父の自殺と、母のショック死だった。自分の手でチャ議員を殺したかったのだと打ち明けた。

イェブンはチャ議員の過去をネットで調べるが記事がない。図書館でやっと見つけたのは母ミオクの記事。そこはは『ムジン再開発不正疑惑、ユン議員の最側近、証人として法廷に立つ』とあった。

ところがオッキの父に確認すると、「ユン議員の関与を証明する証拠も証人も出てこず、裁判はなくなった。そしてユン議員は再選を繰り返しついに長官まで上り詰めた」と言う。当時チャ議員が最側近だった。

ソヌの様子を見張るジャンヨルはウォン班長と何度も鉢合わせ。互いの情報を共有する。ウォンは「昔、ユン議員と補佐官時代のチャ議員が再開発詐欺で大もうけをし、それに抗議した非常対策委員長が急に姿を消し、その息子がキム・ソヌだ」と明かした。ジャンヨルも「キム・ソヌが連続殺人事件に関わっている」と明かすが、根拠はないと、信じない班長。

イェブンは「2005年11月13日の母の事件の捜査記録書を見てほしい」と、ジャンヨルに頼む。その様子をチャ議員は補佐官からの報告で知る。

捜査記録には『解剖の結果、死体から睡眠薬の成分を検出。常用量を越えず、溺死の可能性が高い。外傷はなし』とあった。

翌日、ジャンヨルはイェブンに記録の内容を伝え、「当時は防犯カメラもなかったし、判断の基準は捜査記録だけ。おかしい点はなかった」と説明。事故死の可能性もあるはずなのに、警察が自殺と断定したのはチャ議員が証言したから。もし証言がなければ捜査は続いたはずだった。

イェブンが帰宅すると上機嫌のチャ議員がいた。探りを入れに来たのだろう。帰り際しつこくミオクの話を持ち出す議員に、ついにチョン院長が、「ミオクが自殺でないのを知っているだろう」とつかみかかろうとする。議員は「ミオクはあなたのせいで苦しんだ」とあくまでも自殺と言い切る。議員が祖父に乱暴を働き、犬が吠えた。イェブンは犬のお尻に触って何があったか知り、ますます議員への疑惑を強めた。

「私の母の死に関わることを全て話してくれ」と祖父に迫るイェブン。だが祖父は「私の娘の問題だ。お前が生まれなければ、お前の父親と出会わなければミオクは私のそばにいて、こんなことにならなかった」と憎まれ口。自分が全て片付けると言いはる。「では私の母のことは私がする。どうせ私たちは家族じゃない」と言い放って部屋を出るイェブン。

イェブンを見かけたジャンヨルは後を追う。どうしたのかと聞かれ「話すのは気まずく話しづらい」というイェブンに「おじいさんと喧嘩したのだろう」とジャンヨル。「元々孫とも思っていないから、平気で傷つくことが言える」と打ち明ける。

「人はたまに本心と違うことを言う。一度祖父を触ってみればいい」とジャンヨル。イェブンは、触って祖父が心底自分を憎んでいそうで怖かったのだ。

オッキのお陰で酔いつぶれたチャ議員の尻に触れて時間をかけて彼の記憶を見ることに成功。

当時補佐官だったチャ議員はユン議員の有罪を証明する情報をUSBに入れてミオクに渡し、法廷で証言すると約束した。ところがそれがユン議員にバレて暴行を受けて脅され、チャ議員は睡眠薬でミオクを眠らせ、自殺に見せかけて殺害したのだった。

そんな中、ソヌを見張っていたドッキから1時間前にソヌが消えたと報告が入る。チャ議員の事務所に駆け付けたジャンヨルは、チャ議員の遺体と、その傍で血に染まった包丁を手に倒れているチョン院長を発見する。

ジャンヨルはソヌの工房に駆け付ける。チャ議員が死んだと聞いても驚かないソヌに、早退して何をしたと聞くジャンヨル。「工房に来た」と答えるソヌ。

ジャンヨルはイェブンに「チャ議員は現場で死亡し、チョン院長は意識不明で病院に運ばれた。院長の手に凶器があった」と教える。そして「お前の力が必要だ」とも。

国会議員が死亡したことで、協力犯罪捜査隊がここに捜査本部を置くはず。そうなれば捜査も彼らの判断で進められ、チョン院長が犯人とされてしまう。そこでジャンヨルはウォン班長達と関連資料を全て持ち出し、ジャンヨルの部屋に強力班の臨時j捜査本部と置いた。

テレビでは議員の死を大きく取り上げており、チョン院長が有力容疑者とされていた。これを見たヒョノクが警察署に駆け付けると、そこには元夫ギョンテが、父に不利な証言をしていた。

ジャンヨルはただ黙り込むイェブンを見て「チョン院長が犯人で自殺を図ったと思っているのか?17年間も娘の死を調べ続けたのに、お前はたった1日で結果を出すのか」と叱咤。「院長がパーキンソン病を患っていて、凶器も握れず動作も遅い。不愛想に見えたのは病のせい。真犯人を止められるのはお前だけだ。お前が必要だ」と説得する。

イェブンは祖父の病を知らなかった。薬箱には母とイェブンの写真が大切に忍ばせてあったのを見て、祖父の病室に駆け付けた。涙を流しながら祖父の尻に触れると、祖父はそっと目を開きイェブンは記憶を見た。

イェブンが獣医学科に合格した日、不愛想だった祖父は1人で合格証を見て喜んでいた。

祖父は孫の手をしっかり握りながら息を引き取った。その後、チョン院長の容疑は晴れ、真犯人とてジョンベが逮捕された。

■見どころ・感想・視聴率
物語が大きく動いた第12話の視聴率は全国8.7%、首都圏9.4%と二けたに迫る勢いだった。
今回もイェヨル(イェブン×ジャンヨル)コンビの胸キュンが続く。祖父と喧嘩したイェブンに「慰めが必要か?助けが必要か?」と聞くジャンヨル。「どちらもいらない」と答えながらも彼の服の裾をがっちり握るイェブン。まるで恋人同士のようだ。

オッキのお陰でチャ議員の犯行の一部始終を知ることができたイェブンだったが、祖父を亡くしてしまった。それでも祖父がイェブンを憎んでなどいなかったことが彼女にとって唯一の救い。もっと早く祖父と記憶を見ておけばよかったと涙するイェブンが可哀そうでならない。

捜査に関してはいつもジャンヨルのペースに巻き込まれるウォン班長だったが、今回は違った。ジャンヨルが、これまで全く共通点が見いだせなかった被害者たちが全員が「裏切者だ」という共通点を発見し、強引にソヌ犯人説と結びつけた。ソヌ犯人説に固執するジャンヨルに注意を促すウォン班長が「できる刑事」に見えた一瞬だ。

ラスト、真犯人として逮捕された霊媒師ジョンベだが、彼は本当に犯人なのか?

気になる第13話の予告動画はYouTubeから。放送はJTBCにて9月23日(土)22時30分、Netflixでも放送後配信される。

JTBC「힙하게」番組HP
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