自閉症のケース・モンマの自立のための奮闘が描かれる『マイ・ファミリー~自閉症の僕のひとり立ち』予告動画解禁!

2023年10月31日12時00分映画

オランダの自閉症男性、ケース・モンマを8年間にわたり追ったドキュメンタリー映画『マイ・ファミリー~自閉症の僕のひとり立ち』の予告映像および場面写真が解禁された。11月25日(土)より新宿K’s cinemaにて公開される。



オランダの自閉症男性、ケース・モンマは両親とともに暮していた。気がつけば両親も年老いてゆく。父親はケースを自立させるべく、ケースに一人暮らしを提案した。モンマ家で起こる様々な出来事を8年間にわたり丹念に描きながら、親子が〈自立〉すべく奮闘する姿を追ったヒューマン・ドキュメンタリーとなる。

ケース1撮影中に50歳を迎えたケース。両親はともに80歳を超えている。最近母には認知症の兆候が現われ始めた。ケースはかつて揺るぎない安心を与えてくれるはずだった両親の姿が変わっていくのを目の当たりにし、パニックに陥る。そんな息子に、自分たち亡きあとも安心な暮らしをさせてやりたいと願う両親だったが…。“共生関係”とも言えるほど独特の信頼関係を築いてきた母子を前にして、父親さえもが“部外者”である。何よりもケースを優先することを使命としてきた家族関係には、重要な柱が一つ崩れた時、何が起こるのだろうか?〈自立〉を目指す家族の姿を時にユーモラスに、時に赤裸々に映し出している。

監督とケースの出会いは1997年になる。以来、26年間にわたり交友関係を続け、ケースと両親の関係を撮り続けてきた。ケースを追った前作『ケースのためにできること』(EUフィルムデーズ2020上映時邦題)は、本国オランダで延べ450万人が鑑賞し、ケースは一躍“時の人”となり、自閉症がメディアの注目を集めた。同作はのちにTVシリーズ化される程人気を呼んでいる。本作では、長年の信頼関係があるからこその視点から、ケースの魅力的な人柄、親密な家族関係も描き出している。

ケース2公開される予告映像は自閉症と共に生きながらも自立を目指すケースと家族の交流と葛藤を、あたたかくもユーモラスに捉えたとなっている。

監督・脚本:モニーク・ノルテ
出演:ケース・モンマ、ヘンリエッテ・モンマ、ヴィレム・モンマ、ヤスパー・モンマ
2023年/オランダ/カラー/83分/ドキュメンタリー
※監督の許可を得てオリジナル版(105分/EUフィルムデーズ2023上映版)より短縮。
後援:オランダ王国大使館|一般社団法人 日本発達障害ネットワーク|一般社団法人 日本自閉症協会

映画『マイ・ファミリー~自閉症の僕のひとり立ち』公式サイト
映画『マイ・ファミリー~自閉症の僕のひとり立ち』予告動画 YouTube