「どうする家康」忠臣を演じた山田裕貴&杉野遥亮の退場シーンに視聴者感涙!第44話ネタバレと第45予告

2023年11月20日10時00分ドラマ
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NHK大河ドラマ「どうする家康」(総合20時~、BSP、BS4K18時~)11月19日(日)に放送された第44話「徳川幕府誕生」で本多忠勝(山田裕貴)、榊原康政(杉野遥亮)の退場に視聴者が涙!11月26日(日)放送の第45話「二人のプリンス」でHiHi Jets作間龍斗演じる麗しい秀頼に人々が熱狂する。NHK公式サイトでは予告動画が公開中だ。



11月19日放送の第44話では、関ケ原の戦いで勝利した家康(松本潤)が、江戸に幕府を開いた。新たな時代の幕開けを予感させたが、大坂では茶々(北川景子)が虎視眈々と反撃の機会をうかがう様子が描かれた。秀頼(作間龍斗)の成長が柱に刻まれていく一方で、家康に惚れ、共に戦乱の世を潜り抜けて来た本多忠勝(山田裕貴)、榊原康政(杉野遥亮)が相次いで死去。最後まで家康を思い、熱い友情を見せた2人のラストに視聴者から「最後のやり取りが泣ける」「ロスに陥っています」など愛溢れる退場回に感動の声が寄せられた。

そして「まだ関ケ原は終わっていない」という家康の言葉どおり、11月26日放送の第45話では、大坂の陣の発端となる方広寺鐘銘事件が描かれる。豊臣が再建した方広寺の鐘に刻まれるある言葉が物議をかもすことになるのだが・・・。第44話で麗しい姿で鮮烈な登場をはたした秀頼に人々が熱狂し、茶々による復讐、それを予見し準備してきた家康の最後の戦いが幕を開ける。

■愛されキャラの秀忠
ついに江戸に幕府を開いた家康だが、第44話では頼りない秀忠を心配するあまり叱りつける場面が描かれた。関ケ原の戦いに遅れて参上してきてからというもの、まったく成長が見られない秀忠を心配する家康が「すべてお前のせいじゃ」と一喝。しかし跡継ぎには才気ある秀康ではなく秀忠が選ばれた。

父親からのプレッシャーに悩む秀忠に対し、正信は「関ケ原に間に合わなかったから誰からも恨まれずに済んだ」「偉大なる凡庸と言ったところでしょうな。」と励まし、それをフォローする康政。信長や秀吉といった一代のカリスマの栄光と衰退を目の当りにしてきた2人だからこそ説得力がある言葉に、秀忠はどこか嬉しそうに笑顔を見せた。このやり取りに「ディスられてるのになんか嬉しそうな秀忠が可愛い」「秀忠素直だなー!」と言った声が相次ぎ、かつて家康の側に石川数正と酒井忠次がいた時を彷彿とさせるほっこりシーンに注目が寄せられた。

■前回(第44話)ネタバレあらすじ
関ケ原の戦いで石田三成(中村七之助)を破った家康は、大坂城で戦勝報告を行う。その際、茶々から秀頼と孫娘・千姫の婚姻を約束させられ不満が募らせる家康。方や茶々は、家康はあくまで秀頼が成長し、政務を行えるようになるまでの繋ぎであると釘を刺す。しばらくして、家康は於大(松嶋菜々子)を上洛させる。於大は天子様にも会えて夢の様だと語り、思い残すことはないと話す。そして、もう大事なものは捨てないで欲しいと家康に告げ、その3ヵ月後に息を引き取った。

それから月日は流れ、征夷大将軍となった家康は江戸幕府を開いた。そしてウィリアム・アダムス(村雨辰剛)や才能ある若者たちを数多く登用し、新たな国造りに励む。その一方で、本多忠勝や榊原康政は老いを感じはじめていた。2人より若い井伊直政(板垣李光人)は関ケ原の戦いで受けた傷がもとで、この時既に他界。残された老臣たちは引退する次期をうかがっていたのだった。

その間も、秀頼は成長していき、大坂には豊臣家臣が集結してくる。千姫も輿入れし、茶々は戻って来た大野治長らと共に豊臣再建を企んでいた。千姫は輿入れ前に、母・江(マイコ)から茶々が怖いと聞かされていたので行きたくないと駄々をこねて家康を困らせていたが、家康の悩みの種は頼りない秀忠や、引退宣言をする忠勝だった。家康は、家臣の前で関ケ原に遅刻したことを咎め、理不尽に叱りつけ、秀忠の申し開きにも耳をかさない。これに康政も「生涯最後の諫言」と言ってこれに苦言を呈した。

しかし家康は、自分には叱ってくれる家臣がいたが、秀忠にはそれがいないこと。虎視眈々と反撃の機会をうかがう茶々と秀頼のことを思うと、後に残す秀忠の世を心配するあまり、親心から厳しく叱っていたと胸の内を明かす。「関ケ原はまだ終わっておらぬ」そう話す家康は、今後起こるだろう大戦を見越して、忠勝や康政の力が必要だから引退は認めないと語った。

それから家康は征夷大将軍を1年の内に秀忠に譲ると宣言。突然のことに驚く秀忠だったが、本多正信(松山ケンイチ)から「偉大なる凡庸である秀忠が引き継げば、家中は長続きする」と励まされるのだった。その後、家康は将軍職を秀忠に引き継ぐと、秀頼に挨拶に来るよう手紙を送った。それは今の天下を豊臣に返すことなく徳川家が引き継いでいくことを意味していたので、茶々は激怒し、大野は豊臣との約定破りだと息巻いた。

その頃、忠勝は、自分がいなくなっても西に睨みをきかせられるよう、勇ましい自分の自画像を描かせていた。康政が体を悪くしていることを知り「たわけ。まだ老いるなと言われたろうが」と悔しがる忠勝も、視力を失いつつあった。桶狭間の時に家康を主君と認めてから長い間、家康の背中を追って来た2人だが、慶長11年(1606年)康政が死去。その3年後に忠勝も息を引き取った。そして慶長16年(1611年)秀頼は19歳になり、その凛々しい青年に成長していた。

■第45話「二人のプリンス」あらすじ
関ケ原で敗れ、牢人となった武士が豊臣のもとに集結していた。憂慮した家康は秀頼を二条城に呼び、豊臣が徳川に従うことを認めさせようとするが、初めて世間に姿を見せた秀頼の麗しさに人々は熱狂する。家康は脅威を感じ、秀頼の時代に憂いを残さないために、自らの手で豊臣との問題を解決しようとするのだが・・・。そんな中、豊臣が大仏を再建した方広寺の鐘に刻まれた文言が問題になる。

NHK大河ドラマ「どうする家康」第45話は11月26日(日)総合午後8時より、BSプレミアム、BS4K午後6時より放送。脚本:古沢良太、出演:松本潤、山田裕貴、杉野遥亮、北川景子、松本若菜、松山ケンイチ、作間龍斗(HiHi Jets)和久井映見ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@nhk_ieyasu」。第45話予告動画が番組公式サイトで公開されている。

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