【最終回前話】「輝くウォーターメロン」“父イチャン”の輝く青春を守りたい、リョウンの切実な願いは…?第15話あらすじと第16話予告

2023年12月21日17時50分ドラマ
「輝くウォーターメロン」Leminoで独占配信中
画像:YouTubeよりキャプチャー

12月21日、Leminoで独占配信開始した「輝くウォータ―メロン」では、まだ起きていなかったイチャン(チェ・ヒョヌク)の事故を防ぐためにウンギョル(リョウン)とウニュ(ソル・イナ)が奮闘するが…第15話のあらすじと見どころ、感想を紹介しよう。(ネタバレあり)
Leminoで独占配信の韓国ドラマ



「輝くウォーターメロン~僕らをつなぐ恋うた~」は、過去へタイムスリップしたCODA※の少年が、若かりし頃の父と出会いバンドを結成し、青春の日々と恋をレトロな世界観で描く珠玉のファンタジー青春ロマンス。
※CODA:Children of Deaf Adults= “耳の聴こえない両親に育てられた⼦ども”の意。⾳楽⽤語としては、楽曲や楽章の締めを表す=新たな章の始まりの意も持つことも第1話で説明された。
【各話のあらすじ】

tvNの月火ドラマ「輝くスイカ」(脚本: 陳秀完、演出: ソン・ジョンヒョン、ユ・ボムサン)の第14話では、ウングョル(イェウン 役)が1995年に閉じ込められた母親、チョンア(シンウンス 役)を救い出す一方で、父親イチャン(チェ・ヒョヌク 役)の傷も知ることとなりました。ここで協力者であるウンユ(ソル・イナ 役)がイチャンの死亡事故はまだ起こっていないことを言及しました。

■キャスト
ハ・ウンギョル(高校2年生)役:リョウン
ハ・イチャン(高校2年生/1995年)役:チェ・ヒョヌク
チェ・セギョン(高校2年生/1995年)役:ソル・イナ
オン・ウニュ役:ソル・イナ
ユン・チョンア(高校2年生/1995年)役:シン・ウンス
 ほか

■第15話「切実な願い」あらすじ
ウンギョル(リョウン)がタイムスリップする前の1995年6月6日顕忠日※。ユン・ドンジン(キム・ジュンヒョン)をギタリストと迎えた初恋操作団は、珍島犬との乱闘騒ぎで解散となっていた。バンドの再結成を目指すイチャンは、自作曲を中古楽器店「白夜」の社長に聞いてもらおうと訪ねたが、来客があって時間がないと断れられてしまった。帰路、いくつもの偶然が重なりイチャンは飲酒運転車にはねられ失聴する事故に遭ってしまったのだった。

6月5日、ウニュは、イチャンの事故を防いだとほっとしているウンギョルに、まだ事故は防げていない、イチャンの事故が起きるのは祝日の明日だと教える。

実は2022年秋、ウニュは病院でウンギョルの兄ウノ(ポン・ジェヒョン)からこの話を聞いていたのだ。ウノによると、怪我をして入院しているウノの見舞いに来た時に、父(チェ・ウォニョン)に声をかけてきた人物(キム・ヒョンボム)がいたが、父は避けるようにエレベータに乗り込んだ。ウノは自分が息子だと名乗って、その人物と話し、父の高校時代の親友だと知った。後日父からも、当時の友人たちに会うのが懐かしくもあるが、自分の顔を見るたびに悲しい顔をする彼らの顔を見るのが辛くて避けていたのだと打ち明けたという。

これを聞いたウンギョルは、それがマジュ(アン・ドギュ)だと気づく。そして中古楽器店「白夜」の社長(パク・ホサン)に会いに行くときに事故が起きたはずだと推測する。そこで明日はウンギョルはイチャンと一緒にいて、ウニがは楽器店に続く道で事故があると確認することに。

ウニュの協力に感謝して別れたウンギョルを、警察を名乗る男たちが「チョンア誘拐容疑」で連行する。だがこれはジミ(キム・ジュリョン)が仕組んだ罠だった。ウンギョルに「チョアン誘拐と身代金を受け取った」という誓約書にサインさせて密航船に乗せて売り飛ばす計画だ。

ところが予定より早くユン会長(キム・テウ)が帰宅。地下室を開けさせてチョンアが長年、監禁や虐待されていたことを確認し、ジミと使用人たち全員の解雇を言い渡す。ジミは、チョアンアのためだと言い、ウンギョルがチョンアを誘拐して身代金を持って逃げたと、言い訳するが、そこにウンギョルが現れた。

実は、ウンギョルは事前にユン会長にFAXで報告しており、会長は密かにジミの悪事の証拠をつかむために動いていた。ウンギョルも会長の秘書によって救われたのだ。ウンギョルはイチャンに電話して、チョンアを連れてくるよう伝える。

チョンアを連れて会長宅へ向かうイチャンは、「いつでも戻っておいで。俺たちはいつでも味方だ」と手話で話す。そして会長と向き合ったイチャンは「祖母は手話ができません。でもチョンアと話せます。気持ちは伝わる。もっと伝えたければその方法を学べばいいです」と手話の本を渡す。

イチャン自身もチョンアを通して父について考えた。ウンギョルとの帰路、「戻って父親に“バンドをやりたい。俺の人生だ”と話してみろ。今は理解してくれるはずだ」と話す。父に何も相談していなかったと気づき涙するウンギョル。



チョンアがいなくなって元気のない祖母にイチャンとウンギョルが甘えてまとわりつき、皆で眠ることに。その後、イチャンは大学入学のために一旦音楽から離れると決め、記念の曲を作っていた。その曲は少年の頃、ビバのおじいさん(チョン・ホジン)からアレンジしてみろと渡された曲、無名のミュージシャンは父だった!

続きに悩むイチャンに「一緒に作ろう」というウンギョルは2つの条件を出す。一つは無事大学に入学して大学祭まで誰にも教えないこと、もう一つは明日は外出しないでずっと一緒にいること。ウンギョルの頼みがいつも自分のためだと知るイチャンは素直に受け入れる。

ついに運命の6月6日。約束通りイチャンはウンギョルの傍にいて、ウニュは事故現場を見張る。事故が起こったとウニュから連絡を受けたウンギョルはイチャンを守ったことに安堵する。

だがウニュには確認したいことが残っていた。中古楽器店「白夜」から母セギョンが出てくるのを目撃したウニュは、ウンギョルに、あの日、白夜に来ていたのは母だったと話し、社長が母の実父だと話す。大人のセギョン(イ・ソヨン)からビバのおじいさんの娘だと聞いていたウンギョルは、恩人でギターの師匠のビバのおじいさんが「白夜」の社長だったと気づく。ウンギョルがギターを貰った時と、おじいさんの葬儀の日にウンギョルとウニュは会っていた。

その頃、マジュたちがイチャン&ウンギョル共作「輝く君へ」を聞いてしまい、「白夜」の社長に聴いてもらおうとカセットテープを持って走っていく。それを止めようとイチャンが追いかける。

一方、ウンギョルも白夜の社長が恩人だと気づかなかったことを悔しがり白夜へ駆け付けようとする。ところが途中で事故に遭いそうになり、誰かが背中を押してくれて助かるが、道路には血だらけのイチャンが倒れていた。



■見どころ・感想
イチャンの祖母(コ・ドゥシム)はチョンアが可愛くて仕方がない様子。やきもちを焼きながらも、2人のコミュニケーションが取りやすくなるように回転式の黒板をプレゼントするイチャン。チョンアの笑顔がまぶしい。ウンギョルのピンチにもハラハラさせられたが、機転の利くウンギョルのFAXのおかげで、母チョンア問題は全て解決した。

チョンアの笑顔を作ったイチャンがユン会長の前でもカッコよく意見する。もっともヘミングウェイの言葉でカッコよく決めるが、ユン会長に「スタンダールで、“父”ではなくて”母”だ」と訂正されるあたり、いかにもイチャンらしい。

また、かつてウンギョルがイチャンの息子だと明かしたが、イチャンはウンギョルに父の愛を感じ「今度生まれて来るときはウンギョルの父親になる」と、カセットに吹きこむメッセージに泣かされた。

そしてセギョンの実父=中古楽器店「白夜」社長(パク・ホサン)=恩人・ギターの師匠「ビバミュージック」おじいさん(チョン・ホジン)という事実が明かされ、すべての点が線になった。もっとも演じたパク・ホサンとチョン・ホジンの実年齢が51歳と63歳と近いだけに、この2人が30年を超えた同一人物だと気づかなかった方もいたかもしれないが…。

ちなみに運命の日、6月6日は韓国では顕忠日(ヒョンチュンイル)として、韓国の殉国者と戦没将兵を追悼する記念日で、1970年から祝日に制定された。

いよいよ次回は最終回。tvNの月火ドラマ「輝くウォーターメロン」第16話は25日(月)にLeminoにて独占配信する。

第16話(最終回)予告(日本語字幕なし)

■スタッフ
脚本:チン・スワ
演出:
原題:반짝이는 워터멜론(パンチャギヌン ウォートーメルロン
韓国放送:2023年9月25日~11月14日tvN月火ドラマ(20時50分)
配信:Leminoで2023年11月2日(木)より、毎週月、木曜日に最新話配信予定

YouTube「輝くウォーターメロン~僕らをつなぐ恋うた~」ティーザー予告編

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