17日韓国で放送されたMBC金土ドラマ「夜に咲く花」最終回では、ラスボスのソク・ジソン（キム・サンジュン）が賤民に降格し、チョ・ヨファ（イ・ハヌ）とパク・スホ（イ・ジョンウォン）が過去の痛みを乗り越えてハッピーエンディングを迎えた。ニールセンコリアによると、視聴率は全国基準で18.4％、首都圏基準18.1％で自己最高の視聴率を更新した。公式サイトおよびYouTubeではハイライト・予告映像など公開している。



「夜に咲く花」は、夜になると塀を越える15年も節操を守った未亡人チョ・ヨファと、ソウルの四大門の中の皆が憧れるイケメン従事官パク・スホが塀を越えて線を越える、アクション時代劇。

イ・ハ二は2006年ミスコリア出身のベテラン女優で、「熱血司祭」や「ワン・ザ・ウーマン」などでヒロインを務めるなど、特にコメディセンスが光るベテラン女優。結婚・出産を経て、2024年1月に3年ぶりの復帰作。一方、イ・ジョンウォンは、2022年MBCドラマ「ゴールデン・スプーン」では地上波初主演し注目を集めた若手俳優。

放送開始直後から、イ・ハ二の振り切った演技が大ウケ、彼女の演技に見入った視聴者が続出し、初回から7.9％の視聴率を叩き出した。83年生まれのベテラン女優イ・ハニと94年生まれの若手俳優イ・ジョンウォン、11歳差の主人公カップルに対し懐疑的な意見もでて、中には「兄役のイ・ギウの方がしっくりくる」なんてコメントもあったが、回を重ねていくごとにイ・ジョンウォンの魅力が際立ち、視聴者からどんどん人気を得た。そして「二人の組み合わせ、思った以上に合っていてついつい見てしまう」「しどろもどろしている二人の掛け合いが笑える、息ぴったりだ」「かっこいいし魅力たっぷり、そして爆笑「イ・ジョンウォン、アクションも上手だしイ・ハニとのケミも最高」など、本作品ならではの魅力にどっぷりハマってきた視聴者の声が続出した。そんな韓国での評判はこちらで詳しく紹介している。
●イ・ハニ×イ・ジョンウォンの爆笑必至ケミにハマる視聴者続出

そんな中視聴率は、初回7.9％（首都圏7.7％）から2話で8.2％（7.9％）、3話で二けた10.8％（11.0％）、4話で7.9％（7.7％）と一けたに戻したが、その後は11.4％（12.0％）、12.5％（12.5％）、13.1％（12.7％）、12.6％、11.0％（10.3％）、12.9％（12.1％）、15.4％（14.7％）、18.4％（18.1％）と一度も一けたの戻すことなく数字を伸ばした。

その結果、ナムグン・ミンが主演した「恋人」（12.9％）や、イ・ジョンソクとユナが主演した「ビッグマウス」（13.7％）の最高視聴率を超え、「赤い袖先」の最終回全国17.4%、首都圏16.8%ともに超え、MBC金土ドラマ歴代1位の新記録を樹立した。

最終回では、ヨファ（イ・ハニ）は、ソ・イスク（ソ・イスク）が死の直前に語った兄の死に、信じられないと否定したが、カン・ピルジク（チョ・ジェユン）がジソンの命令で自分が殺したと告白し、事件の真相が明らかになった。これまでコミカル演技やアクションが目立っていたイ・ハニが、怒りを抑えきれず、ジソンに過去の出来事を詰問し、力なく立ちすくみ、過去を思い出して涙を流すシーンは視聴者の涙を誘った。

結局、ジソンは賤民の身分に落とされ地方に送られた。一方ヨファは夫夫ソクチョン（オ・ウィシク)の婚姻破棄の要請により自由の身になり、手紙を残して姿を消した。

1年後、ヨンソン（パク・セヒョン）はファヨン商団の一部の権利を得て、ユンハク（イ・ギウ）と互いに想いを確認した。ファン・チダル（キム・グァンギュ）は望み通り兵曹判書になり、スホも昇進した。そしてある夜、ヨファは仮面をつけて夜の町に戻り、困っている人を助けた。エンディングではヨファとスホがドラマチックに再会するシーンが描かれ、視聴者を喜ばせた。

最終回のネタバレあらすじは11話とあわせて【「夜に咲く花」を2倍楽しむ】でまとめて紹介する。

なお、後続作は「ワンダフルワールド」で3月1日よりスタートする。こちらもキム・ナムジュ×チャウヌ（ASTRO）の歳の差カップルによる主演作で、愛する息子を失った女教授と、過去に傷を負った謎の青年の同じような痛みを抱える二人が繰り広げるヒューマン・サスペンスだ。

◇MBC番組HP

◇YouTube第12話予告動画

【作品詳細】【「夜に咲く花」を2倍楽しむ】