2013年に実際に起きた“生きたまま焼かれた”未解決事件を映像化!『12日の殺人』3/15劇場公開!

03月15日16時00分映画
© 2022 - Haut et Court - Versus Production
- Auvergne-Rhône-Alpes Cinéma

ドミニク・モル監督の最新作『12日の殺人』!実際にフランスで起きた事件を元にしたフィクションを映像化した作品で、多数の映画賞を受賞している!2024年3月15日(金)新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国ロードショーとなる。予告動画は映画公式サイトで公開されている。



第75回カンヌ国際映画祭プレミア部門出品、第48回セザール賞で作品賞/監督賞/助演男優賞/有望若手男優賞/脚色賞/音響賞と最多受賞となり、更に第28回リュミエール賞など各映画賞で高い評価を得た映画『12日の殺人』が3月15日(金)より劇場公開される。監督は、2019 年東京国際映画祭にて観客賞と最優秀女優賞を受賞し、日本公開でも口コミでヒットした『悪なき殺人(原題:Only The Animals)』(映画祭当時は、『動物だけが知っている』)のドミニク・モル監督が務める。

場面写真2© 2022 - Haut et Court - Versus Production - Auvergne-Rhône-Alpes Cinéma原作は、ポーリーヌ・ゲナが1年にわたるベルサイユ司法警察での取材をもとにした『18.3: Une année à la PJ(刑事訴訟法18.3条:司法警察での1年)』で、実際にフランスで起きた事件を元にしたフィクションとなっている。

2013年5月にフランスのセーヌエマルヌ県ラニー・シュル・マルヌで女性の焼死体が発見されたが、その後の捜査で、生きたまま焼かれたことが判明する。広範な捜査にもかかわらず、容疑者を特定する監視映像や電話記録を発見できず、目撃者からの情報も乏しかった。関係者への取り調べと監視にもかかわらず、捜査は進展せず、有力な手がかりや容疑者は見つかっていない。この事件は地域社会に大きな衝撃を与え、当時彼女を追悼するための無言の行進に500人が集まった。10年近く経った現在でも、事件は未解決のままで、手がかりを求め続けている。

場面写真3© 2022 - Haut et Court - Versus Production - Auvergne-Rhône-Alpes Cinémaさらに本作を鑑賞した元刑事らから「リアリティ性が高い」、「刑事の心理状態の変化や仲間内でのやり取りなど、現実を見せられているのかと錯覚する」、「警察官が感情移入して繊細に揺れる心の動きが見事に描かれいて」などリアルに描かれた内容を評価すると多くの感想コメントも到着している。

■あらすじ
10月12日の夜、ある女子大生が何者かに殺されたーだが刑事はまだ知らなかった、この“未解決事件”が自分自身を蝕んでいくことを。

フランス南東の地方都市グルノーブルで、10月12日の夜、帰宅途中の21歳の女性が何者かに火をつけられ、翌朝焼死体という無惨な姿で発見される。そして、地元警察でヨアンを班長とする捜査班が結成され、地道な聞き込みから次々と容疑者が捜査線上に浮かぶも、事件はいつしか迷宮入りとなってしまう…浮かび上がる容疑者、そして掴めない証拠。あなたも気がつくだろう、いつの間にかこの事件に蝕まれていることをー。

■作品概要
監督:ドミニク・モル 脚本:ドミニク・モル/ジル・マルシャン
原案:ポーリーヌ・ゲナ作「18.3. Une année passée à la PJ」
出演:バスティアン・ブイヨン/ブーリ・ランネール/テオ・チョルビ /ヨハン・ディオネ /ティヴー・エヴェラー/ポーリーヌ・セリエ /ルーラ・コットン・フラピエ 配給:STAR CHANNEL MOVIES
© 2022 - Haut et Court - Versus Production - Auvergne-Rhône-Alpes Cinéma
12th-movie.com X:@STAR_CH_MOVIES
(2022/フランス/原題:La Nuit du 12/114分/ビスタ/カラー/5.1/字幕翻訳:宮坂愛)

映画『12日の殺人』公式サイト