「イップス」篠原涼子がバカリズムに密着取材!?“フラワー”塚本高史の意外な共犯者とは… 第3話ネタバレと予告

04月27日10時28分ドラマ
©フジテレビ

4月26日(金)に篠原涼子×バカリズムW主演の金9ドラマ「イップス」第3話が放送され、“完全密室トリック”を成し遂げたお馬鹿キャラの政治家・塚本高史に意外な共犯者がいたことが明らかになった。

第4話のゲストは、香椎由宇、宮尾俊太郎、遊井亮子。予告動画は番組公式サイトで配信中。Tverで最新話を無料配信、FODで全話配信されている。



「イップス」は、互いにイップス(Yips=心の葛藤により、筋肉や神経細胞、脳細胞にまで影響を及ぼし「できていたことができなくなってしまう」心理的症状のこと)を抱えたおしゃべりなベストセラーミステリー作家・ミコと、犯人を追い詰めることが出来なくなったエリート刑事・森野が事件を解決してゆくミステリーコメディー。

4月19日に放送された3話で取り上げられた“密室トリック”では、犯人の“お花畑”二世政治家・尾花健一郎が完全密室を作り上げ、ミコと森野を翻弄することに。どうにも稚拙さが目立つ尾花に、緻密なトリックを創り出すことは難しそう、どうやら共犯者がいるのではないかとふんだミコたちは捜査が捜査を進めると、実は被害者自らが密室トリックに加担していたことが判明した。

第2話で明らかになったミコと森野が“イップス”になってしまった“事件”について、今話では森野の「冤罪」を問うSNSが存在すること、ミコの信者で運転手の坂浦(渡辺大知)がなにやら森野に思うところがあることが分かった。

森野をモデルに小説を書こうと決めたミコは“密着取材”を理由に捜査現場に堂々乱入し、ミコ&森野バディが本格始動。すでに旧知の仲となった機動捜査隊・酒井(味方良介)、警官の水田(足立英)に温かく受け入れられ、森野の本当の相棒・樋口(矢本悠馬)とも初対面。「取材」と描かれた腕章をつけて、ノリノリの捜査。一見すると迷惑にしかなっていないようなミコだが、“虫嫌い”が功を奏して見事にトリックを暴いて見せた。

4月26日に放送される第4話では、香椎由宇が嫉妬から恋人であり仕事のパートナーでもあるパティスリーのオーナーを殺めてしまうパティシエ役で登場する。



■第3話 ネタバレあらすじ
森野徹(バカリズム)をモデルにした小説の構想をはじめた黒羽ミコ(篠原涼子)は、密着取材を申し込む。そんな折、都議会議員・尾花健一郎(塚本高史)の邸宅で、殺人事件が発生。健一郎の第一秘書を務めていた田所万作(平田満)が遺体となって発見された。

第一発見者は健一郎と第二秘書の村井浩平(渡辺佑太朗)。彼らが議員事務所での打ち合わせを終えて帰宅すると、書斎のドアに鍵がかかっていたため庭に回り込んで室内を確認すると田所が倒れていたのだという。書斎のドアは内側しか開けられない構造で完全な密室。田所の背広のポケットからは遺書が見つかり、広間にあった装飾用ナイフで腹部を7回も刺さして自殺した可能性が高いものと思われた。

事件性のない“自殺”と知ってガッカリするミコ。しかし森野は、現場に到着したときから“殺人事件味”が強いと感じていた。

健一郎は、衆議院議員だった尾花総一郎の息子で、総一郎が他界したのち地盤を引き継ぎ、都議会議員に初当選した二世議員。だが、SNS上では爽やかだけど中身のないスピーチや、お花畑的なコメントばかりを繰り返すことから、“フラワー健一郎”と呼ばれていじり倒されていた。

健一郎はおバカキャラを辞めて全うな政治家として活動することを望んでいたが、田所は次の選挙に勝つためには“フラワー健一郎”のキャラクターで人気を維持することが必須と取り合わず、怒りを募らせた健一郎が田所をナイフで殺傷。その後、完全密室とアリバイを作っていた。

7回の刺し傷のうち、1つだけが違う方向から刺されたものだったこと、遺書の文面も手書きの署名も不自然だったこと、さらに犯行現場の広間から書斎まで遺体を引きずっていかなければならないのにその跡が残っていないことなどの数々の不自然な点から犯人と思われる健一郎には共犯者がいそうなのだが…。

書斎に集められた「昆虫標本」に怯えるミコは、“虫は死んだふりが得意”というヒントから今回の謎を解き明かした。この密室殺人の共犯者は、瀕死の重傷を負っていた被害者の田所だったのだ。総一郎に健一郎を立派な政治家にすると約束していた田所は、健一郎を殺人犯にしないために、遺書と密室を用意し自ら腹部を6回刺したのだった。

実は田所はがんを患い余命僅かだった。田所が用意していた本当の遺書の中には健一郎に宛てたものもあった。そこには、健一郎の政治家としての資質を認め激励する言葉があふれていた。健一郎は最後まで自分を守ろうとしてくれた田所の想いを受けとめ、自分のしでかしてしまった最悪の結末に涙した。



■第4話 あらすじ
人気のパティスリーのオーナー・小泉春樹(宮尾俊太郎)が死体となって発見される。森野より先に現場に到着したミコ、続いて森野が現場に到着。春樹の死因は頭部を強打したことによる脳挫傷の可能性が高く、死亡推定時刻は前夜の21時~21時半の間。ちょうどそのころ、近隣で発生した火事が原因で停電が起きていたため、春樹は明かりを探していた際に、床に落ちていたクリームを踏んで滑ったものと推測された。春樹が最後に一緒にいたのは、彼の恋人でもあるチーフ・パティシエの金町環奈(香椎由宇)。年齢的にも人生の分岐点にたち、春樹との結婚を望むようになっていた環奈は、春樹が元恋人で後任パティシエになる江原尚子(遊井亮子)とヨリを戻すために自分を店から追い出そうとしていると疑っていた。ミコは環奈と尚子の間に流れる気まずすぎる空気感から、春樹を含めた三者の「ドロドロの三角関係」と「痴情のもつれ」を動機とした環奈による殺人を疑い…。

「イップス」(毎週金曜日21時)はフジテレビ系にて4月12日放送スタート。主題歌:AARON『フェイス』/出演:篠原涼子、バカリズム、染谷将太、渡辺大知、勝村政信、味方良介、足立英、矢本悠馬ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@yips_fujitv」。

フジテレビ「イップス」番組公式サイト

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