「光る君へ」玉置玲央が道兼の壮絶な最期を熱演!早くもロスの声が広がる!第18話ネタバレと第19話予告

05月06日10時27分ドラマ
©NHK

NHK大河ドラマ「光る君へ」(毎週日曜総合20時~、BS、BSP4K18時~)5月5日(日)放送の第18話「岐路」で道兼役の玉置玲央が壮絶な最期を熱演!ネットでは退場を悲しむ声が殺到した。5月12日(日)放送の第19話「放たれた矢」ではまひろ(吉高由里子)が宮中へ!NHK公式サイトでは予告動画公開中だ。



5月5日放送の第18話では、まひろの亡き母の仇であった藤原道兼(玉置玲央)が関白就任の日に倒れ、七日後に逝去。次の関白を巡り、内裏では伊周(三浦翔平)か、道長(柄本祐)か注目が集まる中、決定権を持つ一条天皇(塩野瑛久)は定子(高畑充希)と詮子(吉田羊)の間で決断に揺れるも、道長を右大臣に就任させた。

欲はなく、人に優しい道長が、ついに政の頂きへ上りつめ、まひろとの約束であった“偉い人”になった道長の目つきにも変化が。クライマックスでは、2人の逢瀬の場であった廃院で道長とまひろが、まさかの再会。しかしお互いの立場から無言で立ち去る2人、そして「昔の己に会いに来たのね」というまひろのモノローグに視聴者から「しゃべってくれ!」「切なすぎる・・・」「嗚呼、大人になってしまった」「さらば若き日」などのコメントが寄せられ、もどかしい2人のやり取りに注目が集まった。

そして5月12日放送の第19話では、右大臣に就任した道長と、伊周の間で軋轢が生じる中、ききょう(ファーストサマーウイカ)のはからいでまひろが定子と初対面を果たす。さらにそこに一条天皇も現れるサプライズも・・・。まひろが宮仕えのきっかけとなっていくのか、注目の第19話もお楽しみに。

■玉置玲央、道兼役を完走
まひろの母を殺害し、第1話から存在感が光っていた藤原道兼。父・兼家の操り人形になっていく様が哀しさを誘い、主人公・まひろの仇でありながら、回を追うごとに次第にファン票を獲得し、ドラマをけん引してきた。父に見限られて闇落ちした後、道長に拾われ人が変わったように政に励もうとした矢先、突如道兼を襲った悲劇。念願の関白もたったの七日のみとなり、第18話で惜しまれながらの退場となった。

道兼を演じた玉置玲央は「劇団柿喰う客」のメイン俳優として活躍する舞台役者。放送終了後には自身のXで「皆様のお陰で道兼が魅力的なキャラクターになりました。この作品の全ての出会いに感謝です」とコメント。最期はせき込みながら浄土への読経を唱え、道長の腕に抱かれて逝った道兼だが、その迫真演技に号泣する視聴者も続出した。放送終了後には「道兼スーパーロス」「玉置玲央さんの演技力に痺れた・・・」「また大河に戻ってきて!」と玉置玲央への称賛の声が多く寄せられた。今後も映画や舞台での出演が控える玉置玲央の活躍に注目したい。



■第18話ネタバレあらすじ
長徳元(995)年、筑前守としての任期を終えた藤原宣孝(佐々木蔵之介)が4年ぶりに都に戻って来た。まひろは宣孝から宋にある科挙制度に興味を示し、遠い国に想いを馳せる。道隆の死後、一条天皇は道兼を関白に据えると決断。道兼は民のために良い政を行おうと奮起するが、関白就任の日に倒れる。疫病にかかった道兼は、道長の介抱もむなしく七日後にこの世を去る。

伊周が関白の座を狙う一方で、母の仇であった道兼の死に、まひろは「罪も無念も全て天に昇って消えますように」と願いをこめて琵琶を奏でる。土御門に身を寄せる詮子は道長を呼び出し、「わかっていると思うけど、次はお前よ」と発破をかける。何としても伊周が関白になることを避けたい詮子だが、道長は関白になることに前向きになれなかった。かたや、伊周は公卿たちを宴席に招き、自らの地位を盤石なものにしようと暗躍する。

その頃、為時(岸谷五朗)の屋敷に、ききょうがまひろを訪ね、まひろは次期関白は伊周か道長かという話題が内裏で持ち切りだと聞かされる。そこでまひろは、「道長様の政の才はどのようなものなのでしょう」と尋ねると、ききょうは表情を曇らせ、「何しろ細かいことに厳しいのです」とこぼす。定子が螺鈿細工の厨子棚を所望しても、そのようなぜいたくは許されないと拒否されたことを明かし、「信じられませんでしょう?」と眉をしかめるききょうに、道長らしさを感じたまひろは思わず吹き出してしまうのだった。

一方、伊周の関白就任を阻止したい詮子は、ある晩、一条天皇を訪ね、涙ながらに道長を関白にするよう訴える。道隆は一条天皇が幼いことをいいことにやりたい放題の政をしてきたことを例にあげ、その子である伊周も、おのれの家のためだけの政を行い、天皇を支える気はないと説いた。そして、道長は欲がなく、人に優しいので、若く荒っぽく、我の強い伊周に比べて、天皇に寄り添う関白になるはずだと話しても、一条天皇は伊周を関白にする気持ちを変えなかった。

しかし翌日、一条天皇は伊周ではなく、道長に内覧宣旨を下した。納得がいかない伊周は、定子を責め、道隆のように「こうなったらもう、中宮様のお役目は皇子を生むだけだ」と迫る。その一か月後、一条天皇は道長を右大臣に任じた。道長は内大臣の伊周を超え、公卿のトップの座についた。道長は、関白になるより、存分に働ける場に留まりたいと、右大臣になることを決断したのだった。

ついに権力の頂に上り詰めた道長は、以前にまひろが言った「誰よりも愛おしい道長様が、政によってこの国を変えていく様を、死ぬまで三つ目続けます」という言葉を思い出し、2人の思い出の地である廃院へ向かう。するとそこには偶然にもまひろの姿が。無言で対峙する2人だが、まひろは心の中で「昔の己に会いに来たのね」とつぶやきながらも、今は語る言葉はないと、無言でその場から立ち去るのだった。

■第19話あらすじ
右大臣に任命された道長は公卿の頂点に立つ。これを境に先をこされた伊周との軋轢が高まっていく。一方、まひろは、ききょうのはからいで内裏の登華殿を訪ねることになり、定子と対面する。緊張するまひろだが、そこに一条天皇も現れ・・・。ある夜、隆家(竜星涼)は、女に裏切られたと落ち込む伊周を強引に女の家に連れて行くが、これがある大事件に発展することになる。

NHK大河ドラマ「光る君へ」は2024年1月7日(日)総合20時より、BSプレミアム、BS4K午後6時より放送。脚本:大石静、出演:吉高由里子、柄本佑、黒木華、高畑充希、吉田羊、ユースケ・サンタマリア、佐々木蔵之介、岸谷五朗ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@nhk_hikarukimie」。第19話予告動画は番組公式サイトにて公開中。

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