最新作公開記念、天下統一物語はここから…山﨑賢人主演『キングダム』スペシャルエディションで28日放送

06月27日21時21分映画
(C)原泰久/集英社 
(C)2019 映画「キングダム」製作委員会

最新作『キングダム 大将軍の帰還』の7月12日(金)公開を記念して、金曜ロードショーでは3週連続シリーズを放送する。

6月28日は山﨑賢人、吉沢亮、長澤まさみ、橋本環奈ら豪華キャストが集結した第1弾の『キングダム』を、監督監修で新カットを加え再構成した、ここでしか見られないスペシャルエディションで放送される。予告動画は番組公式サイトで公開している。



映画『キングダム』は単行本累計発行部数1億部を超える原泰久の原作マンガを山﨑賢人主演で映画化。吉沢亮、長澤まさみ、橋本環奈、大沢たかお、本郷奏多、満島真之介、髙嶋政宏、要潤など、実力・話題性に秀でた豪華すぎるキャストが集結し、原作の世界観を忠実に再現、日本映画の常識を打ち破るスケールが大きな話題を呼び、その年の邦画実写作品No.1ヒットを記録した。

実現不可能と言われた原作を、佐藤信介監督がメガホンを取って20日間にわたる中国ロケをして実写化した。物語は、春秋戦国時代の中華西方の秦。大将軍を目指す少年と中華統一を目指す若き王の2人が出会い、時代を動かすために立ち上がる。

主演の山﨑賢人が孤児で奴隷となった信役、吉沢亮は信の親友である漂役と嬴政(えいせい)役という2役を演じる。本作を演じるにあたって山﨑は約10㎏にも及ぶ減量をしたという。炭水化物を抜いて、アクション練習をしていたら、自然と信の体になったと語っていた山﨑。こうした努力が本編での迫力のアクションにつながったのだろう。一方、漂と嬴政という2役を演じ分けた吉沢は、信とは違う強さを出すために特に政の役では目力と檄を飛ばすことにこだわり、本作で第43回日本アカデミー賞の最優秀助演男優賞を獲得した。

大将軍を目指す信と漂の剣術の鍛錬や終盤の空前絶後の大戦闘シーンなどは、本作最高の見どころだが、それ以上に序盤でありながら信と漂の“別れのシーン”は監督肝いりのシーン。監督は、“別れのシーンが上手くいけば、どんなに信が苦境に陥って絶体絶命でも、この原点に戻ればまた立ち上がれるという仕組みができる”と考え、山﨑にも伝えたという。照れ屋の山﨑は“がんばります、できるかな”というリアクションだったが、原作と違って幼少期は描かれなかった本作で、山崎の大号泣は2人の友情の絆の強さを純分具現しており、佐藤監督も絶賛!号泣必至の別れのシーンをお見逃しなく。

また、原作の人気キャラである河了貂(かりょうてん)。1巻から登場し、主人公の信とも付き合いが長く、1巻では鳥の姿を模した蓑を着ている一風変わったキャラクター。これを「千年に一人の逸材」と言われた橋本環奈がチャーミングに演じている。映画版も常に蓑を被るため橋本は、肩パッドを入れた特殊な衣装で撮影に当たった。長期の中国ロケでは、長澤まさみが肩パットを作ってくれたと、山﨑や吉沢に明かして驚かせている。(山﨑賢人、吉沢亮、橋本環奈のインタビューより)

そんな長澤は、“山界の死王”の異名を持つ山界の王・楊端和(ようたんわ)役を演じる。圧倒的な強さと美しさを兼ね備えた長澤の山界の王にはファンからは惜しみない称賛が送られた。また、こちらも原作で人気の高いキャラクターである屈強な王騎(おうき)役には大沢が扮する。重要な役だが出演シーンが少ないにもかかわらず、肉中心の食生活を送り、体重を15キロも増やして役に挑んだ。「ンフ」という特徴的な笑い方まで完璧に作り上げ、SNSには原作の王騎そのものと絶賛された。
【関連記事】
Amazonでチェック

原作ファンも納得の映画『キングダム』スペシャルエディションは、6月28日(金)21時から23時9分まで日本テレビで放送する。



■あらすじ
紀元前245年、春秋戦国時代、秦。戦災孤児の少年・信と漂はいつか天下の大将軍になることを夢見て日々剣術の鍛錬を積んでいた。ある日、漂は王都の大臣である昌文君によって召し上げられ王宮へ。信と漂の二人は別の道を歩むことになる……。
王宮では王弟・成蟜による、クーデターが勃発。戦いの最中、漂は致命傷を負いながらも、信のいる納屋にたどり着く。「今すぐそこに行け…」血まみれの手で握りしめていた地図を信に託し、漂は息絶える。信は漂が携えていた剣とその地図とともに走り出した。地図が示す小屋にたどり着いた信の目に飛び込んできたのは、静かにたたずむ漂の姿だった!?死んだはずの漂がなぜー

■スタッフ
原作:『キングダム』原 泰久(集英社「週刊ヤングジャンプ」連載)
監督:佐藤信介
脚本:黒岩勉 佐藤信介 原泰久

■キャスト
信:山﨑賢人、嬴政・漂:吉沢亮、楊端和:長澤まさみ、河了貂:橋本環奈、成蟜:本郷奏多、壁:満島真之介、バジオウ:阿部進之介、朱凶:深水元基、里典:六平直政、昌文君:髙嶋政宏、騰:要潤、ムタ:橋本じゅん、左慈:坂口拓、魏興:宇梶剛士、肆氏:加藤雅也、竭氏:石橋蓮司、王騎:大沢たかお

日本テレビ|金曜ロードショー