Netflix「旋風」第1−2話:ソル・ギョング、大胆不敵な大統領暗殺未遂で、正義の道を突き進む

06月29日12時00分ドラマ
Netflixシリーズ「旋風」独占配信中

キム・ヒエとソル・ギョング主演の新作韓国ドラマ「旋風」がNetflixで2024年6月28日に独占配信開始した。第1−2話では大統領ら政府上層部の不正の罪を被せられそうになっていた首相ドンホが大統領の暗殺作戦を実行することから、本格的に正義を追求し始め、副首相のスジンとの頭脳戦や、彼を突き動かす動機、体を張った驚きの作戦が描かれた。気になるあらすじと見どころをチェックしてみよう。(ネタバレ)

【「Netflix」で独占配信の韓国ドラマ】



「旋風」は、世界を覆すために大統領暗殺を決意した国務総理と、それを阻止して権力を掌握しようとする経済副総理の対決を描いたNetflixシリーズ。⇒【各話のあらすじと見どころ】

■キャスト
首相パク・ドンホ:ソル・ギョング
副首相チョン・スジン:キム・ヒエ
大統領チャン・イルジュン:キム・ホンパ
秘書室長チェ・ヨンスク:キム・ミスク
カン・サンウン:キム・ヨンミン
ソ・ジョンヨン:イム・セミ
ハン・ミノ:イ・ヘヨン
イ・ジャンソク:チョン・ベス
ほか

キャストについてはこちらも参照→どこよりも詳しい!Netflix「旋風」キャスト、キャラクター人物紹介(画像)…これを見れば初回から楽しめる

■第1話あらすじ
旋風Netflixシリーズ「旋風」独占配信中首相パク・ドンホ(ソル・ギョング)緊急逮捕予定時刻の7時間30分前。公約に反して不正を働いていた大統領イルジュン(キム・ホンパ)の罪をかぶる形で政界を追われる形になったドンホは、大統領のタバコをすり替え暗殺を企てるが、大統領はすぐには死なず、癒着していたテジングループのサンウン(キム・ヨンミン)や副首相スジン(キム・ヒエ)が動き出し、手術で大統領を死なせてドンホに政界の不正を全てなすりつけようと緊急逮捕を命じる。一方のドンホは手術中に大統領が殺されないように根回しをし命をつなぎとめると、大統領不在時の権限を行使して緊急逮捕を免れ、政界と財界の癒着を必ず暴くと宣言した。

同じ頃、秘書室長のヨンスク(キム・ミスク)は、大統領の心筋梗塞に不審な点を見つける。スジンらは国会を懐柔するとドンホの辞職決議案を可決させようと動くが、一方のドンホはヨンスクに暗殺を試みた事実を打ち明け、国を正しい方向に導くために1ヶ月の猶予を求めた。ヨンスクの協力で大統領夫人を味方につけ、大統領代行として認められたドンホはまずスジンを国務委員から解任した。

■第2話あらすじ
旋風Netflixシリーズ「旋風」独占配信中3ヶ月前、大統領やスジンの不正を食い止めようとさせた直後に届いたギテ議員の訃報。いち早く大統領らの不正の情報をキャッチし、親交があったギテ議員の死が仕組まれたことだと気づいたドンホは大統領に反旗を翻した。

大統領が意識不明の中、大統領代行となったドンホはすぐさまスジンを解任するが、スジンは大統領の心筋梗塞が人為的に引き起こされた手がかりを手に入れ、報道の準備を進める。ドンホは友人で検事のジャンソク(チョン・ベス)に忖度のない捜査を頼む。

スジンの夫ミノ(イ・ヘヨン)の事業への投資を介して接近し、スジンの周囲の頭の痛い要素を始末してきたテジングループのサンウン。スジンはドンホが大統領暗殺のために使った証拠を手渡し解決を求めるが、サンウンはドンホを脅迫しながら手を組むように取引を持ちかける。ドンホが望んでいた大統領の息子の不正ファンド事件は捜査を打ち切られ、説得を試みるも高官たちは首を縦に振らなかった。一方のスジンはヨンスクが内部通報したことがギテ議員が死ぬ原因になったと責め、秘書室長からの辞任を要求。

ドンホはヨンスクに驚きの計画を打ち明けると、その夜サンウンを大統領官邸に呼び出した。ウィスキーに猛毒を盛っていることに気づいたサンウンは口をつけなかったが、毒を飲んだのはドンホだった。サンウンはその場で暗殺未遂容疑で逮捕され、大統領暗殺未遂の容疑もかぶることになった。事態が悪化していく中、どうしてもドンホの息の根を止めたいスジンに、大統領が目を覚ましたという不都合な知らせが届く…。



■見どころ
映画界で活躍中の名優ソル・ギョングの30年ぶりのドラマ復帰作ということもあり、注目を集めるNetflix最新作が遂に独占配信を開始した(全12話)。物語は財界との癒着で闇を抱える大統領や、キム・ヒエ演じる副首相スジンに対して、罪を着せられそうになっていた首相ドンホが巧妙な作戦を展開しつつ正義を追求する姿を描いたものだが、第1話冒頭ではドンホが罪を着せられ緊急逮捕される予定の7時間30分前から開始し、大統領を暗殺しようとする場面に突入するなど冒頭から吸い込まれるような展開が続く。

政界を舞台にした作品なので、セリフには聞き慣れない用語や難しい言い回しが登場するものの、時系列は安定していて、作中で起こる出来事が誰にとって好都合で誰にとって不都合なのか、どういう状況に置かれているのかなど、比較的分かりやすく描かれている作品なので安心して観られる。

上述の通り、大統領の暗殺を企てるという大胆な勝負に出たドンホが、大統領の秘書室長ヨンスクを味方につけ、あらゆる手でドンホを口封じ仕様と目論むスジンの作戦をかいくぐりながら、自ら猛毒を飲んで状況を好転させるなど政界を舞台にしながらもアウトローなダークヒーロー要素も含み、ユニークな作品になっている。

「旋風」は6月28日からNetflixで独占配信を開始した。

■スタッフ
監督:キム・ヨンワン
脚本:パク・ギョンス
原題:돌풍

YouTube「旋風」公式予告動画

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