Netflix「旋風」第9−10話:ソル・ギョングが国民に前大統領暗殺との関与を自白し、世直しが最終章に突入

06月30日22時00分ドラマ
Netflixシリーズ「旋風」独占配信中

キム・ヒエとソル・ギョング主演の新作韓国ドラマ「旋風」がNetflixで2024年6月28日に独占配信中だ。第9−10話では前大統領の死との関連を疑われたドンホが、巧妙にスジンに罠をしかけ弾劾訴追を免れながらも自ら前大統領暗殺への関与を認め、遂に悪の根源である権力者に鉄槌を下し始めた。気になるあらすじと見どころをチェックしてみよう。(ネタバレ)

【「Netflix」で独占配信の韓国ドラマ】



「旋風」は、世界を覆すために大統領暗殺を決意した国務総理と、それを阻止して権力を掌握しようとする経済副総理の対決を描いたNetflixシリーズ。⇒【各話のあらすじと見どころ】

■キャスト
首相パク・ドンホ:ソル・ギョング
副首相チョン・スジン:キム・ヒエ
大統領チャン・イルジュン:キム・ホンパ
秘書室長チェ・ヨンスク:キム・ミスク
カン・サンウン:キム・ヨンミン
ソ・ジョンヨン:イム・セミ
ハン・ミノ:イ・ヘヨン
イ・ジャンソク:チョン・ベス
ほか

キャストについてはこちらも参照→どこよりも詳しい!Netflix「旋風」キャスト、キャラクター人物紹介(画像)…これを見れば初回から楽しめる

■第9話あらすじ
旋風Netflixシリーズ「旋風」独占配信中前大統領の死に関する調査が始まり、容疑者とされていたサンウン(キム・ヨンウン)が不利な証言を捏造したことで、大統領就任直後から国民に退陣を強いられるドンホ(ソル・ギョング)。足止めのために逮捕されたジャンソク(チョン・ベス)はドンホのやり方を責めるが、ドンホには他の道が残されていなかった。ジャンソクが国政調査でドンホが前大統領暗殺に関わっている可能性を示唆すると、弾劾訴追案が提出・可決され、スジン(キム・ヒエ)が大統領代行を務めることに。カン会長(パク・グンヒョン)と接触したドンホは権力の半分を差し出すことを条件に弾劾訴追案が棄却されるよう働きかけを求めた。

スジンは与党議員を集め、前大統領夫人からの支持を受けることで、次期大統領への足がかりを作ろうとするが、テジングループに脅された息子に懇願され、ドンホの暗殺関与疑惑を公の場で否定。国民は混乱し、弾劾の賛否はほぼ互角となる中、スジンは弾劾を決める裁判官の買収に乗り出す。先を越されたと知り頭を抱えるように見えたドンホだが、次の瞬間、勝利を革新して微笑みを浮かべた。

判決当日、余裕を浮かべるスジンはニュースで弾劾訴追案の棄却が報じられ、ドンホからの着信で表情が一変する。弾劾を免れたドンホに対して、夫の死でテジングループとの関連が途切れたことを強調したスジンだったが、ドンホはカン会長との会話をジャンソクに送り、スジンが憲法裁判所を買収したことを知らせていた。そして、記者会見を開いたドンホは、在任中に前政権の不正を暴くと宣言し、自ら大統領暗殺を企てたことを公表し世間に衝撃を与えた。

■第10話あらすじ
旋風Netflixシリーズ「旋風」独占配信中不正を暴こうとして志半ばで殺された親友ギテとの誓いを思い返すドンホ。自らが大統領暗殺を試みたことを明かすと同時にスジン、カン会長、サンチョン議員(チャン・グァン)を名指しし、彼らの悪行を暴いて共に政界を退くことを宣言した。ジャンソクに捜査を託したドンホだが、検察庁では反乱が起き緊急の検事長会議が開かれ、ジョンヨン(イム・セミ)やヨンスク(キム・ミスク)らも不安を抱く。一方、名指しされたスジンはカン会長やサンチョンとともにデモ隊を組織。ジョンヨンやヨンスクの共犯を否定したドンホの下にピルギュ(チョン・ヘギョン)らスジンの息のかかった検事たちが結託してドンホを逮捕しようと乗り込んでくる。

スジンは長官らを召集してドンホの退陣を求める会議を開き、窮地に追い詰められたドンホを守るため、ヨンスクは共犯を否定しろというドンホの命令に背き、スジンの前に現れると、スジンが憲法裁判所の裁判長を買収している瞬間を収めたビデオを流し、スジンの嘘を公の場で証明してみせた。さらに労働組合に北朝鮮のスパイが紛れているという話題に及ぶと、スジンらが集めたデモ隊内部で内紛が起きる。

ドンホの逮捕令状は棄却され、捜査の矛先は無事に憲法裁判所の法曹やスジンらに向き始める。しかし裁判官たちは事実を否認し、捜査は難航。残された時間が少ないドンホはサンウンを説得し、カン会長の密会場所を突き止めると贈収賄の現行犯で逮捕。さらにサンチョンは自身の政治生命を守るためにテジングループを介して北朝鮮にいる実父やその家族の処刑を依頼したことが明るみになり、除名処分となる。いよいよ最後に残ったスジンを呼び出したドンホは、前大統領就任時に3人で微笑みながら国政について語り合ったときのことを回顧し、ミノ(イ・ヘヨン)から資金提供を受けた50人の議員と共に政界から退くようスジンに要求した。これは一人悪者として沈みゆくスジンへの最後の慈悲だった。しかし、スジンが選んだ選択にドンホは衝撃を受ける。



■見どころ
スジンらの不正を暴こうとするドンホの作戦が着実に進んでいく中、前大統領の死に関する疑惑がいよいよ国民にも知れ渡り、ドンホは苦しい状況に追い込まれていく。正義を追求するためには大統領という立場が必要だが、暗殺が知れ渡ってしまえば、職を追われ彼らに鉄槌を下すことができなくなるためだ。

第9話では弾劾訴追案の可決に必要な3分の2の裁判官を味方につけるために、ドンホやスジンらが奔走する姿が描かれ、結果スジンが裁判官の多数を買収し、弾劾は免れないかと見せながらも、最終的にはこの違法な買収行為を巡ってスジンが罠にかけられ、ドンホの弾劾訴追案は棄却されたものの、国民の前で大統領暗殺を試みた事実を認めるという大どんでん返しが描かれた。

第10話では、スジンの抵抗でドンホが逮捕される危機に見舞われるが、ヨンスクらの機転で状況を打破し、ドンホから悪人として名指しされたスジン、サンチョン、カン会長のうちサンチョンとカン会長がその権力を失った。残るスジンについても時間の問題のように描かれたが、クライマックスのシーンでのドンホの表情を見ると、残す2話では思いがけない展開が続くことが予想され、期待を抱かずにはいられない。

「旋風」は6月28日からNetflixで独占配信を開始した。

■スタッフ
監督:キム・ヨンワン
脚本:パク・ギョンス

YouTube「旋風」公式予告動画

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