「光る君へ」まひろ(吉高由里子)&道長(柄本祐)運命の再会に視聴者熱狂…彰子はどんな人物?第26話ネタバレ

07月01日10時36分ドラマ
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NHK大河ドラマ「光る君へ」(毎週日曜総合20時~、BS、BSP4K18時~)6月30日(日)放送の第26話「いけにえの姫」夫婦仲に悩むまひろ(吉高由里子)が石山寺で道長(柄本祐)との劇的な再会!そして7月14日(日)放送の第27話「宿縁の命」でまひろが懐妊するが・・・。NHK公式サイトでは予告動画公開中だ。※7月7日は「都知事選開票速報」のため放送休止。



6月30日放送の第26話では、度重なる天変地異をおさめるため、道長は安倍晴明(ユースケ・サンタマリア)に進言され、娘・彰子(見上愛)を入内させることを決断した。娘をいけにえとして差し出し、さらに中宮が出産する11月に入内をぶつけると言い放つ姿に、父・兼家の片鱗を見せた。

かたや、宣孝との結婚生活を続けていたのも束の間、宣孝との価値観の違いから喧嘩が勃発。さらに自分より宣孝の浮気も発覚し、拗ねるまひろに対し、夫婦の先輩いと(信川清順)から「思い頂くばかり己を貫くばかりでは誰とも寄り添えませぬ」と夫婦生活をうまくやっていくアドバイスが送られた。これにネットから「いとは良い事を言うなぁ。」「いとの金言」「私の心にも響いちゃった」といったコメントが寄せられた。

しかし視聴者を一番ざわつかせたのはクライマックスでまひろが石山寺へ再び詣でるシーン。皆が寝静まった後、一人祈りを捧げるまひろの元に、現れたのはなんと道長だった。しかも予告ではまひろが妊娠し、「自分で育てる」と断言するまひろの姿も。ネットでは「うわー先が気になる!」「父親はどっち?」「まさか昼ドラ展開?」など盛り上がるコメントが寄せられた。続きが楽しみだが7月7日は、東京都知事選の開票速報が放送されるため放送は1週お休み。まひろと道長“運命の再会”の詳細は7月14日放送の第27話で明かされる。

■後に国母となる彰子とはどんな人物?
藤原彰子は998年、道長の娘として誕生し、その後、左大臣の父・道長により中宮として入内し。この時、天皇に正妻が2人いるという前代未聞な状態を作り出し、藤原彰子、藤原定子、そして一条天皇による昼ドラ顔負けな複雑な恋の三角関係が繰り広げられた。ドラマでも藤原実資(秋山竜次)に“傾国の中宮”と揶揄されていたが、一条天皇は定子のことを寵愛していたが、1001年に定子が死去すると、彰子は彼女の遺児を我が子のように育てたと言う。

そんな彼女の深い愛情を知った一条天皇とも相思相愛になり、彰子は一条天皇の良き理解者であり、遺児を立派に育てた良き母としても知られている。さらに彰子が出産した皇子たちは後に後一条天皇、後朱雀天皇として即位。これにより道長は外祖父として権勢をふるうことができ、また、二人の天皇の母として、後宮の最高権力者となっていくから、彼女の人生はドラマよりもドラマチックだ。

そして、彰子は定子と同じく文芸サロンを作り出し、そこで彰子に仕えていたのが紫式部となり、彼女に仕えながら代表作『源氏物語』を完成させていく。ライバル・定子が生んだ親王の養母となり、そして2人の天皇を輩出、さらに紫式部を抱えたサロンを作り、世に『源氏物語』を送り出した人物と言っても過言ではない中宮・彰子。ドラマではまだまだおとなしい美少女だが、父・道長の権力争いに翻弄されながら強く生きていく姿を見せてくれることを楽しみに待ちたい。



■第26話ネタバレあらすじ
長徳4(998)年4月、日食と大地震が都を襲った。まひろは、夫となった宣孝の財で家を修繕して生計を立てていた。一方、長きにわたる災害に頭を悩ませる道長は、安倍晴明から、この天変地異を治めるためには道長の娘・彰子を入内させるしかないと進言される。晴明曰く、出家してあの世に片足を踏み入れている中宮が原因で天変地異が起こり、内裏を乱しているという。

大事に育てた我が子を入内させることはできないと考える道長だが、詮子(吉田羊)からは「お前もそろそろそのくらいのことをしたら?」「私は父に裏切られ、帝の寵愛を失い、息子を中宮に奪われ、兄上に内裏を追われ、失いつくしながら生きて来た。それを思えば道長もついに血を流す時がきたということよ。」と、朝廷の混乱と天変地異がおさまるなら彰子を差し出すよう説得される。

悩んだ末、道長は彰子を入内させることにするが、「彰子を入内させる」と道長から聞いた倫子(黒木華)は娘の入内に猛反対。道長が彰子に入内について伝えても、「仰せのままに」としか答えず、何もわからない子供を入内させることに不安を募らせる。一方、心労から体調を崩した一条天皇は、譲位して定子と暮らしたいと行成に相談する。先帝・円融院の血筋を絶やしてはいけないという行成の言葉に、一条天皇(塩野瑛久)は譲位をしないかわりに、皇子は定子(高畑充希)に生んでもらいたいと願うのだった。

年があけ、元号が長保となった正月、天皇は中宮・定子を内裏に呼び寄せた。その逢瀬により、晴明は中宮が11月皇子を出産すると予言。そこで道長は中宮が出産する月に彰子の入内を決行することを決断する。倫子は生まれて来る子を呪詛するよう申し出るが、道長の「彰子が内裏も内裏もお清めいたす」という言葉を聞き、出世のためではなく、いけにえとして娘を入内させるのであれば、自分も腹を括り、娘を全力で支えることを決める。

帝の了承を得ることもでき、道長は彰子の裳着の義を盛大に執り行い、入内することを大々的にお披露目した。その頃、まひろは宣孝が自分の文を他人に見せていることがきっかけでケンカが勃発。さらに宣孝が若い女子に手を出していることを知り、夫婦関係もギクシャクしてくる。

謝罪しにきた宣孝に冷たい態度をとるまひろに、宣孝も「お前のそういうかわいげのないところに左大臣様も嫌気がさしたのではないか。分かるな~」と反撃するが、怒ったまひろに火鉢の灰をかけられ、これ以後、宣孝の足は遠のいた。いとにも、自分を通し過ぎるのも立派だが、宣孝にも逃げ場を作ってあげて欲しいと説かれてしまう。そんな中、まひろは、いとや乙丸らを連れて石山寺へ行くことに。宣孝がまた通ってくれることを祈るまひろだが、夜に一人でいるところに、なんと道長が現れる。



■第27話あらすじ
石山寺でばったり出会ったまひろと道長は、思い出話に花を咲かせるうちに・・・。そして季節は秋になり、道長の娘・彰子が入内する。その6日後に中宮、定子は皇子を出産。一条天皇の気持ちはますます定子と皇子へと傾いていく。そんな中、道長が安倍晴明に相談をもちかけると、晴明はとんでもない提案をしてくる。一方、まひろの妊娠し、宣孝は喜ぶのだが・・・。

NHK大河ドラマ「光る君へ」は2024年1月7日(日)総合20時より、BSプレミアム、BS4K午後6時より放送。脚本:大石静、出演:吉高由里子、柄本佑、黒木華、高畑充希、吉田羊、ユースケ・サンタマリア、佐々木蔵之介、岸谷五朗ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@nhk_hikarukimie」。第27話予告動画は番組公式サイトにて公開中。

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