吉沢亮主演『ぼくが生きてる、ふたつの世界』本舗スタービジュアル&本予告解禁

07月05日08時00分ドラマ
©五十嵐大/幻冬舎
©2024「ぼくが生きてる、ふたつの世界」製作委員会

呉美保監督、吉沢亮主演『ぼくが生きてる、ふたつの世界』(9月公開)の本ポスタービジュアルと本予告編が解禁された。

『ぼくが生きてる、ふたつの世界』は映画監督・呉美保が9年ぶりに手がける長編作品。コーダ(聴者の子供が聴覚障害者の親を持つこと)をテーマにした五十嵐大の自伝的エッセイ「ろうの両親から生まれたぼくが聴こえる世界と聴こえない世界を行き来して考えた30のこと」を基にしている。脚本は港岳彦が担当し、主演は吉沢亮が務める。吉沢は作中で耳のきこえない両親の元で育った五十嵐大を演じる。



今回解禁となった本ポスタービジュアルは、主人公・五十嵐大(吉沢亮)が、故郷の宮城県に帰郷し、久しぶりに家族との時間を過ごした後、東京へ戻る前のひとときを切り取ったもの。本ポスターの撮影も、ティザーポスター同様、原作本の表紙を撮影した斎藤陽道氏が担当。「伝えられない想いが、あふれだす」というコピーとともに、数年ぶりに再会した母(忍足亜希子)との時間に少しぎこちなさを感じる息子と、息子と一緒にいることをうれしく思う母の表情が二人それぞれの想いを物語る。

*ポスター写真撮影カメラマン:齋藤陽道(Harumichi SAITO)
1983 年、東京都生まれ、2020 年から熊本県在住。都立石神井ろう学校卒業。2010年写真新世紀優秀賞。2014年、日本写真協会新人賞。Eテレ「おかあさんといっしょ」のエンディング曲「きんらきらぽん」の作詞を担当。写真家・文筆家としてだけでなく、活動の幅を広げている。


さらに、公開された本予告映像では、久しぶりに帰郷した息子・大(吉沢亮)を駅まで見送る、母・明子(忍足亜希子)。「親父とばあちゃんによろしく」「わかった」 きこえる息子ときこえない母が交わすのは手話で会話する。二人にとっての日常も、子供のころの大にとっては「母のことが、恥ずかしかった」。母の話し方を友達から指摘され、「授業参観に来てほしくなかった」と手話で伝える小学生の大の姿や、高校受験期に自らの苛立ちのまま、「こんな家に生まれてきたくなかった」と思わず母にぶつけてしまう本当の気持ちと愕然とする母の表情などが点描のように映し出されていく。そして「自分が何をしたいのか考える」と東京に行くことを家族に告げ、故郷から離れた大は、新たな出会いや違う環境の中で改めて“きこえる世界”と“きこえない世界”に生きる自分を見つめなおす。思い浮かぶのは少し年齢を重ねた母の後ろ姿、そして笑顔…母と息子、切なくも心に響く家族の物語が優しく伝わる予告編が完成した。

『ぼくが生きてる、ふたつの世界』公式YouTube

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