映画『動物界』“新生物”たちの姿もお披露目する日本版予告&場面写真(6点)解禁 

09月19日10時00分映画

2023年度セザール賞で最多12部門ノミネートを果たし、フランスで観客動員100万人越えのスマッシュヒットを記録した話題作『動物界』(原題:The Animal Kingdom)11月8日(金)公開に先駆けて、日本版の予告動画と場面写真が解禁された。



フランス映画のイメージを根底から覆すその作品『動物界』は、日本でも話題となった『落下の解剖学』を凌ぐ最多12部門のノミネートを達成し、同国で観客動員100万人越えの大ヒットを飛ばした。その舞台は、人間が様々な動物に変異する奇病が蔓延している近未来。人種差別、移民、ルッキズム、感染症など現代的なテーマを内包し、ファースト・シーンから観客を釘付けにする“突然変異”のアニマライズ・スリラーが、あなたの想像力を刺激する。

日本版オリジナルの予告編では、人間が動物化する奇病が蔓延する世界で行方不明となった母を探す親子のドラマが明かされる。さらに最新VFX技術と特殊メイクで誕生した“新生物”の姿もお披露目となる。



フランソワとエミールの親子は、病に侵され“新生物”となった母・ラナと新しい家族の形を模索していた。ある日、ラナを乗せた輸送車が事故にあい、40名以上の患者が失踪。親子は自力でラナを探し始める。やがて逃走した新生物たちは町を混乱の渦に陥れ、対立と分断が進んでいく最中、エミールの身体にも変化が訪れる・・・。

社会性を孕むテーマとスリリングなドラマ、青々とした緑が魅惑的なフランス南西部の大自然、そして人間と動物を掛け合わせ作り上げられたリアリティ溢れるカメレオン、鳥、タコ、センザンコウ、さらにはクマのような新生物の姿など、印象的な映像の数々が目を引く。

合わせて解禁となる場面写真6点では、親子が対立しながらも母を探し出すために奮闘する姿と、その道中で出会う人々の姿が映し出される。フランソワは失踪者の捜索を指揮するアデル・エグザルコプロス扮する憲兵隊の曹長ジュリアと協力し、エミールはクラスメートのニナと次第に惹かれあっていく。特殊な状況下においても普遍的に語られる人々と
の出会いのドラマも映画を盛り上げる要素のひとつとなっている。そして、彼らを取り巻く極限状況がいっそう緊迫化するクライマックスに向け、奇跡的なまでに純度の高いエモーションをほとばしらせていくのだ。

またエミールを演じたポール・キルシェは、最新作『Leurs Enfants après eux(英題:And Their Children After Them)』での演技が先日の第81回ヴェネチア国際映画祭で高評価を受け、見事マルチェロ・マストロヤンニ賞(新人俳優賞)を獲得。現在世界から多くの関心を集めるポールの才能が開花するきっかけとなった本作は、見逃せない注目の作品となっている。

この映画は、単なるSFやホラーにとどまらず、社会的なテーマを取り入れた深みのある作品として、多くの解釈が可能だ。観客を未知の領域へと誘う、圧倒的なスリルと感動が詰まった『動物界』は、11月8日(金)より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町、ヒューマントラストシネマ渋谷他にてロードショー。続報にも注目してほしい。

監督・脚本:トマ・カイエ
出演:ロマン・デュリス、ポール・キルシェ、アデル・エグザルコプロス、トム・メルシエ、ビリー・ブラン
2023年|フランス|フランス語|カラー|スコープサイズ|原題:LE RÈGNE ANIMAL|英題:THE ANIMAL KINGDOM|DCP|128分
字幕翻訳:東郷佑衣|配給:キノフィルムズ|提供:木下グループ|映倫区分:PG12
© 2023 NORD-OUEST FILMS - STUDIOCANAL - FRANCE 2 CINÉMA - ARTÉMIS PRODUCTIONS.

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