趣里は堀未央奈の感電を自作自演と見破っていた?「モンスター」【第7話ネタバレ・8話予告】
11月25日に放送された「モンスター」(火、22時、カンテレ・フジ)第7話では、自分の人生をかけるほど好きなドラマのために、自ら死を望むモンスター視聴者(堀未央奈)の行動を亮子(趣里)が見事に見破っていた。12月2日に第8話が放送される。予告動画は番組公式サイトで公開されている。
フジテレビ月10ドラマ「モンスター」第7話のネタバレや話題をご紹介
趣里が得体の知れない弁護士・神波亮子を演じる「モンスター」は、モンスター弁護士が、法がおいついていない令和ならではのさまざまな問題を向き合い、まるでゲームのように法廷闘争に立ち向かうリーガルエンターテイメントだ。第7話が11月25日に放送された。
■第7話ネタバレあらすじ
人気ドラマのロケ地となった町の住民が、聖地巡礼に訪れたファンの迷惑行為に耐えかねて相談にやって来る。ゴミの散乱や騒音だけではなく、地元の饅頭屋『みやこし』にも、ドラマとのコラボ饅頭を求めて連日行列ができているという。やってきた住民はただ静かな暮らしに戻り、好きな饅頭を食べたいだけだというが、市に訴えても聞いてもらえないという。そんな相談者に亮子(趣里)は「引っ越したらどうですか?」と言って、相談者を困惑させる。
そんななか、ドラマのプロデューサー・坂口武広(林泰文)が公園でトークショーを行うことになり、当日が誕生日の俳優も来るかもと期待したファンが予想以上に集まってしまった。会場は予想以上の人手た。そこには『みやこし』も出店してコラボ饅頭を販売している。しかしその矢先、『みやこし』の従業員の前園里佳子(堀未央奈)が倒れた拍子に機材の配線で感電し、意識を失ってしまう。当然、イベントは中止となり、公園も一時閉鎖が決まる。
九死に一生を得た里佳子が事務所を訪ねてきて、事故はイベントの安全対策がおろそかだったことが原因だとして、役所の観光課とテレビ局の事業部、さらに、寝不足で倒れるまで過重労働を強いた『みやこし』の店主を相手取り、損害賠償1億円を請求したいと言い出す。この訴訟の担当となった杉浦(ジェシー)は標準的な請求金額は1千万程度だというが、里佳子は1億円だと杉浦の提案を却下していた。
一方で今回、杉浦のサポート役となった亮子の前には前回の裁判で自分を打ち負かした父・粒来(古田新太)が現れた。事務所の所長の大草圭子(YOU)は粒来に、なぜ12年間も亮子の前から姿を消していたのか、亮子に説明したのかと聞くが、粒来は「聞かれていないから」と答える。そんな粒来のことを亮子は城野(中川翼)に連絡し、尾行してもらうが、粒来に気付かれてしまった。城野は以前、調査中に突き飛ばされ、車に轢かれそうになったことがあったが、それが粒来に関連しているのではと思っている。粒来に対して「クリーンならいいんだ」という。
役所の観光課とテレビ局の事業部、さらに、『みやこし』の店主の3人がそれぞれ、自分のせいではなく、他人のせいだと罪をなすりつけあっていた。杉浦はそれぞれに会い、調べるが、相手は杉浦を警戒して話してもくれない。そんな中、亮子は人気ドラマ「きみまち」を1話からずっと見て、考察ブログなどを読み込んでいた。
公園は閉鎖され、ファンは訪れなくなり、静かな日々がもどってきたが、『みやこし』の売り上げは激減した。杉浦が訪ねて行くと、『みやこし』の店主は本当はコラボ饅頭など作りたくなかったのだという。それを市の観光課の“どうしても”という依頼で作り始めたのだった。イベントの日も、コラボは100人想定だったが、当日になり、300人分用意しろといわれ、さらにチケットを持っていない客への対応もしろと命令されたという。
市の観光課に聞きに行くと人数変更などはテレビ局に押し切られたことだという。テレビ局の事業部の担当者にやっと話がきけたが、どうやら事業部に圧力をかけたのはドラマのプロデューサーだったことがやっとわかった。実際にプロデューサーが事業部の人間に「裁判になったら、おまえの責任だ」といっているのを杉浦は聞いた。
事務所に戻った杉浦はプロデューサーを含め、テレビ局を訴えることにするという。すると、亮子が“示談”を提案してきた。驚く杉浦だったが、テレビ局を辞めたプロデューサーを里佳子に会わせることにした。
プロデューサーは里佳子に謝った。しかし、里佳子は納得しない。実は里佳子は大の「きみまち」ファンだったのだ。前職の時に苦しくて辛い時にドラマが自分を助けてくれたという。ドラマが自分の人生そのものだと思うが、心ないファンが聖地巡礼にきてドラマを汚すことや、ドラマの世界観を崩すような続編が作られることが我慢できなかったという。そして、感電したのは、ドラマを守るために自ら起こした行動だと話した。イベントで死者がでれば、さすがに続編を作らないのではと思ったのだった。杉浦に、自作自演なら請求権はないと言われた。
モンスター視聴者に驚き
今回、ドラマのプロデューサー・坂口武広(林泰文)のトークショーで、里佳子(堀未央奈)が感電で死にかけた。里佳子は市の観光課、テレビ局の事業部、雇われていた饅頭屋を訴えるというのだが、実は、事故で死にかけたのではなく、自分でわざと感電して死のうとしていたのだった。全ては大好きなドラマの続編を作ったり、コラボ企画などをこれ以上進めないためのことだったのだ。自分の人生を変えてくれた作品のためというが、この行動には驚く人が多かった。
亮子(趣里)が杉浦(ジェシー)をコントロール
これまでの裁判は全て亮子がリードして、杉浦がヘルプにつく関係だったが、今回は訴訟を依頼されたのは杉浦だ。杉浦も自らなんとかしようとするが、困るとつい亮子の意見を聞いてしまう。それでも、自分の調査でなんとか事件の輪郭がわかるところまでもっていった。どちらが先頭に立つことになってもいいバディとなってきている。
第7話ゲスト出演の堀未央奈は寝起きの瞬間がモンスター
大好きなドラマのためにとんでもない行動をとってしまう里佳子を演じた堀未央奈のインタビューが番組公式サイトに掲載された。「モンスターになる瞬間は?」という質問には「寝起きの瞬間。朝に弱いので感情が無になるくらい朝は何も考えられないです。寝癖もつきやすく、信じられないくらい爆発した寝癖がつくので見た目も中身も朝はモンスターだと思っています」と答えている。インタビュー全文は番組公式サイトに掲載されている。
12月2日放送の第8話は“闇バイト”関連
最近、頻繁に発生している“闇バイト”の事件かと思われる事件が扱われる。ただ、少年達は雇われたのではなく自分たちでやったという。本当に指示している人間はいないのか?被害者とは面識がないのか?など、亮子がどんどんと暴いて行く。
■第8話あらすじ
16歳の少年4人が強盗致傷の罪で逮捕される。4人はある晩、60代で一人暮らしの橘清美(石野真子)の留守を狙って家に侵入するが、本人が帰宅したため、焦った谷口優生(林裕太)が清美を殴って怪我を負わせたのだ。しかも逮捕後、谷口を含む3人は仲間の栗本颯(坂元愛登)の指示で犯行に及んだと自供する。栗本は闇バイトごっこをしたまでだと言い張る。
亮子(趣里)に息子の弁護を依頼しにやってきた栗本の両親は、優等生だった我が子の犯行が信じられない。しかし、息子の潔白を証明しようと部屋を調べると、制服のポケットからあるものを見つけてしまう。
その頃、粒来(古田新太)はなぜか、今回の事件を担当する検察の藤吉伸(近江谷太朗)と密会していた。さらに、裁判の傍聴席にも姿を見せた。
カンテレ・フジテレビ 2024年10月14日スタート。毎週月曜日22時放送「モンスター」。出演:趣里、ジェシー(SixTONES)、古田新太、YOU、宇野祥平、音月桂、中川翼、ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@monsterktv8」。
◇カンテレ・フジテレビ「モンスター」番組公式サイト
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