NHKスペシャル「新ジャポニズム」第2集「J-POP“ボカロ”が世界を満たす」Ado・YOASOBI出演

03月08日00時27分暮らしと文化

3月16日(日)21時~NHKスペシャルの大型シリーズ「新ジャポニズム」第2集「J-POP“ボカロ”が世界を満たす」では、AdoやYOASOBIなど世界で活躍するトップアーティストと、Iナビゲーターを横浜流星が務める。



世界を席巻する日本文化の魅力を深掘りする本シリーズのナビゲーターを務めるのは、大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」で主人公・蔦屋重三郎を演じる横浜流星。第2集では、世界中で熱狂的な支持を集める日本発の音楽カルチャー“ボーカロイド”に注目する。

近年、AdoやYOASOBIといった日本のアーティストが海外でも圧倒的な人気を誇っているが、その背景には共通する要素がある。大手音楽配信サービスにおける海外で最も再生された日本の楽曲100曲のうち、4分の1以上が歌声合成技術“ボーカロイド”から生まれた作品なのだ。初音ミクを象徴とするボーカロイドカルチャーは、型破りで自由な表現を追求し、日本の漫画やアニメと並び、国内で発展しながら世界へと広がっている。

その秘密を探るため、番組ではイギリス、メキシコ、インド、タイといった各国のファンやクリエイターたちを取材。さらに、世界で活躍するトップアーティストたちが、自身の音楽のルーツとしてボーカロイドをどのように捉えているのかを語る。

「うっせぇわ」「唱」など、ボカロPとのコラボレーションで数々のヒットを生み出したAdoは、ボーカロイド楽曲をカバーして配信する“歌ってみた”文化からキャリアをスタートさせた。
Ado「“ボカロ”の曲に自分を当てはめることで、自分の気持ちを肯定することができました」ボーカロイドカルチャーは、彼女にとって単なる音楽ジャンルではなく、心の支えとなる存在だった。

また、YOASOBIの作詞作曲を担当するAyaseは、もともとボーカロイド楽曲を制作する“ボカロP”として活動していた。
Ayase「今の僕は“ボカロ”がなければ存在しない。ボカロを作ってきたことが、僕の音楽の基盤になっています」

さらに、海外ファンの受容のされ方や、日本の伝統文化との共通点を掘り下げ、J-POPにおける新たなジャポニズムの潮流を見つめる。

【ナビゲーター/語り】 横浜流星
【語り】 守本奈実アナウンサー
【出演】 Ado/観世喜正(能楽師)/きくお/初音ミク/YOASOBI/横山太郎(立教大学教授)

NHKスペシャル「新ジャポニズム」とは――。
放送100年を記念したNHKスペシャルの大型シリーズ。現在、日本のマンガ、アニメ、音楽、食、デザインなどが世界中で圧倒的な人気を誇っている。本シリーズでは、日本文化が世界各地でどのように受け入れられ、現地の人々とどのように交わっているのかを取材。さらに、日本の歴史を紐解きながら、世界を魅了するカルチャーが育まれた背景を探る。
【ラインナップ】
第1集 「MANGA」  1月5日 21:15~(総合) ※放送済み
第2集 「J-POP」  3月16日 21:00~(NHK総合)
第3集 「日本食」  3月23日 21:00~(NHK総合)
第4集 「デザイン」 3月30日 21:00~(NHK総合)