NHK、放送100年「ラジオ・テレビ・インターネットというメディアの変遷と影響について」討論番組を3月23日放送

03月13日22時58分社会

NHKは、3月23日(日)23:00~0:13「メディアが“私たち”をつくってきた!?」と題し、ラジオ・テレビ・インターネットというメディアの変遷で意識はどう変わり、社会にどんな影響を与えたのか?政治学者の姜尚中、作家の平野啓一郎、ラジオパーソナリティーやミュージシャンとして活躍するアンジェリーナ 1/3をゲストに迎え討論していく、番組は、NHK総合とNHKプラス(見逃し配信)で放送及び配信を行う。



放送100年、メディアの過去・現在・未来を語る
放送が始まってから100年。ラジオ、テレビ、そしてインターネットと、時代とともにメディアの形は変化し続けてきた。その変化は、わたしたちの暮らしや社会に大きな影響を与え、時代ごとの価値観や世論の形成にも深く関わってきた。

戦時中のラジオ放送は総動員の一翼を担った。戦後、テレビが普及すると、公害問題や地価の高騰といった社会課題が報道され、「市民の議論の場」となった。しかし、インターネットの登場により、放送の影響力は次第に低下しつつある。一方で、SNSの台頭によって情報の拡散速度はかつてないほど加速し、虚実入り混じる情報が世論を形成するようになった。その結果、民主主義の危機が指摘されるほど、メディア環境は劇的に変化している。

こうした時代の変遷のなかで、放送は今後どのような役割を果たすべきなのか。社会全体が重要な問題について考え、議論を深める「公共空間」としての役割を、放送は今後も担うことができるのか。

今回の番組では、政治学者として社会の変遷を見つめてきた姜尚中氏、文学の視点から社会を鋭く分析し続ける作家の平野啓一郎氏、そしてZ世代の支持を集め、ラジオパーソナリティーやミュージシャンとして活躍するアンジェリーナ 1/3氏をゲストに迎え、世代も専門分野も異なる3人が、放送100年の歴史を振り返りながら、メディアの「これまで」と「これから」について、73分間にわたり徹底討論する。

【出演】
姜尚中(東京大学名誉教授)
平野啓一郎(作家)
アンジェリーナ 1/3(ラジオパーソナリティー・ミュージシャン)

【進行】
堀内進之介(立教大学特任准教授)
小野文惠(アナウンサー)

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