NHK朝ドラ「おむすび」コロナ禍を乗り越え、橋本環奈は管理栄養士のやりがいを再発見した…第23週あらすじと第24週予告

08時46分ドラマ
©NHK

新型コロナの流行で疲れ果てた医療従事者に心ない声がかかるが、結(橋本環奈)は病院での管理栄養士の仕事のやりがいを再度認識して、再度がんばってゆくことを決意した。NHK朝ドラ「おむすび」の第24週「家族って何なん?」(3月17日~3月21日)のあらすじとみどころを紹介。予告動画は番組公式サイトに公開されている。



朝ドラ「おむすび」第23週ネタバレ&トピックスと第24週のみどころ紹介
「おむすび」は平成元年生まれのヒロイン・米田結(橋本環奈)が、栄養士として、人の心と未来を結んでいく“平成青春グラフィティ”だ。その第23週が3月10日から放送された。

思い出される緊急事態宣言の日々

2020年3月、新型コロナウイルスの流行を抑止するために、学校は休校になり、できるだけリモートでの仕事を推奨され、飲食店の営業はなくなり、街から人が消えた。できるだけ接触を減らす生活を思い出す視聴者も多かった。結(橋本環奈)は病院に勤めているので、コロナ患者を受け入れた病院の実情を知ることもできた第22週となった。



医療従事者の家族へのいわれなき批判

当時、新型コロナ患者を受け入れ、懸命に命を救おうとしていた医療従事者に対して、一部で厳しい声を上げる人がいた。ドラマでは花が楽しみにしていた登校日に学校にゆくと、同級生から「コロナ患者が大勢いる病院にいる。近づくとコロナになる」と結がコロナを受け入れている病院に勤めていることからいじめられてしまう。医療従事者の人たちの努力がなければ成り立たなかった日々に、辛い思いをする子どもたちもいた。ドラマでは花は結の仕事に理解をしめし、残った家族で“会えない日々”を乗り越えるといい、緊急事態宣言が解けると、結と抱き合って喜んだ。



「おむすび」もラスト2週

17日から放送される第24週、翌週の第25週をもって「おむすび」も最終回を迎える。第24週はコロナ禍を経た2023年が描かれる。花も中学生になり翔也(佐野勇斗)は心配ばかりしてしまう。そんな翔也は理髪師になり一人立ちしている。糸島への移住を考える両親はどういう決断をするのか?



【第23週(2025/3/10-3/14ネタバレあらすじ】

新型コロナウイルスの感染が日本で初めて確認されて病院で警戒感が漂う中、コンビニ弁当の開発をしないかという友人の菜摘(田畑志真)の誘いに、結(橋本環奈)はどう答えようか迷う。上司の塚本(濱田マリ)はかなり理解してくれている。

一方歩(仲里依紗)は、自身のブランドを広めるため、春のファッションイベントへ向けて佑馬(一ノ瀬ワタル)たちとともに準備を進めていく。雑誌への掲載もあり、知名度をあげることに成功し、イベントに向け歩たちは注文も増やしていた。

コロナ感染の広がりで管理栄養士の結たちも一般病棟患者への接触を減らすことが求められ、食事指導は週一になってしまう。結は、毎日顔を出して会話しながら患者の状態を確認していたのだが、週一となり、それも短時間でなるべく会話を減らすようにと言われて悩んでしまう。入院していて、状態がよかった患者も見舞い客との面会を禁じられ、意気消沈して食欲を失ってゆく。そんな患者に寄り添いたくても、決まりがある以上、なかなかできない。そうしているうちに病院にコロナ患者たちが入院してきて、食欲がなく、激しい喉の痛みを訴えるコロナ患者への食事をどうするかに結たちは追われ始める。

結は、帰宅後、聖人(北村有起哉)や翔也(佐野勇斗)に辛さを吐露する。そんな中、佳代(宮崎美子)の様子を見に糸島に行っている愛子(麻生久美子)からネット画面でリモート通話しようというお誘いが来る。学校が休校になっている花も参加して賑やかに会話が進むが、聖人が大事なことを言おうとすると、なぜか回線が不安定になりフリーズしてしまう。

コロナによる緊急事態宣言で飲食店が営業自粛に追い込まれる中、理容店を営む聖人は店を開けていいのかわからず、市役所勤めの若林(新納慎也)に教えを乞う。美容院や理容店は“生きる為”に必要な施設と判断され、営業を続けて良いといわれる。ただ、商店街は閉めている店の多く、開けては居るものの理容店は閑古鳥が鳴いている。

一方オリジナルブランドを立ち上げた歩は、在庫を抱えて落ち込んでいるかと思いきや、ネット通販で商品が爆売れして威勢がいい。イベントのために用意していた商品は、外出できない顧客たちからのネット通販で売れていたのだ。

結は、コロナの感染爆発で疲労困憊になっている看護師の桑原(妃海風)や森下医師(馬場徹)と話し、普段なら助かるはずの命を救えない悔しさを分かち合う。配膳を担当していた栄養士は家族が感染したため濃厚接触者となってしまい、結も変わりにコロナ患者の配膳を担当する。結たちはレッドゾーンには入らないが、カーテン越しに状況がみえ、暗い気持ちになる。

一方神戸の米田家では、愛子が糸島に行き不在の中、聖人が料理に精を出して、翔也からメキメキ上達しているとほめられる。聖人は食事を作って結を待ったが、周りの看護師たちの感染対策を聞いて、自分は大阪の自宅に住み、花たちに絶対に移さないようにとする。

結は職場で、医療従事者の子どもたちが学校で除け者扱いされる現状を同僚たちと嘆く。結の家も花が学校でいじめられていた。それを聞いていた科長の塚本は、結にコンビニ会社からの転職の誘いに応じるのがいいとアドバイスする。帰宅後、歩からテレビ電話がかかってきて、結のすっぴんで髪がボサボサなのを見た歩は、おしゃれして元気を出せと言う。そして、思いついたように、急に電話を切った。歩は動画配信でステイホームしている人達に“おしゃれ”を勧めることを決めたのだった。

塚本から家族のためにも転職を考えた方がいいといわれ、看護師の桑原からも同じように「家族のため」にと勧められる。しかし、現場の医師や桑原たち看護師も懸命にがんばりを見て、患者たちからのお礼の声などを聞くと、ここでがんばろうと結は思った。

日本全体のがんばりもあり、緊急事態宣言が解除され、結は久しぶりに花や翔也と会うことができた。



【第24週(2025/3/17-3/21)あらすじ】


■第116話(月)

2023年。一人前の理容師となった翔也(佐野勇斗)は、娘の花が中学生となり大人びるのを心配するが、結(橋本環奈)はそんな翔也をいさめる。一方歩(仲里依紗)は配信動画でギャルマインドの伝道師と呼ばれるようになり、一躍人気者に。そんな折、結の病院に栄養失調の身元不明の少女が入院してくる。



■第117話(火)

愛子(麻生久美子)が結(橋本環奈)と歩(仲里依紗)に、聖人(北村有起哉)と糸島に移住したいと言い出し、結は佳代(宮崎美子)の体調を気にするが愛子は元気だと言う。そのことで歩に助言をもらった愛子は、助言通りに聖人に提言してみる。一方結の病院では、栄養失調で入院している少女・田原詩が勝手に退院すると言い出す。



■第118話(水)

結(橋本環奈)の娘・花は、病院で少女の田原詩が人目を盗み隠れる手助けをしようとする。しかし詩は体調が悪く、とても遂行できそうにない。その後、結は詩が持っている手鏡のブランドが、歩(仲里依紗)の立ち上げたものだと気づき、手鏡の修理を任せてくれと詩に言う。



■第119話(木)

愛子(麻生久美子)は、一人暮らししている佳代(宮崎美子)を訪ねに福岡・糸島へやって来る。愛子は一緒に畑仕事をしながら、佳代が糸島に住み続けたい本当の理由を聞こうとする。一方聖人(北村有起哉)は、客がいない理容店でひとり、神戸にこだわってきた自分の過去を振り返りながら移住について考える。



■第120話(金)

結(橋本環奈)は栄養失調の少女・田原詩になんとか食べてもらおうとラーメンを出してみるが、結局手をつけない。一方、歩(仲里依紗)は詩が持っていた手鏡を修理して、花に結に渡すよう差し出す。花は詩と友達になったと言い、歩は詩が自分が生きている意味がないと言っていることを知る。



■スタッフ他


脚本: 根本ノンジ
主題歌:B’z「イルミネーション」
語り: リリー・フランキー
出演:橋本環奈,仲里依紗,北村有起哉,麻生久美子,佐野勇斗,濱田マリ,キムラ緑子,犬飼貴丈,大島美優,宮崎美子 他



 <総合>(月~土)午前8時~8時15分/午後0時45分~1時[再]
 <BSプレミアム>(月~土)午前7時30分~7時45分/午後11時00分~11時30分[再]
   (土)午前9時45分~11時[1週間分]

NHK朝ドラ「おむすび」番組公式サイト
NHK朝ドラ「おむすび」番組公式Twitter @asadora_bk_nhk

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