「キキキキ」最終回でチ・ジニ×イ・ギュヒョンが目標達成…しかし現実は視聴率0.3%“残念な結末”

KBS 2TVの水木ドラマ「キキキキ」が、13日に放送された最終回(第12話)をもって幕を閉じた。劇中ではハッピーエンドが描かれたが、視聴率は最後まで低迷し、最終回は0.3%(ニールセンコリア全国基準)という厳しい結果に終わった。YouTube「KBS Drama」にて関連動画を公開中だ。
※タイトルの「킥킥킥킥(キキキキ)」は笑い声を現す言葉。
「キキキキ」は、トップ俳優チ・ジニ(チ・ジニ)と、かつてのスターPDチョ・ヨンシク(イ・ギュヒョン)がコンテンツ制作会社を設立し、登録者300万人を目指して奮闘するオフィスコメディ。⇒【関連記事】
最終回ネタバレ
画像:YouTube|KBS Drama「킥킥킥킥」第12話ハイライト映像よりキャプチャー
19禁ロマンスファンタジー小説の作家“メランコリックルリョ”のファンであるペク・ジウォン(ペク・ジウォン)は、ワン・ジョヨン(チョン・ヘヨン)作家のサインが、自身の推し作家と同じであることに気づく。ファンサイン会に参加したペク・ジウォンは、会場を慌てて立ち去るワン・ジョヨンを目撃し、「“メランコリックルリョ”ってワン作家だったんだ!」と叫び、その意外な縁に驚く。
一方、登録者300万人を達成した『キキキキ』の社員たちは、互いに抱き合い祝福し合う。イ・ミンジェとカン・テホ(キム・ウノ)は、チ・ジニ(チ・ジニ)とチョ・ヨンシク(イ・ギュヒョン)にカップルヌード写真集の公約を実行させることをプレッシャーにかける。しかし、チョ・ヨンシクが上着を脱いだ瞬間、登録者数が急減。その後、体を隠すと登録者数が増加する奇妙な現象が発生し、チ・ジニとチョ・ヨンシクはブロマンスを発揮し、視聴者に記憶に残る伝説的なコンテンツを作り上げた。
また、ワン・ジョヨン(チョン・ヘヨン)とカン・テホ(キム・ウノ)、イ・ミンジェ(イ・ミンジェ)とカ・ジュハ(チョン・ソヨン)といった社内カップルの恋模様も実を結び、物語は明るく締めくくられた。
視聴率低迷—最後まで0%台から抜け出せず
しかし、現実の結果は芳しくなかった。 初回(2月5日)は2.1%と比較的良いスタートを切ったものの、第2話で1.0%に急落し、その後も低迷が続いた。
・第3話 1.2%、第4話 0.7%、第5話 1.0%、第6話 0.7%
・第7話~9話 0.4%、第10話 0.3%、第11話 0.4%、最終回0.3%
特に第4話で0%台に突入して以降は視聴率が回復することなく、第7話から放送時間が21時50分から22時50分に変更されたものの、巻き返しにはつながらなかった。最終的に、KBS水木ドラマ史上最低水準の視聴率を記録する結果となった。
期待を裏切った要因とは
「キキキキ」は、放送前にはMZ世代や会社員層の共感を得る作品として期待されていた。しかし、視聴者の興味を引きつけることができず、第2話の時点で早くも視聴離れが始まった。特に、チ・ジニのコメディ演技について「やりすぎ」「自然な流れに欠ける」という指摘もあり、作品への没入感を削ぐ要因となった。また、本作はチ・ジニの所属事務所であるイックルエンターテインメントが共同制作に関わった作品でもあり、事務所にとっても苦い結果となった。
若手俳優の活躍も期待に及ばず
コメディ要素の強い本作では、新鋭俳優の活躍も鍵となるはずだった。しかし、主演のチ・ジニとイ・ギュヒョン以外に強い印象を残すキャストが少なく、作品全体として物足りなさが残った。唯一、チョン・ヘヨンは表情やアクションを活かしたコメディ演技で存在感を示したものの、他の若手キャスト(イ・ミンジェ、キム・ウノ、チョン・ソヨン、チョン・ハンソル)には目立った活躍がなく、視聴率低迷の流れを変えることはできなかった。
“笑い”を届けるはずが…厳しい現実に直面
「キキキキ」は、視聴者に軽快な笑いを届けることを目的として制作されたが、結果的に視聴率低迷に苦しむこととなった。最終的には、KBS水木ドラマの中でも歴代最低水準の視聴率を記録するなど、期待とは裏腹に苦い結末を迎えた。作品としては明るく終わったものの、視聴者の反応は冷たく、「キッキッキッキッ」と笑いを誘うはずが、現実は“失笑”で終わってしまった。
なお、3月19日からは放送時間を21時50分に戻してシットコム「ヴィランの国」を放送する。
◇ KBS2「킥킥킥킥」HP
◇YouTube「KBS Drama-킥킥킥킥」
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