「ハイパーナイフ」パク・ウンビンとソル・ギョング、狂気に満ちた師弟愛と謎めいた過去で没入感フルスロットル【第3-4話あらすじ】

Disney+ (ディズニープラス)「スター」にて独占配信中
パク・ウンビンとソル・ギョングの熾烈な対立を描く、Disney+(ディズニープラス)「ハイパーナイフ 闇の天才外科医」第3話と第4話が3月26日(水)に独占配信を開始した。それぞれのエピソードではドッキを地獄に落とそうと深みにはまっていくセオクと、そんな彼女を警察の捜査から逃がそうと人道を外しかねないドッキの危うげな師弟関係が意味深長かつスリリングに描かれた。 気になるあらすじと見どころを見てみよう。(ネタバレあり)
●【「Disney Plus」で独占配信の韓国ドラマ】
「ハイパーナイフ 闇の天才外科」は、医療業界で期待されていた天才外科医セオクと、彼女をどん底に突き落とした師匠ドッキとの対決を描くメディカル・サスペンスだ。【「ハイパーナイフ」を2倍楽しむ】では、全話あらすじと見どころ、韓国での評判や関連動画などまとめていく。
■キャスト【キャラクター(俳優・登場人物徹底紹介】
チョン・セオク役:パク・ウンビン
チェ・ドッキ役:ソル・ギョング
ソ・ヨンジュ役:ユン・チャニョン
ハン・ヒョノ役:パク・ビョンウン
ほか
■第3話あらすじ
手術のために訪れた旧友ミョンジン(キム・ハクソン)との会話に笑顔を見せるチェ・ドッキ(ソル・ギョング)。研修医時代のセオク(パク・ウンビン)はそんないつにない表情に異常な執着を見せていた。手術に参加させてもらえないと知った彼女はウヨン(イ・ジョンシク)に代わり手術室に入り込むと失敗を装ってドッキに怪我をさせ、手術を始めてしまう。
セオクは「自分と似ている」というドッキの言葉を信じ、彼が旧友の手術中に密かに医療ミスを起こそうとしていたと指摘し執着を強める。
そして現在。前科者シンギュ(イ・テヨン)を殺して遺体を埋めようとしていたセオクの前に現れたドッキは驚きながらも彼女にいいかげんしっかりと現実を見てボストンに行けと諭し、かつて面倒を見ていたのは自身を過信する彼女が哀れだったからだと怒りを表すがラ女史(カン・ジウン)に現場を見られないように誤魔化しその場を立ち去る。
セオクはシンギュがいなくなって平和になった街に満足げだが、別件で福祉部のガサ入れが入り、麻酔医ヒョノ(パク・ビョンウン)共々、違法手術ができなくなってしまう。全てはドッキの根回しだと気付いたセオクは手が付けられないほどに怒り狂うが、ドッキは医学賞受賞のために釜山にいた。ヨンジュ(ユン・チャニョン)のアドバイスで落ち着きを取り戻した彼女だが、思い浮かべたのは手術室でドッキから教わっている風景だった。
釜山までやって来たセオクは授賞式のスポンサーであるイチダ女史(遼河はるひ/特別出演)の息子が難病に冒されて危篤と聞きつけ、直接イチダ女史を訪ねた。ドッキを介して面識があったイチダ女史に手術のビデオを見せ、難しい日本語で息子を救えるとアピール。対価としてドッキへの表彰を取り下げるようにと取引を提案したがイチダはそれが愚かだと取り合おうとせず。ウヨンは会場でイチダ女史と話すセオクを目撃した。
いよいよ授賞式が始まり、セオクを見たというウヨンの言葉にも余裕を見せていたドッキはイチダからセオクの様子を聞かれて、彼女は完璧だと褒める。彼女が一度も手術を失敗したことがないと聞いたイチダは息子を救うためにセオクの提案を呑むことを決意。
セオクとヒョノが日本に向かい手術を始め成功させる。授賞式で受賞を逃したドッキを得意げに見つめるセオクだが、かつて彼の代わりに手術したミョンジンが手術直後に突然失踪したことを知る。
イチダはドッキにセオクの提案を打ち明けていて、彼女にチャンスを与えて欲しいと頼んだのはドッキだった。警察から違法手術の現場検証を手伝わされたドッキはどうにかセオクの関連を気づかれないように取り繕うが、現場からはセオクが殺した看護師の絞殺遺体が発見され、事態は複雑になっていく…。
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■第4話あらすじ
セオクは過去にも人を殺したことがあった。研修医時代、突然仕事を休んだセオクを不思議に思って家を訪ねたドッキは彼女が暴漢を殺してしまったことを知り、彼女を助けようとする。これがセオクの執着の始まりであった。同時にドッキも彼女に妙なシンパシーを感じ始める。
セオクが殺した看護師の遺体が発見され、違法手術の実態が報道されると、ドッキは捜査に協力を求められるが、セオクもまた大胆に調教した犬を連れて捜査に協力し始める。ドッキが失踪したミョンジンを殺したと決めつけるセオクは、ドッキの名声を地に落とすために遺体を見つけ出すと宣言。
捜査がゆっくりと着実にセオクに近づき、ドッキが彼女をかばおうと画策する一方、ミョンジンが違う名前で精神病院に強制収容されていたという情報を手に入れたセオクは彼の息子ギヨン(リュ・ヘジュン)と共に病院を訪れ、ドッキが事件に関わっている証拠を掴もうと奔走し、情報提供者がミョンジンの指輪を盗んでいたことに気づくが、揉み合いになりギヨンは重体、情報提供者は死亡するという惨事に。
しびれを切らしたセオクは直接ドッキにミョンジンをどうしたのか問い詰めるが、ドッキは意に介せず帰宅。敷地内の倉庫に向かったドッキはミョンジンが乗っていたロールスロイスに乗り込むと、事件を捜査していた若い刑事の前に現れる。現場から発見された犬の毛からセオクを疑い始めた刑事に意味深長な視線を送るドッキ…。
■見どころ
天才的な技術を持ちながら医師の道を閉ざされてしまったサイコパスな性格の主人公セオク(パク・ウンビン)と、彼女から将来を奪いながらも難病にかかり彼女に頼るしかない教授ドッキ(ソル・ギョング)の関係を描いた医療サスペンス。初週配信エピソードでは、セオクの衝動的な性格が彼女の将来を閉ざした要因として描かれ、逆恨み的にドッキに怒りを募らせていく反面、ドッキはある程度分別のある人間として描かれた。終盤では殺した男を埋めようと山中にいたところを「常識人」ドッキに目撃され、スリリングな展開となったが、第3話では遺体を眼の前にしても平然とセオクと対話をしようとするドッキの狂気が徐々に描かれ始めた。
過去の回想では、難病の手術のためにドッキのもとを訪れた旧友ミョンジンのエピソードがドッキに対するセオクの狂気に満ちた執着の始まりとして描かれ、後に物語の大きな鍵となった。中盤では元タカラジェンヌの遼河はるひがイチダ女史役で登場し、物語の大きな役割を担うのだが、ここではパク・ウンビンとソル・ギョングが超ロングな日本語のセリフに挑戦しており、大きな見どころのひとつになっている。
ドッキが起こすアクションのひとつひとつが自分を陥れるためのものだと決めつけ、頑なに反発してドッキを陥れようとするセオクに対し、警察の捜査からセオクを逃がそうとするなど弟子への愛情を滲ませるドッキの対極的な物語が描かれ、第4話ではセオクが過去に人を殺してしまったエピソードが明らかになると、それを黙認したドッキの狂気が更に色濃く描かれ、終盤では彼女を救おうとするドッキが人としての道を外してしまうかのような意味深な展開に続く。
上述の旧友ミョンジンの謎の失踪事件が大きな鍵となっており、セオクはドッキがミョンジンを殺したと決めつけ、声を荒げるシーンがたびたび登場する。まるで証拠がない状況で彼女の妄言のように描かれるものの、ドッキのうちに秘めた狂気が少しずつ明らかになっていく上に最後はセオクの主張が真実なのではないかと思えるほどドッキの素性が怪しくなっていく。師匠を恨むセオクの狂気と、弟子を想うドッキの狂気とのぶつかり合いと謎に包まれた真実から目が離せない。
●どこよりも詳しい!「ハイパーナイフ 闇の天才外科医」キャスト・キャラクター(登場人物)徹底紹介(写真付)
●元“宝ジェンヌ”遼河はるひ「ハイパーナイフ」に特別出演、パク・ウンビンと対峙
■スタッフ
脚本:キム・スンヒ
監督:キム・ジョンヒョン(「クレイジーラブ」「ダーリンは危機一髪!」)
