初回視聴率14.2%「キャスター」阿部寛と山口馬木也の親子役に反響大…【第1話ネタバレ・2話予告】

04月14日10時06分ドラマ
©TBS

「キャスター」(毎週日曜、21時TBS)の第1話が4月13日に放送された。真実を報道するために手段を厭わない進藤(阿部寛)の姿勢に総合演出の華(永野芽郁)やプロデューサー(音尾琢真)、編集長(宮沢エマ)は反発するが、視聴率は爆上がり。4月20日に第2話が放送される。予告動画は番組公式サイトに掲載されている。



「キャスター」とは
「キャスター」生ぬるい報道体制を正すことが使命で、番組を正すためにやってきたと豪語する進藤(阿部寛)は、“真実を伝える”ためには手段を選ばず、独自のルールで取材や調査を行い既存のルールはおかまいなしだ。圧倒的な存在感で周囲を巻き込んでいく型破りで破天荒な男たちが描く社会派エンターテイメントドラマだ。その第1話が4月13日に放送され、世帯視聴率14.2%、個人8.7%(ビデオリサーチ社調べ)と好スタートを切った。

■第1話ネタバレあらすじ

民放テレビ局JBNの夜の報道番組『ニュースゲート』は視聴率が低迷しているてこ入れとしての新キャスターに、進藤壮一(阿部寛)が就任した。新藤は公共放送でキャスターをしていたが、なんらかの理由で首になっていた。その進藤に目をつけたのは会長の国定(高橋英樹)だった。

進藤は就任初日、「この番組を正すために来た」とスタッフに言い放つ。そして、現場のメンバーに11箇条を突きつけた。これまでのテレビ番組ではあり得ない条件にスタッフは顔をしかめるが、国定会長の命とあって逆らえるものはいない。番組の総合演出に抜擢されたばかりの崎久保華(永野芽郁)は進藤とベテランスタッフの間で板挟み状態だ。

『ニュースゲート』リニューアル初回の目玉は内閣官房長官・羽生剛(北大路欣也)の生出演だが、急きょキャンセルの連絡が入る。キャスターの交代にともない、羽生との対談を大きく宣伝していた局としてはいきなりのキャンセルに慌てふためく。進藤は新人ADの本橋悠介(道枝駿佑)と出かけていった。それは羽生が会長を務めているバレーボールの試合会場だった。羽生本人にキャンセルの理由と贈収賄疑惑との関連を問い詰める。贈収賄疑惑は進藤が密かに追っていたスクープネタだ。贈収賄事件で秘書が自殺したことを問い詰める。雑誌にその記事が載る予定だとせまる。羽生はその記事がでることを恐れてテレビをキャンセルしていたのだ。

そこで、進藤は羽生に番組にでて贈収賄のことを話せば、記事を止めるという。羽生はその条件をのんだ。進藤は雑誌記者に記事をとめるようにいい、バーターとして女性アナウンサーの不倫ネタを渡した。

その時、羽生が胸を押さえて倒れた。進藤は心臓マッサージをしながら、AEDの手配を本橋に頼むと同時に、華にカメラを回すように指示する。そして救急車の後と追う。当然、かかりつけ医がいる明慶大学付属病院に向かうと思われたが、関東医科大学の大学病院に搬送された。それをスクープとして『ニュースゲート』は扱った。しかし、翌日の会見からは締め出しをくった。

進藤は本橋にタクシーの車載カメラの映像を取り寄せさせる。そこには関東医科大学に向かうように指示している秘書であり羽生の息子の真一(内村遥)の姿が映っていた。進藤はなぜ関東医科大学に変えたのかを調べる。そのために華は人間ドックの受診者として病院に入り込んだ。

羽生は関東医科大学から明慶大学付属病院に転院したが、羽生が入っていた特別室には別の患者が入る。その患者は人工血管での手術を受けていたが、それは違法だった。担当医の田辺は院長の根津から頼まれてその手術をしたが、根津は全ての責任を田辺に押しつけようとしていた。生放送で院長の机を田辺とテレビスタッフで探し、同意書などを探していたが、警察がきて田辺は逮捕された。結局、製薬会社から多額の寄付をもらって私的に使っていた根津も逮捕された。

華がバラエティにいるころに担当していた番組に出演していた少年が関東医科大学病院で亡くなった。ちょうど、羽生が搬送され手術した日と同じ日だった。母親に話を聞くと、少年は特殊な血液型で手術前に血液センターから手術に備えて大量に血液を準備してもらっていたことも聞く。実は羽生もその血液型だったのだ。

羽生のコンサルの尾崎(谷田歩)は少年に回される血液が羽生に回ったと進藤たちが考えていると勘違いして、人工血管のことをリークして、関東医科大学をきったのだ。

華は少年の命が犠牲になったことを進藤が報道してくれると思っていたが、進藤は少年の担当医の永田医師は平等に対応したことを調べていた。少年は不幸にも亡くなってしまったが、羽生が同じ血液型で関東医大で同じ時に手術したと報じれば、世間は「羽生のために少年が犠牲になった」と思い込むと思って、そのことを報じず、真一が明慶大学付属病院に羽生が搬送しないことを連絡しなかったために、羽生のためにあけていた救急医療の資源がないことで、一人の患者の搬送を断っていたことを報じた。納得できない華は進藤に「すごいスクープをとる」と宣言した。



初回は政治家の贈収賄、20日放送の第2話はスポーツ賭博関連

民放テレビ局JBNの夜の報道番組『ニュースゲート』を立て直しにきた、進藤壮一(阿部寛)は毎回スクープを報道し続けるといい、予定調和などは全く受け入れない。13日に放送された第1話では政治家の贈収賄にからむ問題をちらつかせながら、「真実を報道する」というテーマを放送した。20日に放送される第2話はスポーツ賭博に関連させる。進藤はどういうスクープをとるのか?



山口馬木也が阿部寛の父親役で登場!加藤晴彦の姿も!

開始早々に思い詰めた表情の松原哲(山口馬木也)が登場した。進藤壮一の父親だ。映画『侍タイムスリッパー』で話題の山口馬木也、主演の阿部寛がともに“濃い”顔立ちで、二人が親子として登場していることにネットでは「そっくり」「本当の親子のよう」という意見が多くでていた。また、テレビ局の編成部の滝本役に加藤晴彦が登場していて、久しぶりに地上波でその姿が見れたことに喜ぶ声も多くでていた。



番組プロデューサーの着想は約20年前!

放送開始を前に番組のプロデューサーが作品に対する話をしている。なんとこのドラマの着想は20年も前に、プロデューサーがアルバイトをしていた時代だというのだ。主演の阿部寛が「演じたことがないような役」に挑戦したいという思いがあり、このドラマが実現したという。



番宣ではドラマと違った素顔を見せた俳優陣

13日からの放送開始を前に、阿部寛、永野芽郁、道枝駿佑、木村達成、宮澤エマ、音尾琢真らが多くのバラエティ等に参加して番組の宣伝を行った。特番として有名な「オールスター感謝祭25春」や「それSnow Manにやらせて下さい」などでいつもは見せないような素顔を見せた。「それSnow Manにやらせて下さい」ではスペシャルとして「フレンドパーク」を行った。30年前に番組に出演したことのある阿部寛の若手の頃の映像も流れた。



■第2話あらすじ

日本バレーボール界のエース・名和(鈴木貴之)とアナウンサーの小池(月城かなと)は六本木のスポーツバーにはいったガサ入れで任意同行されてしまう。局内は大騒ぎになり、さらにバレーボール選手権のメインスポンサーのイーストリーム社が降りると言い出した。

そんな中、釈放された小池は進藤(阿部寛)の助言に基づき番組内で直接釈明をする。しかし、進藤が予定外の質問をぶつけたことで、彼女の口から誰も想像していなかった話が飛び出す。そしてスポーツ賭博は思わぬ方向に展開し・・・。



TBS 2025年4月13日スタート。毎週日曜日21時放送「キャスター」。出演:阿部寛、永野芽郁、道枝駿佑(なにわ男子)、月城かなと、木村達成、キム・ムジュン、佐々木舞香(=LOVE)、玉置玲央、菊池亜希子、宮澤エマ、岡部たかし、音尾琢真、高橋英樹、北大路欣也、加藤晴彦、堀越麗禾(市川ぼたん)、ヒコロヒー、加治将樹 ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@caster_tbs」。

TBS「キャスター」番組公式サイト

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