特選パックで「ちりとてちん」、10日から配信開始―NHKオンデマンド

2010年09月01日18時35分ドラマ
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NHKオンデマンドは9月10日から連続テレビ小説「ちりとてちん」第1話から48話までを、特選ライブラリーにて一挙配信する。視聴料金は未公表だが、12話(2週分)ごとのパックで購入するかたちとなる予定。

2007年10月から08年3月まで放送された連続テレビ小説「ちりとてちん」は、ダメを絵に描いた福井県小浜育ちの“へたれ”ヒロイン・和田喜代美が、ひょんなきっかけから大阪で出会った落語家一門・徒然亭に弟子入りし、女流落語家を目指して奮闘する笑いあり涙ありの物語。「愛宕山」、「まんじゅうこわい」「崇徳院」などおなじみの落語が出演者たちによる小芝居で面白おかしく再現されたり、ドラマの節々に落語のネタがふんだんに織り込まれるなど、何度見ても発見がある作り込みがなされ、多くのマニアを生み出した作品だ。ストーリーの深さ、伏線の置き方など見どころ満載。ここ数年の朝ドラでは最高傑作との声も上がっている。

ヒロイン・喜代美を演じたのはいまや押しも押されぬ実力派女優・貫地谷しほり。相手役・徒然亭草々には青木崇高、喜代美の母・糸子を和久井映見、喜代美の師匠・徒然亭草若に渡瀬恒彦など、個性的なキャスト陣が脇を固めている。

既に何度も見たマニアでも、NHKオンデマンドで再度見ればまた新たな発見があるかもしれない。

またNHKオンデマンドでは「ちりとてちん」配信開始に合わせ、貴重な名人芸を収録した落語パックの配信も開始。桂文治、柳家小さん、林家正蔵(先代)、古今亭志ん生ら昭和を代表する名落語家たちの貴重な映像を見ることができる。もちろん、ドラマ「ちりとてちん」で取り上げられたネタも多数収録。ぜひ“ホンモノ”の芸も合わせて楽しみたい。

NHKオンデマンド