コ・ヒョンジョン「カマキリ」vsソン・ジュンギ「マイ・ユース」─衝撃スリラーと王道メロ、秋の新作対決

韓国ドラマ界の秋は、まったく異なるジャンルの大作2本が同時に幕を開ける…SBS金土ドラマ「カマキリ:殺人者の外出(사마귀: 살인자의 외출)」とJTBC新金曜ドラマ「マイ・ユース(마이유스)」だ。前者は背筋を凍らせるクライムスリラー、後者は心を温める感性メロ。まさに“対極の2作”が同日制作発表会で姿を現した。➡【「カマキリ」制作発表会まとめ】、【「マイ・ユース」制作発表会まとめ】
●【2025年9月韓国でスタートの新ドラマ】
コ・ヒョンジョンの怪演が光る、戦慄のスリラー「カマキリ」
「カマキリ:殺人者の外出」は、20年前に逮捕された連続殺人鬼が母親だったという衝撃の設定から物語が始まる。模倣犯事件をきっかけに、刑事(チャン・ドンユン)が生涯憎んできた“母”=殺人鬼(コ・ヒョンジョン)と手を組むことになるという展開は、韓国ドラマ史でも異色の試みだ。
公開済みのポスターや映像で見せたコ・ヒョンジョンの変貌ぶりは「女優人生最大の挑戦」と評され、期待値は最高潮。監督・脚本陣も映画界で実績を積んだ実力派が集結し、緻密な心理戦と衝撃のサスペンスを予告している。
ソン・ジュンギ×チョン・ウヒ、心を揺さぶる再会の物語「マイ・ユース」
一方の「マイ・ユース(My Youth)」は、観る者の心をじんわり温めるラブストーリー。
元売れっ子子役で人生のピークを早くに終えた小説家ソンウ・ヘ(ソン・ジュンギ)と、初恋相手である芸能マネージャーのソン・ジェヨン(チョン・ウヒ)が再び出会い、忘れかけた自分自身を取り戻していく。
“初恋の再会”という普遍的なテーマを、感性豊かな演出で描くのが本作の強みだ。イ・サンヨプ監督とパク・シヒョン作家という新旧タッグに加え、若手からベテランまで絶妙なキャスティングが揃い、王道メロの王道たる魅力を発揮する。
正反対の魅力──スリルか、ときめきか
「カマキリ」が見せるのは、人間の闇に切り込む張り詰めた緊張感。
「マイ・ユース」が届けるのは、失われた青春を取り戻すような温かい余韻。
同じ日に制作発表会が行われたのも象徴的だ。2025年秋、韓国ドラマ界は「恐怖」と「ときめき」という正反対の感情を武器に、視聴者の夜を奪いにかかる。
果たして、あなたが今秋選ぶのは背筋を凍らせるスリラーか、それとも胸を温めるメロドラマか。日本では「マイ・ユース」がFODで同日より国内独占配信される。
【「マイ・ユース」を2倍楽しむ】では、全話あらすじと見どころ、キャスト・登場人物徹底紹介などドラマの深掘りをしていく。「カマキリ」も放送にあわせて【全話あらすじ・関連記事】で各話のあらすじと見どころを紹介していく。
※navicon韓流コーナー(韓国ドラマ2025年8月現在1500作品以上の紹介、ドラマの深掘りする【2倍シリーズ】、時代劇に役立つ【年表・王朝系図・地図】など図表などまとめています⇒
