【最終回】「しあわせな結婚」阿部サダヲが真犯人・板垣李光人を出頭させたが、松たか子は激怒【第8話ネタバレと第9話予告】

09月05日09時54分ドラマ
©テレビ朝日

「しあわせな結婚」(テレ朝、木曜21時)9月4日、第8話が放送された。ネルラ(松たか子)が“自分が犯人”と言いだし、幸太郎(阿部サダヲ)は二人の生活を守るために事件の真相を探った。しかし、真犯人のレオ(板垣李光人)を警察に出頭させたことを知ると、ネルラは烈火のごとく怒り“離婚”を申し出た。9月11日に最終回・第9話が放送される。ネルラがまだ隠している事件の真相とは?予告動画が番組公式サイトで公開されている。



「しあわせな結婚」とは
「しあわせな結婚」は、大河ドラマ『光る君へ』(2024年)の大ヒットさせた脚本家の大石静とテレビ朝日の連続ドラマ初主演となる阿部サダヲがタッグを組み、ヒロインに松たか子を加えた強力な布陣で放送する。ラブストーリーでありながら、マリッジサスペンスという興味深いドラマだ。その第8話が9月4日に放送された。

■第8話ネタバレあらすじ

病院でレオ(板垣李光人)に付き添っていたネルラ(松たか子)は幸太郎(阿部サダヲ)に、「やっぱりわたしが布勢を殺したのかもしれない」と言い始める。レオの寝顔を見ていたら、記憶を取り戻したところがあるのだ。それは考(岡部たかし)が言った「おまえがやったんじゃない」という言葉だった。そして、考が自分を庇ったんだと思うといって、警察に出頭しようと思うと告げる。

もし本当にネルラが布勢を殺していたとしたら、法律家として夫として、自分はどうしたらいいのか…。悩んだ末に幸太郎は、自分で真相を突き止め、真実と向き合う決意を固める。

一方、刑事・黒川竜司(杉野遥亮)は、考の供述に違和感を覚えていた。警視総監を狙う刑事部長は早く送検しろといい、警備部長(野間口徹)は再捜査など諦めろという。警備部長には邪魔されないと黒川は言い捨てる。そして、幸太郎の事務所を訪ねた。黒川はそこで、幸太郎と話をすると、“真犯人がわかった”といいだした。

幸太郎は事務所の臼井(小松和重)の忠告を無視して、ネルラのために事件の真相にせまることにした。そして旧知の法医学者・児玉(佐々木蔵之介)に鑑定してもらう。児玉は頭部についている傷跡が違う形状だといい、同じ凶器だとしても、持ち替えて頭を殴ったか、別の人物がなぐったかだという。幸太郎は必死に凶器を探す。そして、長く燭台をつくっている会社に向かい、15年前に作っていたものを見せてもらう。傷跡と一致した。その燭台は3つ蝋燭が立てられるが、形を変えることができる。

幸太郎はレオの部屋に向かう。そして、11歳だったレオが布勢を殺したのではという。レオは観念して、奥の部屋から包まれた燭台をもってきた。凶器だという。レオは当日、考がやいたパンをもって布勢のアトリエに行った。そこでネルラが襲われているのをみて、考に助けを求めた後、近くにあった燭台で布勢の頭を殴った。やってきた考は事態を知り、燭台を使って布勢の頭を殴打した。そして、レオに川に燭台を捨てて帰るようにといって、布勢の遺体を階段から突き落としたのだった。

幸太郎に付き添われてレオは警察に出頭した。当時11歳だったレオは罰せされることはない。

家に帰った幸太郎はネルラに事実を告げると、ネルラは烈火のごとく怒りだした。幸太郎は“これでレオの気持ちも軽くなる”というが、ネルラは全く受け付けない。こんな結末は家族はみんな臨んでいなかったといい、こんなことなら自分が犯人のほうがいいという。幸太郎がなだめようとするが、ネルラは離婚を切り出した。

元検事の考察力で事件の真相にたどり着いた幸太郎(阿部サダヲ)を待っていたのは妻・ネルラ(松たか子)の激怒

ネルラ、考(岡部たかし)が人生をかけて庇うとしたら、レオ(板垣李光人)しかいない。それでも11歳の力で可能なのかと疑問もあったが、法医学者の鑑定でその方法も判明した。レオ自身も15年前のことをきちんと話すことができて落ち着くと思うが、ネルラや考はそうではないようだ。ネルラは自分の家族はレオのために生きていて、レオが無事に成長することが全てだったといい、世の中の常識などとは違うといいきる。そして、ネルラは離婚を申し出た。

第8話に佐々木蔵之介がゲスト出演

毎話、豪華なゲストが話題となっている「しあわせな結婚」だが、第8話も予想を超える豪華ゲストが登場した。佐々木蔵之介が演じたのは“関西弁をしゃべる怪しげな法医学者”児玉だ。布勢(玉置玲央)を殺したのは本当は誰なのかを調べるために、幸太郎(阿部サダヲ)が旧知の児玉に相談する。撮影について「阿部さんとご一緒するのは11年ぶりくらいで、すごく楽しみにして臨みました。撮影は核心を突きつつも愉快なやりとりで、心地よい現場でした。終わった後、『もっと出たかったなあ~』と思って帰りました(笑)」と振り返った。

ネルラ(松たか子)が抱えていたもう一つの秘密が事件の本当の真相

15年前の事件は11歳のレオ(板垣李光人)が殺されそうになっている姉のネルラを助けようとし、考(岡部たかし)が11歳のレオに罪をきせないように工作したことだと判明した。しかし、11日に放送される最終回・第9話では、事件に隠されているさらなる真相が判明する。ネルラからの依頼ですでに離婚している幸太郎だが、ネルラたちの幸せのためにもう一度、家に向かう。

■最終回・第9話あらすじ

幸太郎(阿部サダヲ)の抵抗むなしく、幸太郎とネルラ(松たか子)が離婚してから1カ月が経ち、ネルラは美術館の修復の仕事を始める。インターネットに顔をさらされた影響でアイドルのスタイリストを辞めることになったレオは鈴木家のマンションを出て、新たな道を歩き始める。レオをかばった罪で起訴された考(岡部たかし)には執行猶予つきの有罪判決が下された。

そんな中、ひとりネルラへの想いを引きずっている幸太郎に、取り乱した様子の父・鈴木寛(段田安則)から電話がかかってくる。ネルラが姿を消したというのだ――。

幸太郎が慌てて鈴木家に駆けつけると、不安でいっぱいの寛とレオ、考の姿があった。幸太郎は、ネルラの部屋でパソコンから手掛かりを探すことにした。すると、本文のない自分宛の下書きメールを発見した。刑事の黒川竜司(杉野遥亮)に、メールの復元を依頼する。

テレビ朝日 2025年7月17日スタート。毎週木曜日21時放送「しあわせな結婚」。出演:阿部サダヲ、松たか子、段田安則、岡部たかし、板垣李光人、玉置玲央、金田哲、馬場徹、辻凪子、堀内敬子、小松和重 ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@wasekon_tvasahi」。

テレ朝日「しあわせな結婚」番組公式サイト

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