【最終回】「最後の鑑定人」松雪泰子を陥れようとした犯人の本当の目的は藤木直人【第10話ネタバレと第11話予告】

「最後の鑑定人」(フジテレビ、水曜22時)9月10日に第10話が放送された。ドラマ冒頭に登場した原田(袴田吉彦)が“怪しい”と思わせて、実は藤木直人に強烈な敵意を示したのは謎の男(堀部圭亮)のようなのだが…。孤高の土門(藤木直人)が皆と協力することで、尾藤宏香(松雪泰子)の事件を解決できるのか?9月17日に最終回・第11話が放送される。予告動画が番組公式サイトで公開されている。
「最後の鑑定人」とは
フジテレビ水曜22時に放送されている「最後の鑑定人」かつて科捜研のエースとして活躍し“最後の鑑定人”と呼ばれていた主人公が、科学的アプローチを駆使して難事件を解決に導いていくサイエンス×ミステリー作品だ。その第10話が9月10日に放送された。
■第10話ネタバレあらすじ
科警研研究官・尾藤宏香(松雪泰子)はDNA鑑定に関する論文を発表するが、法科学部部長・立花から論文の研究データをかいざんしているのではないかと指摘される。立花の元に告発があり、USBメモリでの証拠もあるため、論文の撤回を求める。尾藤が部長室を去った後、立花が部屋にあった不信な箱のふたを開けたその瞬間、室内をまばゆい閃光が包む。なにかが爆発し、立花はなくなり、尾藤も怪我をした。土門誠(藤木直人)と高倉柊子(白石麻衣)は、尾藤の搬送先の病院へと向かう。尾藤は意識を取り戻すが、火災以前の記憶を失っていた。土門と高倉の前に、千葉県警の刑事が現れる。県警は火災の事件性を疑い、死亡した立花と直前に会っていた尾藤を被疑者とみていた。
翌日、鑑定所に土門、高倉、相田直樹(迫田孝也)、都丸勇人(中沢元紀)、嵐山信幸(栗原類)が集まった。尾藤の潔白を信じる5人は、彼女にかけられた疑いを晴らすため動きだすことに。早速、土門は嵐山と共に火元となった部長室を訪れ、火災原因を調べるため燃焼残渣の採取に取りかかる。土門が解析した結果、部屋でテルミット反応が起きて爆発が発生したと思われた。尾藤が部屋を出たタイミングで爆破したことを考えると、立花の部屋に盗聴機が仕掛けられていたと思われる。入退出の映像をみて、一人の男が怪しいと思われた。しかし、顔が隠れている。そこで、土門は“耳紋”での照合を試みる。
尾藤のロッカーからアルミニウムが見付かり、千葉県警は尾藤の逮捕状を請求している。相田は千葉県警が私情を持ち込んでいるといって、弁護士としてやれることはやるという。
土門が尾藤の見舞いに行くと、尾藤がいない。尾藤は屋上から飛び降りようとしていた。土門が「僕は君を、君を救いたいんだ」と説得した。
尾藤の調査で、耳の形から一人の人物が浮かんだ。元科警研職員・下垣満行(中島多朗)の耳と一致した。下垣は立花から不正請求を指摘され、懲戒免職になっていた。尾藤を捕まえた千葉県警の前に土門が立ちはだかり、下垣の件を話す。下垣は使用停止になっていたIDカードを偽装し、立花のPCに侵入して尾藤の論文を書き換え、さらに盗聴機をしかけ、爆弾を仕込んでいたと思われる。
尾藤の疑いは晴れた。記憶をなくしている尾藤はいつもとはちがった感じで「ありがとうございます」と土門に礼を言う。礼を言われて頬がゆるむ土門がいた。
土門の元に都丸から連絡が入った。下垣が部屋で死んでいたというのだ。さらにその部屋に“土門へ H”とかかれたメモがあったという。土門の元に一通の電話が入った。尾藤の声だったが、土門はすぐに疑う。自分の声を尾藤の声に変換していたのだ。そして、男(堀部圭亮)「科学は嘘をつかない…そんな幻想を、君はまだ信じているのか?科学はウソを付くためにある」といい、土門にゲームはこれからだと告げた。
怪しい人物が二人も登場!
土門(藤木直人)の元妻であり、一番の協力者でもある科警研研究官・尾藤宏香(松雪泰子)が爆破によって怪我をして記憶をなくし、罪を着せられた。10日に放送された第10話と、17日に放送される最終回・第11話でこの事件を追う。第10話の冒頭で登場したのは袴田吉彦だ。土門と尾藤の大学時代の同期の原田俊吾役だが、このタイミングでの登場に、“犯人は袴田吉彦”と思った視聴者も多かった。しかし、第10話のラストで、土門に電話をかけてきている男は堀部圭亮が演じていた。ラスト2話になって、刑事ドラマでも犯人役の多い二人が登場し、“どっちが真犯人?”となっている。最終回となる第11話が待ち遠しい。孤高の天才・土門(藤木直人)が皆と協力して鑑定に臨む
第1話から通して、ぶっきらぼうで言葉の端々に“失礼”な様子を見せていた土門だが、元妻である尾藤の疑いを晴らすために、高倉(白石麻衣)、相田直樹(迫田孝也)、都丸勇人(中沢元紀)、嵐山信幸(栗原類)と協力して事件に臨んだ。これまで“孤高”の姿勢を見せていた土門が一歩成長したような姿を見せた。最終回で鍵となるのは袴田吉彦演じる土門(藤木直人)の同期の原田
第10話で姿をみせた原田は、記憶がない尾藤(松雪泰子)に「思い出してほしくないこともあるし」という言葉をかける。土門、尾藤の味方なのか、敵なのか?袴田吉彦は最終回の見所として「台本を受け取って最終話まで読んでいくうちに、自分も騙されたような感覚になっていきました。緊迫感がダイレクトに伝わり結末がすぐにでも知りたくなるような展開に…私が演じるキーパーソン原田にも注目しながら是非ご覧下さい」と話している。■最終回・第11話あらすじ
都丸勇人(中沢元紀)によると、下垣(中島多朗)の死因は毒物による中毒死とのことだった。しかしその毒物は未知の化合物である可能性が高く、下垣にそのようなものを作れる技術はないと考えられた。さらに、科警研へのサーバー不正アクセスについても高度な技術が使用されており、科学とIT両方に長けた犯人像が浮かび上がってくる。翌日、鑑定所に土門(藤木直人)と尾藤(松雪泰子)の大学時代の同期・原田俊吾(袴田吉彦)がやって来る。土門はITセキュリティのスペシャリストでもある原田に、サーバーに侵入した人物の特定を依頼する。土門は下垣が摂取した毒物の鑑定を、そして原田は不正アクセスの解析をはじめていく。
フジテレビ 2025年7月9日スタート。毎週水曜日22時放送「最後の鑑定人」。出演:藤木直人、白石麻衣、松雪泰子、迫田孝也、中沢元紀、阿部亮平、栗原類 ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@kanteinin_fuji」。
◇フジテレビ「最後の鑑定人」番組公式サイト
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