中村雅俊初監督『五十年目の俺たちの旅』昭和の青春を象徴する“あの3人”がスクリーンに帰ってくる

不朽の名作「俺たちの旅」が今年で放送開始50年を迎えるにあたり、彼らの「今」を描く最新作『五十年目の俺たちの旅』が2026年1月9日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショーとなる。中村雅俊、秋野太作、田中健、岡田奈々に加え、前田亜季、水谷果穂、左時枝、福士誠治の出演が発表された。特報映像がYouTubeで公開された。
1975年10月 から日本テレビ系列で放送された「俺たちの旅」は、中村雅俊演じるカースケ(津村浩介)、秋野太作演じるグズ六(熊沢伸六)、田中健演じるオメダ(中谷隆夫)による青春群像劇だ。カースケ、オメダ、グズ六が繰り広げる熱い青春群像劇は、当時の若者たちを熱狂させ、放送後も「十年目の再会」「二十年目の選択」「三十年目の運命」と彼らの人生の節目ごとにスペシャルドラマが作られてきた。そして、放送開始50周年を迎えた今、20年ぶりの続編『五十年目の俺たちの旅』が初の映画版として製作され、カースケたち3人の物語が初めて銀幕に登場する。
カースケを演じるのは中村雅俊は、今回も主題歌「俺たちの旅」はじめ、挿入歌も務める。グズ六役に秋野太作、オメダ役に田中健、さらにオメダの妹・真弓役に岡田奈々と50年前のオリジナルキャストが結集した。企画・脚本はドラマシリーズからメインライターを務める鎌田敏夫が務める。昭和を代表する数々の大ヒットドラマを生み出してきたベテランが令和の時代に新たな物語を紡ぐ。
本作で初のメガホンを取るのは主演の中村雅俊。これまでメインディレクターを務めてきた故・斎藤光生監督の演出を一番身近で見てきた中村監督が“旅”のテイストを銀幕に移し替えている。ドラマシリーズからの映像もふんだんに使い彼らの人生をたっぷりと振り返ることができる。この作品は彼らの“五十年目”の物語であると同時に、彼らが歩んできた“五十年間”の物語だ。今も続いている彼らの青春の旅をともにする、かけがえのない【人生の一本】となる特別な作品が完成した。
特報映像は、カースケの「生きていくって楽しいものなんだよ、そう思わないか」という印象的なセリフと、エモーショナルな過去映像から幕を開ける。放送開始50周年を迎えた彼らが70代を迎え、人生の最後に本当にやりたいことは何なのか――過去と現在、そして未来を見つめる姿が映し出されている。
さらに、物語を彩る追加キャストに、オメダの娘・真理役に前田亜季、カースケの工場の従業員・紗矢役に水谷果穂、青年・克史役に福士誠治、オメダの妻・小枝子役で左時枝の出演が発表された。
■あらすじ
津村浩介“カースケ”(中村雅俊)と、大学時代の同級生の神崎隆夫“オメダ”(田中健)、カースケの小学校の先輩である熊沢伸六“グズ六”(秋野太作)の3人は70代になり、付き合いはすでに50年を過ぎている。カースケは現在、従業員10人ほどの小さな町工場を経営し、オメダは現在も鳥取県の米子市長を務め、グズ六は妻のおかげで介護施設の理事長の座に収まり、それぞれ平穏な日々を過ごしていた。
そんなある日、カースケの工場にオメダがやってくる。カースケは、米子市長を務めるオメダを誇らしい気持ちで従業員に紹介するが、オメダは思いつめた様子ですぐにその場を後にしてしまう。また別の日、カースケの工場で製作中だったポットが大量に割られる事件が起きる。その中に懐かしい砂時計を発見したカースケ。その砂時計はかつての恋人・洋子と行った思い出の地、鳥取砂丘で買ったものだった。20年前に病死した洋子を懐かしむカースケだが、グズ六から「洋子が生きてる!」と驚きの情報を耳にし…。
■作品概要
出演:中村雅俊、秋野太作、田中健 / 前田亜季、水谷果穂、左時枝、福士誠治 / 岡田奈々
原作・脚本 鎌田敏夫
監督 中村雅俊
主題歌 「俺たちの旅」歌:中村雅俊
配給 NAKACHIKA PICTURES
©「五十年目の俺たちの旅」製作委員会
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◇『五十年目の俺たちの旅』公式サイト
◇『五十年目の俺たちの旅』特報映像