イ・ビョンホン主演 パク・チャヌク最新作『NO OTHER CHOICE』が話題沸騰!トロント映画祭で観客賞獲得

09月16日22時36分映画

2026年3月に日本公開されるパク・チャヌク監督最新作『NO OTHER CHOICE』が、第50回トロント国際映画祭で「国際観客賞」を受賞した。



韓国を代表する巨匠パク監督が21年ぶりにイ・ビョンホンを主演に迎え、多彩な豪華キャストとともに現代社会の“突然の解雇”というリアルなテーマを鋭く描く話題作だ。

『NO OTHER CHOICE』は、製紙会社に25年間勤めた平凡なサラリーマン・マンス(イ・ビョンホン)が、ある日突然解雇され、人生が一転する姿を追う。長期間にわたる就職活動と家族の危機を経て、マンスは成長著しい製紙会社に飛び込み、ポジション争いに挑む決断を下す。妻ミリ(ソン・イェジン)も、追い込まれるほどに強さを見せ、矛盾と葛藤を抱える登場人物たちがアイロニーとブラックユーモアを交えた物語を織りなす。

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監督パク・チャヌクは、『オールド・ボーイ』(2004年カンヌ国際映画祭グランプリ)や『別れる決心』(2022年カンヌ監督賞)で世界中の称賛を浴び続け、今作では社会のタブーを破る緻密な美学で再び観客を魅了する。主演のイ・ビョンホンはトロント国際映画祭で、韓国俳優初となる映画界への貢献に対する「特別功労賞」を授与された。

トロント国際映画祭の「国際観客賞」は今年新設された賞で、北米以外の作品の中から最も多く観客の支持を得た。米アカデミー賞国際長編映画賞(旧・外国語映画賞)の前哨戦とされるこの場での受賞は、2026年のアカデミー賞レースに向けて大きな弾みとなるだろう。
韓国では2025年9月24日から公開予定、日本では2026年3月に全国ロードショー。『NO OTHER CHOICE』が描く、現代社会のリアルと挑戦、そして人間の強さに期待が高まる。

現代の厳しい労働環境を鋭く描きながらも、家族や人間の強さを描き出す本作は、韓国映画の新たな地平を切り開く注目作となるだろう。ぜひ公開を楽しみにしてほしい。

【作品情報】
監督:パク・チャヌク
主演:イ・ビョンホン(『イカゲーム』)、ソン・イェジン(『愛の不時着』)
その他出演:パク・ヒスン(『イカゲーム』)、イ・ソンミン(『財閥家の末息子』)、ヨム・ヘラン(『ザ・グローリー』)、チャ・スンウォン(『暴君』)
公開:日本2026年3月 キノフィルムズ配給

映像YouTube|『NO OTHER CHOICE(英題)』特別メッセージ

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