劇場公開2カ月、リュ・スンワン監督最新作『HUMINT/ヒューミント』4月1日Netflixで世界配信|韓国映画
映画『HUMINT/ヒューミント』(原題:휴민트)が、4月1日よりNetflixで世界同時配信されることが決定した。韓国で劇場公開から約2カ月という異例のスピードでの配信移行となり、グローバルでの再評価に注目が集まっている。Netflix公式サイトには日本語字幕付き予告も公開された。
本作は、『モガディシュ』『密輸 1970』『ベテラン』などで知られるリュ・スンワンによる最新作。主演にはチョ・インソン、パク・ジョンミンをはじめ、パク・ヘジュン、シン・セギョンら実力派キャストが集結し、複雑に絡み合う人間関係と緊張感あふれるドラマを描き出す。
舞台は極寒のウラジオストク、4人の運命が激突
物語の舞台は、北朝鮮とロシアの国境に近い都市ウラジオストク。そこで起きた謎の事件を追うため、それぞれ異なる目的を持つ4人の人物が集結する。
“秘密も真実も氷の海に沈む街”で、彼らの思惑は交錯し、やがて激しい衝突へと発展していく。
アクション×心理戦、リュ・スンワン節が炸裂
本作の魅力は、監督の真骨頂とも言える多彩なアクション演出だ。肉弾戦や銃撃戦、カーチェイスなど、キャラクターごとに異なるスタイルで展開されるアクションは、観る者に強烈なカタルシスをもたらす。
さらに、極寒の空気をリアルに映し出したラトビアロケーションによる圧倒的な映像美も見どころの一つ。登場人物たちの心理とリンクするような冷たい風景が、物語の緊張感を一層高めている。
劇場では苦戦も、配信で評価は変わるか
制作費約235億ウォンという大作ながら、韓国国内での観客動員は約197万人にとどまり、損益分岐点(約400万人)には届かず、興行的には苦戦を強いられた。
しかし、今回のNetflix配信では、33言語の字幕と21言語の吹き替えに対応。世界中の視聴者に向けて作品が届けられることで、新たな評価を得る可能性も十分にある。
氷に閉ざされた都市で描かれるスリリングな駆け引きと人間ドラマ――。『HUMINT/ヒューミント』は、劇場とはまた異なる“グローバル視点”での再発見が期待される一作となりそうだ。