眞栄田郷敦が孝明天皇!奥野壮が明治天皇に 山中崇、長塚京三も参戦「逆賊の幕臣」朝廷の“強そう”な顔ぶれ発表

12時00分ドラマ
画像提供:NHK

2027年1月10日からスタートする松坂桃李主演の大河ドラマ「逆賊の幕臣」(NHK)の新たな出演者が9月15日、発表された。第7弾となる今回は、江戸の幕府に京から大きなプレッシャーをかける「朝廷」の人々。眞栄田郷敦が孝明天皇、奥野壮が明治天皇を演じるほか、山中崇が岩倉具視、長塚京三が鷹司政通を演じることが明らかになった。



大河ドラマ「逆賊の幕臣」は、江戸幕府の使節団としてアメリカを訪問した小栗上野介忠順が、帰国後に日本の近代化を進めようと奔走するも、その後、明治新政府に「逆賊」と見なされるまでの過程が描かれる。

幕府の開国路線に立ちはだかる孝明天皇、激動の時代に若くして即位する明治天皇、朝廷の裏で暗躍する岩倉具視、そして30年以上にわたり朝廷を牛耳ってきた鷹司政通。幕末の歴史を大きく動かしていく“朝廷サイド”の強烈な顔ぶれに注目が集まりそうだ。

■眞栄田郷敦が“モノ言う帝”孝明天皇に!
画像提供:NHK画像提供:NHK眞栄田郷敦が演じるのは、幕府の開国路線に「待った」をかける孝明天皇。
激動の幕末前夜に即位し、23歳の年にペリーが来航。御所の火事で避難した際、初めて京の町と民衆の姿を目にする。国の安寧を守ろうと慣例を破って幕政に意見し、「攘夷」を要求していくが、幕府が通商条約を無断で調印したことで激怒。その不満が大義名分となり、尊王攘夷派が勢いを増していく。
やがて幕府は開国を進めながらも、朝廷に対しては攘夷の姿勢を取り、天皇の威光に頼るように。倒幕の炎が自らの意図に反して燃え広がるなか、孝明天皇は苦悩を深めていく。
眞栄田は、2023年の大河ドラマ「どうする家康」に続いて2度目の大河ドラマ出演となる。

【眞栄田郷敦コメント】
孝明天皇は、強い好奇心と「神の国である日の本」への誇りと信念を持ちながらも、御所の中で育ち、外の世界を直接知らない若き帝だと感じています。
大きく時代が動いていく中で、異国への恐れや怒りだけではなく、初めて民の姿を見たことで「自分が守るべき国」の実感が変わっていく。
その繊細な変化と自分の言葉一つが政治を揺らし、人々を動かしてしまう。その重さと危うさも丁寧に演じていきたいです。

■奥野壮が大河初出演!16歳で即位する明治天皇
画像提供:NHK画像提供:NHK明治天皇を演じるのは、今回が大河ドラマ初出演となる奥野壮。
孝明天皇の第二皇子としてペリー来航の前年に生まれ、慶応3(1867)年、父・孝明天皇の急死により、元服前の数え年16歳で天皇となる。
倒幕派と幕府の綱引きが激しさを増すなか、「大政奉還」「王政復古の大号令」を経て新政府が発足。少年天皇は、戊辰戦争を経て訪れる新時代「明治」のシンボルとなり、無血開城された江戸城へその居を移す。

【奥野壮コメント】
歴史ある大河ドラマに出演させていただけること、それだけでも大変光栄なことですが、今回、明治天皇を演じさせていただくことに、身の引き締まる思いと同時に、大変恐縮しております。
時代の大きな転換期に、若くして即位され、幕末から明治維新へと至る激動の時代を歩まれた明治天皇。
そのお姿を私なりに解釈し、歴史に寄り添いながら、丁寧に演じられればと思っております。
大河ドラマ『逆賊の幕臣』、ぜひお楽しみに。

■山中崇が岩倉具視!朝廷のフィクサーとして暗躍
画像提供:NHK画像提供:NHK山中崇が演じるのは、朝廷のフィクサーとして暗躍する公家・岩倉具視。
貧しい下級公家の次男として生まれながら、子どもの頃から弁が立ち、公家らしからぬ言動で異彩を放っていた人物だ。
外交問題を幕府に任せきりにせず、朝廷も主体的に関わるべきだと考えた岩倉は、孝明天皇の攘夷の意志を後押しするため、公家88人が起こしたデモを牽引。このときの意見書が認められ、孝明天皇から頼られるようになる。
さらに、天皇の妹・和宮と将軍・徳川家茂の婚儀を後押しするなど、孝明天皇のもとで朝廷のフィクサーとなっていく。

【山中崇コメント】
歴史の裏で暗躍した野心家。岩倉具視という人物を知れば知るほど、この役を担当出来ることにとてもワクワクしています。
下級の貧しい公家出身でありながら、ゆくゆくは 500 円札の肖像にまでなった人物。
きっと時流を読む鋭い嗅覚を持っていたのではないでしょうか。
幕末という歴史の大きな変革期に、何を見つめ、どんなあしたを夢見ていたのか。
今に響く作品となるよう、しっかりと務めます。どうぞお楽しみに。

■長塚京三が演じる“朝廷のドン”鷹司政通
画像提供:NHK画像提供:NHK長塚京三が演じるのは、30年以上にわたり准摂政・関白・太閤として朝廷に君臨し、若き孝明天皇を導いた鷹司政通。
幕府から非公式の情報を入手できる事情通で、幕府寄りの立場を保ちながら朝廷を牛耳ってきた。一方で実は開国容認派。異国人を嫌う孝明天皇の発言を老獪に受け流し、天皇にとって目の上のコブとなっていく。
しかし、やがて孝明天皇は岩倉ら下級公家の声にも耳を傾けるようになり、鷹司の時代は終わりを告げる。
長塚京三にとっては、1980年の「草燃える」から数えて8作目となる大河ドラマ出演。これまで「花神」「おんな太閤記」「独眼竜政宗」「炎立つ」「篤姫」「花燃ゆ」など、数々の大河ドラマで存在感を放ってきた長塚が、今回は朝廷の“ドン”に挑む。

【長塚京三コメント】
捕らぬ狸の皮算用で済むならまだしも、虎の尾を踏んでは敵わないので、軽々に口にし難い「意気込み」です。
ただ公武の二重構造の中で、オポチュニストを自認して恥じることのないこの作品の政通さんは、只処世術に長けていただけではなさそうだ。
既存の体制を最終形態として、何とか保守するという「忠誠心」もあるのではないですか。それが政通さんの中では、「政」から「お上」をお守りすることに通じていた。
宮廷言葉に上方言葉、幾分下世話な「ぼやき」の散りばめられた、安達先生の台詞が素晴らしい。勿論、そのままやらせて戴きます。

■“はんなり”ではなく「強そう」な朝廷!小栗と幕臣たちは大ピンチ
今回発表されたのは、幕府に大きなプレッシャーを与える朝廷側の人物たち。
制作統括の勝田夏子は、「当ドラマの朝廷は『はんなり』というより、むしろ『強そう』」とコメント。眞栄田郷敦演じる孝明天皇の「ナイーブさを併せ持ちながらも力強い瞳」、奥野壮演じる明治天皇の「若々しさ、清新さの中にある品格」、山中崇演じる岩倉具視の「隠しきれない策士ぶり」、長塚京三演じる鷹司政通の「朝廷のドンとしての老獪さと風格」に期待を寄せている。

本作では、主人公・小栗忠順ら幕臣たちがアメリカまで渡り批准してきた通商条約をめぐり、西洋列強からは「守れ」、朝廷や攘夷派からは「破れ」と迫られる幕府の苦境が描かれる。まさに朝廷と幕府、そして外国勢力の板挟みとなる幕末。今回のキャスト発表によって、その緊迫した構図がさらに鮮明になった。

小栗と幕臣たちは、この強力な朝廷を前にどう立ち向かうのか――。2027年の大河ドラマを大きく動かす“朝廷パート”にも注目したい。

「逆賊の幕臣」は2027年1月10日(日)放送開始。NHK ONEで同時・見逃し配信予定。

【作品情報】
作:安達奈緒子
出演:松坂桃李 ほか
制作統括:勝田夏子、深川貴志
演出:西村武五郎、末永創、川上剛、田中諭 ほか

NHK「逆賊の幕臣」