【最終回予告】NHK「DOC3あすへのカルテ」冷酷なファンティ教授は“医療の戦士”を目指した…第15話ネタバレ
9月27日(日)にイタリア発のヒューマンメディカルシリーズ「DOC(ドック)3 あすへのカルテ(全16回)」の第15話“選ぶべき道”がNHK総合にて放送された。ネタバレあらすじとみどころを紹介しよう。NHK ONEで第15話は見逃し配信中。最終回“選ぶべき道”は10月4日に放送が予定されている。
「DOCあすへのカルテ」は、頭部に銃撃を受けたことで12年間の記憶を失ったエリート内科医アンドレア・ファンティが、“DOC(ドック)=ドクター未満”の立場から再出発し、医師として、そして一人の人間として再生していく姿を描く物語。「DOC3」では、コロナ禍を乗り越え内科医長に復帰したアンドレアが、鋭い観察眼と患者への真心で日々の診療に向き合う一方、自身の記憶が徐々に戻り始めるという新たな局面に突入する。
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第15話では、患者と向き合うことを第一としていたアンドレアが、冷酷なファンティ教授へと変貌することになった衝撃的な出来事が描かれた。
2011年。アニェーゼの告白が余命宣告を受けたことから始まる。治療法はなく緩和措置をとるしかないと言う最悪の病に、NYでの治験という希望が現れる。しかし、すでに参加枠は埋まっており、次の治験までアニェーゼは待つことができない…。
そこにブラマンテが悪魔の取引を持ち掛けてきた。アニェーゼを治験に参加させる代わりに、理事会に提出した「ベンゾジアゼピン過剰摂取による研究」を止める。多くの患者が苦しんでいる薬害を自分勝手な理由で見逃し、さらに息子を死なせたときと同じ過ちを患者にも行った自分の甘さも許せず苦悩するアンドレア。
医長を辞めて償おうとしたアンドレアに、「逃げるな、戦え。模範的な医師を超えて“医療の戦士”になれ」と背中を押したのは、かつての親友マルコだった。シーズン1では医長の座にこだわり、悪事に手を染めてしまったマルコだったが、2011年当時は、互いに誠実な友だった2人の友情に胸が熱くなった。
そして、同時期にアンドレアは研修医だった優秀なロレンツォを内科に推薦。ロレンツォは外国の病院で働くことを希望していたが、初めての担当患者からミラノで家族と暮らす幸せを考えさせられ、ミラノの妹のそばで暮らすことを決意するという胸アツなエピソードも盛り込まれ、シリーズファンを歓喜させた。
2011年以降のファンティ教授は、ブラマンテとの裏取引で「冷酷化」したわけではなく、脳死患者の移植ルールや、患者に共感しすぎることへの危険性など、アンドレアがこれまで失敗し後悔することになった数々の出来事が教訓となり、自分を律して「医療の戦士」として生きることに決めたからだった。彼の冷徹さは、患者を救うためのものだと知れたことは嬉しかったが、その不器用さが切なくてならない…。
奇しくも、ジュリアが書き上げた論文は「ベンゾジアゼピン」についてのものだ。アンドレアが論文を仕上げるよう強く勧めたのは、無意識のうちに自分の過去の過ちを正したかったからかもしれない。
次回はついに最終回。アンドレアはブラマンテと対決。ところがブラマンテが緊急搬送され、アンドレアに襲われたと言いだし…10月4日に放送予定。おみのがしなく。
■第15話「選ぶべき」ネタバレあらすじ
2011年。がんを発症したアニェーゼは、余命半年の宣告を受けていた。治療法が無く、娘のカロリーナが弟のマッティアの死に続き、母まで失うことをになることを恐れるアンドレアとアニェーゼ。エンリコがアメリカで行われる治験がアニェーゼの病に効くはずだという情報をもってくる。早速、治験に登録するが、既に参加枠が埋まっており、アニェーゼは待機者リストの二番目になった。次の治験は半年後で、そのころは病が進行し治験の資格をなくしてしまう…。
アンブロシアーノ病院に呼吸困難と高血圧で結婚式を挙げた直後の女性・マッダレーナが入院してくる。女性には肺炎の既往歴があった。夫は2人の子供を連れて計画していた新婚旅行に行きたいと願っていた。旅行は5日後の予定で、アンドレアとマルコは患者の予定を気遣い、必要な検査を怠り、希望的観測で治療を行ってしまう。
一方、研修医のロレンツォは初めて一人で患者を担当。介護施設にいる70代のジャンフランコはベンゾジアゼピンの過剰摂取で身体が不調になっていた。介護施設に勤めていた看護師のジョルジャは、施設のグループ全体で患者を扱いやすくするため、全員にベンゾジアゼピンを投与するプロトコルが行われていたと話す。
アンドレアがブロトコルを推奨した恩師ブラマンテに会いに行くと、政界に出ようとしているブラマンテはこの件からは手を引くようアンドレアを脅す。正義感に溢れるアンドレアは、ベンゾジアゼピンが及ぼす影響について「研究」することに決める。
マッダレーナの病状が急変する。検査を怠っていたため、重篤な間質性肺炎に侵されていることに気づけなかったのだ。アンドレアは自分の甘さを悔やみ、「マッダレーナの命が助かったら、患者の個人的な事情など考慮しない冷静な医師になる」とマルコに宣言する。
マッダレーナの命は持って数日。移植の他、助かる見込みはない。そんな中、一週間後に脳死判定が下ることになっていたアメーデオが心肺停止。臓器提供を承諾していたアメーデオの肺がマッダレーナに移植されることになった。
タイミングの良いアメーデオの死に、マルコが加担したのではないかと疑うアンドレア。しかしマルコは否定。アンドレアは「今でなければ救えない命」にかき乱され、ブラマンテが提示してきた悪魔の取引に応じてしまう。財団資金を治験に投資し、アニェーゼが参加できるようにする代わりに、ベンゾジアゼピンの研究を辞めることを承諾したのだ。
アンドレアは私利私欲のためにヒポクラテスの誓いをやぶった自分が許せず、医長を辞任するつもりだとマルコに打ち明ける。詳しい事情は明かされなかったが、マルコはアニェーゼのためにしたことなら理解できると言い、悪いと思ったら逃げずに、これからは模範的な医師以上の「医療の戦士」になるべきだ。とアンドレアに訴える。
アニェーゼは治験を受けられることを不審に思ったがNYへ旅立つ。しかし、NYでブラマンテに会い、アンドレアが彼と取引をしたことを知り、激しく怒り、アンドレアを拒絶。ミラノに帰国したアンドレアは、そのまま離婚を決め、髭を反り落とし、マルコに誓った「医療の戦士」になるべく、冷酷なファンティ教授へと変貌した。
そして現在。
アニェーゼは、自分を責め続けたアンドレアを見ているのは辛かったといい、事故で記憶を失い、昔のアンドレアに戻った時に再び恋をしたとの明かす。しかし、記憶を取り戻してしまったら、またアンドレアが苦しむのではないかと思い、真実を明かすことができなかったと話す。
アンドレアはアニェーゼを抱擁してキス。「もう二度とそんなふうにはならない。今は心に従うから。大切なのは君の笑顔だけだ。僕もすべてを正す」とブラマンテとの対峙を決意する。
■最終回第16話「自由」 あらすじ
ブラマンテはミラノの医療費改革を訴え、州議員選挙に立候補していた。アンドレアはある薬品に関する疑惑について問いただすためブラマンテの選挙事務所を訪れるが、2人はもみ合いになってしまう。アンドレアが事務所を去ったあと、ブラマンテが意識を失い救急に運び込まれる。目覚めたブラマンテはアンドレアに襲われたと話す。
■キャスト
アンドレア・ファンティ:ルカ・アルジェンテーロ(声:安元洋貴)
ジュリア・ジョルダーノ:マティルデ・ジョリ(声:沢城みゆき)
アニェーゼ:サラ・ラッザーロ(声:日髙のり子)
エンリコ・サンドリ:ジョヴァンニ・シフォーニ(声:関俊彦)
リッカルド・ボンヴェーニャ:ピエルパオロ・スポッロン(声:大河元気)
ダミアーノ・チェスコーニ:マルコ・ロセッティ(声:高橋広樹)
テレーザ・マラルディ:エリーザ・ディ・エウザニオ(声:斉藤あんり)
フェデリコ・レンティーニ:ジャコモ・ジョルジョ (声:山下誠一郎)
マルティーナ・カレッリ:ラウラ・クラヴェディ (声:八巻アンナ)
ワン・リン:エリーザ・ウォン (声:内田秀)
【「DOC3 あすへのカルテ」紹介】【全話あらすじ・見どころ】
原題:DOC - NELLE TUE MANI
制作:2024年 イタリア
【放送予定】 総合 毎週日曜23時 2026年6月7日スタート!
[ステレオ2か国語(主:日本語吹き替え/副:イタリア語)字幕放送有り]
◇NHK「DOC(ドック)3 あすへのカルテ」