「きんつくろい -金繕い-」吉田鋼太郎、朝加真由美、尾美としのりが金繕いしたグラスで乾杯するシーンに涙…【ネタバレ】
家具職人・柊恒一(吉田鋼太郎)の元にやってきたのは若い日に思いを寄せた薫(朝加真由美)の孫・守谷夏樹(中島颯太)だった。夏樹が持ってきた割れたグラスを金繕いして蘇らせるように、人間関係も新しい形を作っていった。10月8日(木)22時フジテレビ系列放送「きんつくろい -金繕い-」のネタバレあらすじをご紹介。見逃し配信はTVer、FODにて。
「きんつくろい -金繕い-」とは
「きんつくろい -金繕い-」は、「ヤンシナ脚本家応援プロジェクト by SUNTORY」の第3弾として制作されたヒューマンドラマだ。壊れてしまった器を傷跡ごと美しくつなぎ直す伝統技法「金継ぎ」と、長い年月をかけて熟成されるウイスキーをモチーフに、過去にとらわれた男と未来に迷う青年が、世代を超えて互いの人生をつなぎ直していく姿を描いた。主演を務めるのは吉田鋼太郎。さらにFANTASTICSの中島颯太、西垣匠、乃木坂46の遠藤さくら、朝加真由美らが出演し、10月8日に放送された。
ヤングシナリオ大賞受賞者たち
「ヤンシナ脚本家応援プロジェクト by SUNTORY」は、フジテレビが主催する“ヤングシナリオ大賞”の受賞者たちにチャンスを与えるプロジェクトだ。“ヤングシナリオ大賞”は、次世代のドラマ界を担う、新しい才能を発掘・育成するためのシナリオコンテストで、大活躍中の脚本家の中にも受賞者は多い。坂元裕二、野島伸司、野木亜紀子らにつづき、2026年夏ドラマで話題をさらった「Tシャツが乾くまで」の脚本家・生方美久も第33回の大賞受賞者だ。「きんつくろい -金繕い-」の脚本、金民愛は33回のコンテストで佳作を受賞している。静かに進むドラマにネットで絶賛の声
「きんつくろい -金繕い-」は登場人物は少ない。幼なじみの2人とその友人の3人の人間関係を軸に、その孫と新しい人間関係を築いて行くドラマが静かに進んでいった。大袈裟な展開はなく、共感できる人達の気持ちも丁寧に表現することでドラマは進んでいった。ラスト近くで、金繕いを完成させたグラスをもって恒一(吉田鋼太郎)が薫(朝加真由美)の元に向かう。認知症で記憶が怪しい薫だが、グラスからウイスキーの香りをかいで遙か昔のことを思い出す。そこに薫の夫・誠二(尾美としのり)もやってきて3人でウイスキーを飲むシーンは言葉は少ないものの感動させられるシーンの一つになった。また、薫の孫である夏樹(中島颯太)と恒一の間も新しい友情が芽生えていき、互いに自分の道を進む結末に好感が持たれた。
■ネタバレあらすじ
世界的な評価を得ながらも創作への情熱を失い、山奥のアトリエで家具の修理を請け負いながら孤独に暮らす職人・柊恒一(吉田鋼太郎)。ある日、就職活動中の大学生・守谷夏樹(中島颯太)が、「祖母の大切なものを壊してしまった」と、割れたウイスキーグラスを持って訪ねてくる。一度は追い返そうとする柊だったが、夏樹の祖母・薫が、かつて本心を伝えられないまま別れた幼なじみだと気づく。そのグラスは、柊が若き日にイタリアへ旅立つ前、「帰国したら一緒に飲もう」と薫と交わした約束の品だったのだ。「元通りにならなくても、傷ごときれいにしてほしい」――夏樹のまっすぐな言葉に動かされ、柊はグラスを金継ぎで修復することを決意する。
幼なじみだった恒一と薫はいつも一緒に過ごしていた。学生時代に怪我をした薫のためにバス停の椅子を一緒に作ったり、大学生になっても2人は楽しく過ごす。大学時代には恒一の友人だった誠二も加わり、3人での楽しい時間は過ぎる。そんな中、恒一はイタリアで家具職人として修行することを決めた。薫は恒一の夢を応援しようとし、誠二はそんな2人を温かく見守っていた。
何の言葉もなくイタリアへ旅立とうとする恒一に誠二は薫を泣かせたら、俺が薫をもらうと宣言するが、恒一は薫に何も言葉をかけない。薫はとっておきのペアグラスを恒一に渡して、「帰国したら一緒に飲もう」と送り出した。
薫は何通も何通も恒一に手紙を書くが、修行に忙しい恒一は返事を出さない。イタリアで賞をとったという記事をみた薫は「遠くにいってしまった」といって、もう恒一を待たないことを決める。そんな薫を誠二がなぐさめた。そして薫と誠二は結婚した。
夏樹に頼まれグラスの金繕いをしながら、恒一は昔を思い出す。グラスは完成したが、恒一はそれを薫のもとには届けられない。
恒一は自分の作りたいものよりも客が求める椅子を作ってきた。15年前に一度だけ自分の作りたい椅子を作った。他の客からの評価は散々だったが、実はその椅子は薫が「恒一らしい椅子」といって買っていて今でも家で使っていた。
グラスをもってやってこない恒一にしびれを切らした誠二が恒一のもとを尋ねる。そして薫には時間がないと告げる。認知症が進み、記憶が大分ないのだと。恒一は意を決して薫のもとに向かう。
最初な記憶を取り戻さない薫だったが、ウイスキーの香りをかぐと、昔のことを思い出した。恒一と薫のもとに誠二も加わり、若き日のように3人でグラスを傾けた。
夏樹は将来について迷っていたが、恒一をみて、写真の道に進むことを決める。恒一も自分の作りたい椅子を理解してくれる人に出会い新しい椅子に着手していた。恒一と夏樹の間には友情が成立していた。
主演は、吉田鋼太郎、中島颯太。共演は、西垣匠、遠藤さくら(乃木坂46)、尾美としのり、朝加真由美 他。脚本は金民愛(第33回フジテレビヤングシナリオ大賞佳作受賞)。演出は、清矢明子(『あなたがしてくれなくても』、『新宿野戦病院』、『最後の鑑定人』他)。プロデュースは、栗原彩乃(木曜劇場『愛の、がっこう。』、『ナンバMG5』他 )、郷田 悠(FCC)(『続・続・最後から二番目の恋』、『最後の鑑定人』他)。制作協力はFCC。
◇フジテレビ「きんつくろい-金繕い-」HP